めぞん一刻のレビュー
10点 raycharlesさん
大学生の頃、毎週(隔週)月曜日、本屋さんでまだビニールから出されてもいないスピリッツの本に心をときめかせ、夢中でその物語の続きを追いかけた傑作「めぞん一刻」。最近久しぶりに読み返したのですが、この不滅のラブストーリーは、今も私の心をやさしく抱いてくれました。
特に、多くの人が指摘するように、この物語の最終巻である第15巻は至宝の一作です。もう本当に美しいシーンの連続で、心があらわれるかのようです。
ラストシーンは、五代くんや響子さん、そして一刻館とももう会えないという読者にとっては、何ともいいようのない切なさにとらわれますが、本当に読み終わってこれ程幸せな気持ちになれる作品はないと思います。
昭和の最後を飾った人間のやさしさや温もりに満ちた宝物のような一作。若い人にも是非!
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2011-12-20 08:42:15] [修正:2011-12-20 08:42:15] [このレビューのURL]
4点 でろりんさん
中盤がだれるせいか、二人への興味がどんどん薄れていった不思議な漫画
こういう漫画って距離感が大切だと思うんですが
近すぎやしませんか?管理人さんの気持ちもはっきりしすぎて
見ていてあまりドキドキしない印象
それどころかさっさとくっつけって思って見てしまう
大人がうじうじしてる所見るとイライラする(理由は分かるんですがね
個人的には二人の距離感が自分には合わず
あまり面白くないなというのが正直な印象
自分の中でラブコメは距離感が全てであると確信した
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-06-11 23:27:41] [修正:2011-06-11 23:27:41] [このレビューのURL]
10点 のーみんさん
小学生のころ押入れの奥にあったのを読んだのがこの漫画、ひいてはるーみっくにはまるきっかけになりました。朱美さんの下着姿なんて小学生の自分にはかなりの衝撃でした。当時は家に漫画という漫画がなかったので、その点も含めて人生に影響する作品(=10点)ですね。とは言え、小学生の自分にはまだ早過ぎた様で、少し読むと高校生になるまで再びお蔵入りしていました。汗
高校生の自分から見てのこの作品の評価は文句なしの10点です。まずこんなに最後がすっきりしたの漫画はなかなかないです。人物設定が秀逸でおもしろおかしく、15巻とわりと手ごろな巻数であることもあいまって、あまり話自体が煩雑にならず気持ちよく読めました。自分はラブコメなんてめぞんくらいしか読んだことないですが、まさにラブコメの金字塔じゃないかと…。ただ、うる星、らんま、犬夜叉、りんねの面白さを期待して読むと、あれ…?となりますね。面白さの趣向がそもそも違うので。やはりそこは青年だけのことはあり他の代表作とは違います。ちょっと大人のるーみっくですね。
今みたいに、ケータイで恋人と連絡取り合ったり告白したりすることができない、そんな古臭い時代を感じるようなことも確かにありますが、だからこそ、今の若い世代の人々にこそ、是非読んでもらいたいなと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-03-13 08:54:37] [修正:2011-03-13 08:54:37] [このレビューのURL]
8点 ITSUKIさん
「ラブコメ」というジャンルの古典の一つとして読んで損は無いと思います。
すれ違い、勘違い、鉢合わせ、嫉妬の連続で近づいたと思ったらまた離れるの繰り返し。
15巻にも渡ってそれをやられると流石に少し長く感じました。
中盤では二人の関係をなんとか進展させる為に新キャラを投入して連載を継続させているような節も見受けられました。
特定のキャラクターに焦点があたってストーリーが進行しだすと不自然なくらいほかのキャラが登場しなくなったりというのも気になりました。
(三鷹、こずえ、いぶき、二階堂などなど。賢太郎なんて途中から完全に存在が消えてた)
その上響子さんには「惣一郎さん」という存在があったため、五代と響子が晴れて結ばれるのは本当に終盤になって、ようやくです。(結ばれたら終わりなので当然ですが…)
一話あたりでの構成力はオチも毎回しっかりついていて高いと思うので、週刊ペースで読むと続きの気になる作品なのですが。
あと個人的には一刻館の面々の五代に対する図々しさが目に余る時があり時々イラッとしました。
結局「いつになったらくっつくのか」だけが気になって気になって最後まであっという間に読ませられましたので、見事に作者の術中にハマったなと感じてます。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-02-16 00:06:12] [修正:2011-02-16 00:06:12] [このレビューのURL]
10点 ひいろさん
この作品を今初めて読んで、内容だけで評価したら7〜8点くらいかもしれない。
しかし「大人向けのラブコメ」というジャンルを開拓し確立した、バイブルと呼ぶにふさわしいこの作品には、やはり10点をつけたい。
毎回毎回読むたびに、読者をハラハラニヤニヤさせてしまう話運びのうまさ。
主人公とヒロインがくっ付きそうでくっ付かない、いい感じの距離感。
絶妙なタイミングで茶々を入れてくる、キャラの立った脇役たち。
ラブコメの完成形を見る思いである。
ほどほどの長さで話をきちんと完結させているのも素晴らしい。
ヒロインをさえない主人公のどこに惚れさせるのか、既に亡くなった最愛の旦那さんという心の障壁をどう乗り越えさせるかという難関を完璧に料理し、読者の納得度を充分確保した上での完結。
終盤だれてしまったり尻切れトンボで終わってしまう作品が多い中、最後まで読みきった満足感を与えてくれる点は高く評価されて良いと思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-11-22 09:19:24] [修正:2011-01-29 01:41:11] [このレビューのURL]
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