あらすじ 山に魅せられた男、島崎三歩。若くして世界の巨峰を登頂した後、三歩が選んだ道は日本でのボランティア救助隊員だった。感情に流されることなく、常に最善の結果を求めて救助活動をする三歩。ときには非情で冷酷とみなされ、遭難者やその関係者と衝突することも。山があり、登頂者がそこを訪れる限り、三歩の救助は続く。
備考 当初はビッグコミックオリジナル増刊で不定期連載されていたが、途中からビッグコミックオリジナル本誌に移籍した。2008年第54回(平成20年度)小学館漫画賞一般向け部門受賞作品。「ビッグコミックオリジナル増刊」で不定期連載されていたが、2007年から「ビッグコミックオリジナル」に移籍した。
岳のレビュー
7点 asd5さん
一話読み切り型漫画は読んでて飽きるものが多いですが、これは違った。
主人公の言動に象徴される「肯定感」が何度も何度も感動させてくれる。
山好きじゃなくても問題なし。山と人間と肯定の良作。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-10-11 16:44:49] [修正:2012-10-11 16:47:09] [このレビューのURL]
7点 とろっちさん
山岳でのレスキュー漫画。
でも、危なかったけど助かってよかったね、というのとは違います。
むしろ手遅れだったり、救助中に力尽きてしまうことの方が多いかもしれません。
ただし、山って怖いよね、というのがこの作品のテーマではないです。
「悲しい事故が起こるのは山の半分、楽しいことがあるのも山の半分」
悲喜こもごも。 困難があり、それを克服して各々の目標を達成したときの計り知れない喜びもあり。
素人登山家にもプロのクライマーにもその喜びは等しく訪れます。 そして困難も。
結局のところ、山の魅力や怖さと言うよりも、山に関わってしまった人間達のドラマを描いた作品です。
必要なのは、ただ単に進むだけではなく、立ち止まる勇気、退く勇気、助けを求める勇気。
遭難した場合、生きるか死ぬかは紙一重。 たった数センチの差が生死を分けることも珍しくありません。
すべては山のご機嫌次第なのですが、だからと言って誰でも生きるために死力を尽くすのは当たり前。
負傷した痛みと戦い、凍えるような寒さと戦い、夜の暗闇と戦い、孤独と戦い…。
それがわかるからこそ、三歩は助かった人にも助からなかった人にも等しくこう声をかけるのでしょう。
「良く頑張ったね」
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-12-17 01:31:56] [修正:2010-12-17 01:53:44] [このレビューのURL]
6点 居酒屋さん
結構クオリティー高いと思う 毎回
ただこういうマンガは評価がむずかしい・・・
山
というものを少なからず教えてくれたからプラス1
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-10-06 18:44:25] [修正:2008-10-06 18:44:25] [このレビューのURL]
6点 理不尽みるくさん
特出した所もないけど欠点も見当たらない。
マンネリの匂いがプンプンするので10巻ぐらいで終わらせてほしい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-09-30 18:21:58] [修正:2008-09-30 18:21:58] [このレビューのURL]
8点 Sealさん
自分も趣味で登山をやってるのでこの漫画は大好きだ。
でも自分も登ったことあるような綺麗な山であんなに事故が多発するもんなのか?って思っていた。
で、調べてみたところ本当に毎年何十人かは遭難事故で亡くなっているそうだ。改めて山の怖さを実感した。
山に大事な人を奪われた人達の悲しみ。山に癒され再生する人達の喜び。この作品は山の美しさ、偉大さ、怖さを通して人間の優しさや弱さを描いているのだろう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-09-29 19:26:34] [修正:2008-09-29 19:26:34] [このレビューのURL]
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