ホーム > 青年漫画 > ビッグコミックスピリッツ > めぞん一刻

8.02点(レビュー数:111人)

作者高橋留美子

巻数15巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスピリッツ:1980年~ / 小学館

更新時刻 2012-08-21 12:44:31

あらすじ 超オンボロアパート「一刻館」にある日、若くて美人の管理人さんがやって来た!一刻館の住人である浪人生五代くんは管理人さんに恋をしてしまうが、彼女にはちょっとした過去があって・・・。

備考 1986年にアニメ化&実写映画化されたが、映画版はその出来のアレっぷりからファンの間では無かったことになっている。 さらに2007年にはテレビドラマ化された。

シェア
Check

めぞん一刻のレビュー

点数別:
21件~ 25件を表示/全111 件

10点 チャドさん

もう何度読み返したか分からない。
何度読んでも素晴らしい。
ラスト6.7話位から泣きまくり。
本気で保育士なろうかと思った。
全ての登場人物が素敵過ぎる。
これ以上感動する作品に、この先出逢えるのだろうか?

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-02-11 23:59:14] [修正:2008-02-11 23:59:14] [このレビューのURL]

9点 とみーさん

[ネタバレあり]

 私は名作だと思います。古いことは認めますが。

 個人的にはなぜ学歴も収入も外見も負けている五代君を響子さんが選んだのかという答えはきっと五代君が優柔不断だから。総一郎さんを愛する響子さんを愛する事が出来るからじゃないのかなぁと納得しました。
 まぁ、単に恋心って理由のないものってものありだと思いますが。
 作者が最後には「優柔不断の「優」は「優しい」と書くよね」いうこと、「過去も今も切り離せるものではない=「不断」だよね」ということを本来の意味からちょっと違う解釈を伝えたかったんじゃないかな というのは深読みかな。。

 
 

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-05-13 22:16:21] [修正:2007-12-29 14:26:03] [このレビューのURL]

10点 ほげさん

[ネタバレあり]

 浪人生と未亡人との恋愛を軸にして、古びたアパートの住人、浪人生の恋敵、未亡人の両親などとの関係をギャグをちりばめて描いた、高橋留美子の代表作。連作長編の体裁を取っている。TVアニメの他劇場用アニメ化もなされたほどのヒット作となった。

 連作のため一話完結とみなせるが、浪人生・五代裕作は漫画の最後には社会人になっていて、時間の流れは時系列である。五代と未亡人・響子との関係は、一進一退といったもつれが延々と続いているが、実際の時間だけは動いているという設定である。また五代の恋敵・三鷹と響子との関係も一進一退であり、そこに楔を打ちこむまでに五年近い歳月を費やしている。

 進まない響子と五代との関係やうまくいかない大学入学や就職活動、卒業試験などを見ると、浪人生として登場した五代は、「永遠の浪人生」、いわゆる「モラトリアル人間」に見えなくもない。だがそれは限定的であって彼は恋愛において「永遠の浪人生」というだけである。大学入学にしても就職活動にしても、彼は意志もあれば実行力もある。単に能力が備わっていないだけのことなのだ。だから彼は巷間で言う所の「モラトリアム人間」ではない。だが前述のように、恋愛においては「モラトリアム」(猶予)を求める。あと一歩のところで彼は、響子に思いを告げることができないでいるのだ。

 そうかといって本作では、響子の方が五代により積極的かというとそうではない。「モラトリアム」があるということを除けば響子の恋愛観は男性主導の原理を守っているのだ。そうであればこそ、彼女は、三鷹と五代との間で、積極的な男は誰かを考えているし、そういう男と男との間で揺れ動いている。

 大学入学や就職活動といった実践的なレベルでは「モラトリアム」であることを拒否する五代青年は、社会人になった暁に響子に告白することになっていて、響子もそれを待ち望んでいるのだから、益々彼等の関係は古典的であることが分かるだろう。恋敵だった三鷹の方は、自己消滅するという形で五代に響子を譲ることになっており、響子の迷いも五代の就職待ちだ。

 面白いのは、五代の職業で、就職浪人時代に行った保父がそれなのには驚かされる。恋愛関係は「モラトリアム」であることを除けば(これが大事だったりするが)古典的であるのに対し、大学卒の男性で保父を選択するというのは、今でこそ多様な働き方として受容しやすいが、1980年代当時の成長期において、この選択は先見性があると思う。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-05-28 21:31:53] [修正:2005-05-28 21:31:53] [このレビューのURL]

8点 ヒデスライムさん

丁度思春期の頃にこの作品のアニメを見て、恋愛が上手くいかないことへのもどかしさを感じたのを覚えています。
時が経ち、大人になってから全巻「大人買い」して、嫁と一緒に読みましたが、当時の頃の気持ちが蘇りつつも、いつまでも色褪せない作品だと感じました。
とても大好きな作品です。
是非多くの方に読んで頂きたいと思います。

なお、個人的に五代君のおばあちゃんが好きです。
最終話手前の響子さんが五代君の実家に挨拶へ行くシーンなど、理解と茶目っ気のあるとこなど、とてもいい味出してます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2014-03-26 13:54:04] [修正:2014-03-26 13:54:04] [このレビューのURL]

10点 koji54さん

すごい作品だと素直に思う

高校生以上なら老若男女すべてに進めたい。

悪い人がでてこない、感動と笑いと満足が読後に待ってる。


アニメ版も良かったがR15で後半原作15巻の大人のシーンを含めた

「真完璧版」をOVAで観てみたい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-05-17 16:31:19] [修正:2013-05-17 16:31:19] [このレビューのURL]

PR


めぞん一刻と同じ作者の漫画

高橋留美子の情報をもっと見る