ホーム > 不明 > 野生時代 > 火の鳥

8.01点(レビュー数:53人)

作者手塚治虫

巻数17巻 (未完終了)

連載誌野生時代:1954年~ / ---

更新時刻 2012-07-23 01:09:19

あらすじ 火の鳥を中心に壮大なスケールで描く手塚治虫のライフワーク

備考 手塚治虫が漫画家として活動を始めた頃から晩年まで描かれており、手塚治虫のライフワークだといわれている。しかし残念ながら火の鳥の最終章である「現代編(構想のみ)」は作者の死亡のため、描かれる事はなく「火の鳥」は未完に終わる。マンガ少年・少女クラブ・COMなどにも連載していた。

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火の鳥のレビュー

点数別:
36件~ 40件を表示/全45 件

9点 ひろっさんさん

名作。

子供には子供の、大人には大人の読み方が出来る一生もののマンガです。

編によって評価が分かれますが、鳳凰編は死ぬまでに一度は読んで欲しい話。


ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-02-24 12:36:54] [修正:2007-02-24 12:36:54] [このレビューのURL]

8点 赤い車の男さん

『火の鳥』や『ジョジョ』みたいに各部ごとで構成されてるマンガって点数つけるの難しいね。
基準が全体の平均か最大瞬間風速かによってけっこう違ってくる。

この『火の鳥』は特にそう。
まず鳳凰編,未来編は10点満点ではとても収まりきらない。
かたや乱世編のように個人的にはそんなになものもあれば、異形編のように味わいある短編まで様々。
ジャンルも尺も思い入れもバラバラでどうしたものか悩んでしまう。


というわけで僕なりに評価の方法を考えてみました。
その方法は、これらをまとめて『火の鳥』というタイトルの壮大な交響曲だと捉えるというものです。
「第1章 黎明編」でゆるやかに始まり、「第2部 未来編」で最初の山場を迎えると同時に【生命】の終わりと始まりを表現することで作品の核が云々云々・・・・・

さぶっ!書いてて恥ずかしくなってきた。やめ。(笑)
ロックのアルバムなんかで、コンセプトや全体のトータル性も含めて評価されてるものもあるじゃないですか?(THE BEATLES『サージェントペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド』とか)
つまりそういうことが言いたいんです。

あー、ちゃんと言いたいこと伝わってるんかな?不安や。
それによく考えたら、他の皆さんもそういう評価方法なのかもしれんし。まぁいいか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-14 03:44:46] [修正:2006-12-14 03:44:46] [このレビューのURL]

10点 assdさん

過去の時代とか微妙に今、読むのには少し抵抗があるが、
未来を扱ったものは素直に面白い。
面白い、面白くないに関わらず、
読み進むにつれ作者の凄さを感じさせる。
壮大な作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-10-09 23:50:20] [修正:2006-10-09 23:50:20] [このレビューのURL]

8点 まねきんさん

未来編、鳳凰編、太陽編は間違いなく漫画史に残る超名作の10点。未読の人はどれか読んでみて。
ただ3〜4ほどいまいちだと思った編があるので、満点にはなりませんです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-20 01:56:53] [修正:2006-09-20 01:56:53] [このレビューのURL]

手塚治虫の先見性には改めて脱帽!

「面白い」というよりは「すごい」という表現が合う作品です。
壮大な時間軸で輪廻している巧みな構成は、きっと手塚治虫にしかできない究極の芸当でしょう。
手塚流の哲学で織り成すこの物語には、少数派な思想と説明くさいセリフが多く見られるので、
そこをどう感じるかで面白さが違ってくると思われます。
なにぶん宗教的な要素が強い為、嫌な人はとことん嫌かも知れません。

「黎明編」
まさに火の鳥が主人公。永遠の命に翻弄される人々の生きるための戦い。
「未来編」
想像できない程の時間の経過をみごとに描いています。すごい!
火の鳥を大傑作へと押し上げたすばらしい編。
「ヤマト・異形編」
ロミオとジュリエットばりの愛の惨劇。(ヤマト編)
巧みに因果応報を魅せています。一番恐い話かもしれません。(異形編)
「鳳凰編」
宗教性を全面に出した悟りチックな人生ドラマ。
「復活・羽衣編」
スタンリーキューブリックを思わせる天才的なストーリーは見物。(復活編)
内容は兎も角、面白い構成です。(羽衣編)
「望郷編」
ながい年月と壮大な宇宙規模で、望郷の思いを綴っています。切ない。。。
「乱世編」
源平の歴史と絡めた手塚流日本史。個人的には駄作。
「宇宙・生命」
斬新なコマワーク(宇宙編)・すごく深いラストのセリフが印象的。(生命編)
「太陽編」
個人的には一番マンガらしく、一番面白いと思える長編作。
「ギリシャ・ローマ編」
カラーが多いのが嬉しい、それ意外に特筆すべき所はなし。

この作品は、
思わぬところで他編と繋がっていたり、
各編に登場する猿田一族が手塚治虫本人に見えたり、
ちょっとしたところに他の手塚作品のキャラが隠れていたり、
何度読み返してもその度に新たな発見があるのも嬉しいですね。

完結した時に、全ての話が実は長い物語の一部に過ぎなかった
ということがわかる仕組みになっています。
そう言っていたこの作品も、ついには最終話まで目にすることも叶わず、
未完に終わってしまいました。。。
日中戦争の頃の中国を舞台にした「大地編」の構想メモと、
アトムが登場する予定だった「再生編」のタイトルを残して。。。

◇この作品の個人的価値=全17巻で 5000円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-26 22:36:40] [修正:2005-08-26 22:36:40] [このレビューのURL]

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