あらすじ 山に魅せられた男、島崎三歩。若くして世界の巨峰を登頂した後、三歩が選んだ道は日本でのボランティア救助隊員だった。感情に流されることなく、常に最善の結果を求めて救助活動をする三歩。ときには非情で冷酷とみなされ、遭難者やその関係者と衝突することも。山があり、登頂者がそこを訪れる限り、三歩の救助は続く。
備考 当初はビッグコミックオリジナル増刊で不定期連載されていたが、途中からビッグコミックオリジナル本誌に移籍した。2008年第54回(平成20年度)小学館漫画賞一般向け部門受賞作品。「ビッグコミックオリジナル増刊」で不定期連載されていたが、2007年から「ビッグコミックオリジナル」に移籍した。
岳のレビュー
8点 パンダマンさん
ボランティアで山岳救助をしている主人公、三歩なしでは語れない漫画
三歩は、読み始めはさわやかなニコニコ笑顔の山男というイメージなんだけど、知れば知るほど、その懐の深さというのかでかい心は本当に山のよう。すごい深みのある人間なんだけど、全然嫌みがなく、心をゆだねてしまいたくなる大きさと強さと清々しさを持っている
命を扱う究極の選択が迫られるなか、この三歩という主人公がどういう選択をし、どんな思いでいるのか、ここにこの作品の面白さがあるんだと思う
三歩は救助された人の生死に関わらず「よく頑張ったね」という。この台詞に込められた意味をちゃんと理解するには自分はまだまだ先になりそうです
10年後20年後に読んだらもっと面白くなりそう。その時が楽しみです
このキャラクターを産みだした作者は何者なんだろう。そういう興味がでてくるほど三歩は魅力的でした
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-02-25 12:35:28] [修正:2008-02-25 12:35:28] [このレビューのURL]
7点 デビルチョコさん
良い漫画。
主人公が本当に山好きで、そして人好きなのが分かる。
そんな主人公を軸とした山での物語は、読んでいて気分が良い。
また山の魅力だけでなく、危険な面もきちんと描かれている。
読んで良かったです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-15 13:16:37] [修正:2015-03-15 12:20:59] [このレビューのURL]
8点 polojoさん
自身も数多の山に登っていた石塚氏が描いた登山漫画。この情報を知る前に『岳』を読んだ際に、山に対する限りない愛と敬意が伝わってきました。
ここまで「おれはこれを描きたいんだ!」とひしひしと伝わってくる漫画になかなか出会えません。
ストーリー運びがうまいわけでも、画力が高いわけでもありません(『孤高の人』の画力には到底及びません)。この漫画は、危険で過酷、死人がでることもザラという山という存在が、なんだかんだで好きなんだという三歩の、そして作者の情熱を楽しむ作品だと思います。
カテゴリー上は青年誌ですが、山にあこがれる少年たちにもおすすめできる良い作品です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-05-15 23:51:24] [修正:2013-05-15 23:51:24] [このレビューのURL]
8点 一般人さん
完結。楽しみにしていた作品だけに感慨深い。
言葉にするのが難しく、あまりしゃべるとこれから読む方の面白さを損なってしまうかもしれないのであまり書きたくは無い。
しかし、三歩はやはり山を愛した「人」だったということに感動した。
読んだこともない人も、読むのをやめてしまった人も是非読んでほしい。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-09-05 19:35:55] [修正:2012-09-05 19:35:55] [このレビューのURL]
9点 chunya0816さん
クライマーに“山登りの魅力”を尋ねても
言葉では表現出来ない。山に実際、行けば分かる
とアホな顔で決まってこう言う。このヒゲ!!説明しろヒゲ!!
仕方ない。じゃあ、そこまで言うなら知る為に山に行こうかぶらり…
とか無理です。
お金かかるし、そもそも漫画レビューとか書いちゃう人間だぜ?
うーむ、山に行かずして山を知る術はないものか?
よし、この漫画レビューサイトで山岳漫画を調べて山読もう。
という事で読みはじめた本作。
…なるほど。山登りの魅力は
なるほど。これは言葉にできないわ。ごめんなヒゲ達。
ともかく、マウンテンブーツ買おう。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-04-26 00:46:43] [修正:2012-04-26 00:46:43] [このレビューのURL]
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