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6.69点(レビュー数:13人)

作者ゆうきまさみ

巻数9巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:1986年~ / 小学館

更新時刻 2011-08-27 01:07:48

あらすじ アンドロイドR・田中一郎と光画部の面々が繰り広げる
ドタバタ高校生ライフを描くギャグ漫画。

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究極超人あ〜るのレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全13 件

8点 tomokameさん

マニアックなギャグとゆる〜い雰囲気で構成された秀逸。
時としてよくある時間のない学園物とは違い、
心地よくともいずれ来る青春の終わりを
うまく作り出していると思う。

自分が憧れ描いた学園生活をゆる〜く描き、
それは時の中でまた繰り返される。

ちなみに主人公は・・・主人公たる自覚なし。
ゆる〜い、ゆる〜い町内会の物語です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-01-07 15:26:15] [修正:2008-01-07 15:26:15] [このレビューのURL]

8点 Toriatamaさん

あ〜るは僕にとっては青春の同義語です。
当時僕が所属していた写真部ではあ〜るが必読書であり、放課後になると部室でお菓子を食べたり馬鹿話をしながら読んでいました。

いわゆる文化部的なノリ。
熱さも無ければ色恋沙汰も無い。
その代わりギスギスした上下関係やいじめも無い。
ただただ仲間内で馬鹿をやっているだけ。

そんな僕らには、あ〜るのゆるい雰囲気とマニアックなギャグがとても合っており、光画部が僕の理想の高校生活、ユートピアでした。

分かる人しか分からない。
分からなくても困らない。
分かったとしても偉くない。

『トライXで万全!』で笑える人が一体どの位いるというのか…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-11-30 17:24:02] [修正:2007-11-30 17:24:02] [このレビューのURL]

8点 てっちさん

楽しけりゃいいじゃん的な昔ながらのギャグマンガで、自分にとってはある意味、こんなんだったらいいのに、という理想郷のようなマンガ。読みながら「この世界に入りたい」とか思っちゃう。らんまやうる星やつらにも同じ感覚抱きましたが。まだ読んだことないけど「マカロニ」や「パイレーツ」も同じ感じなんかな?

ただ、人は成長していきますし考え方も変わっていきますから、常に自分の理想を満たしてくれる理想郷を描き続けるのは難しいわけです。序盤では、無意味なギャグを連発してふざけあっているだけで楽しかったはずなのに、徐々に今までの関係だけでは飽きてしまい、新たな発展やストーリーが求められるようになっていきます。あ〜るもそういった感じで、理想郷でわいわい騒ぎながらもゆっくりとストーリーが深化してった気がしますね。

自分はパトレイバーのストーリーをなかなか理解できなかった馬鹿小学生だったので、続けて読んだあ〜るには反動ではまってしまった感じです。

あの仲良しクラブ的な雰囲気に憧れを抱いてましたねぇ。自分も高校生になったらこんな感じでおもしろおかしく部活やったりするのかなーとか思ってました。実際経験してみたら、もっとクールでじめっとドロドロっとした人間関係でしたが(笑)あ〜るを人間関係面でリアルにした感じの作品が「げんしけん」なんじゃないかな、と個人的に思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-26 23:16:35] [修正:2007-08-26 23:16:35] [このレビューのURL]

7点 まれらさん

スピーディーかつマニアックなギャグと裏腹に、無意味に過ぎていく日々が語られていく。ちょうど自分自身が高校時代に読んだ漫画であり、実生活の想い出と共に郷愁を伴って記憶している。
同人誌感覚のギャグは好き嫌い分かれるところであろうが、結構好きだった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-02-17 23:51:25] [修正:2007-02-17 23:51:25] [このレビューのURL]

6点 景清さん

[ネタバレあり]

80年代と共に在った漫画。
主人公はアンドロイドで脇役も変人ばかり、世界征服を企むマッドサイエンティストやら美少女幽霊やらも巻き込んで平穏な学園生活は上を下への大騒動……という体裁の、いかにも80年代的な学園ギャグ漫画だが、そういう奇妙な設定のワリには全体を通じて事件らしい事件がほとんど起こっていない事に驚かされる。
まず主人公のアンドロイド「R・田中一郎」が最後までとぼけた役どころに終始してさしたる成長を見せなかったのをはじめ(ロボットだしね)、美少女キャラが多数登場するにも関わらずラブコメ的雰囲気は薄く、キャラはリアルに歳をとり(留年したRを除いてメインのサブキャラ達が連載中になんと卒業!)、その後も何事も無かったかのようにOBとしてひょっこり学園に顔を出したりする。
そもそも主人公一行の所属していた部活が「光画部」、つまり写真サークルなどという影薄い文系サークルであった事が象徴的で、一所懸命な体育会系とは違ったゆる〜いアプローチで様々な行事ごとに介入しては場をかき乱す姿が何とも馬鹿馬鹿しく、かつリアルだった。
作者は70〜80年代のアニメブームの渦中からこの業界に入ったオタク世代の長兄のような人なので、東宝特撮などのマニアックなギャグを(ゆるくさりげなくしかし濃く)封入しており、それがまたこの作品に奇妙な陰影を結果的に与えているように思う。
最終回付近では、Rを作ったご町内の天才科学者成原博士が世界征服の手始めに学校を占拠し、まるで大阪万博のパビリオンのような秘密基地を建造する。博士の危険な野望を阻止すべく春風高校光画部のOB・現役、その他彼らに関わった様々な奴らが力を合わせて戦う最終章は、あくまでギャグであり、かつ緊張感のかけらも無いゆるい雰囲気の中行われたが、それが却って何事も無かったけれども何故か無性に楽しかった狂騒の学生時代の終わりを痛切に感じさせて見事だった。秘密基地の中枢である太陽の塔もどきが崩壊していく様を見るにつけ、高校最後の学園祭が今終わろうとしている時にも似た無常観を感じたものである。
しかしエピローグで、OBとなってしまったメインキャラ達がそんな儚さを吹き飛ばすように現役のハイキングだか撮影旅行だかに同行し、変わらぬ間抜けっぷりを見せ付けて物語は終わる。最後までゆるくドラマティックさに欠けた、しかし確実な時の流れを掬い取って見せたこの漫画らしい最終回だった。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2006-01-14 00:29:17] [修正:2006-01-14 00:29:17] [このレビューのURL]

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