キングダムのレビュー
7点 jdf54jさん
武侠漫画。戦では大局を描きつつも弱小の主人公サイドの
局地的な戦闘も描いていて、それが段々大局に影響を与える
話の作りになっているのが高評価。
巻が進むと1つの合戦描くのに2巻位消費したり、連続で合戦の
話が続くと読んでて疲れるのが難点。
合戦以外の人情話がややありきたりなのも。
1?5巻までは文句なくおすすめ。
主人公はうしおととらのウシオまんまで、
まっすぐだけどちょっとバカ、そこそこシャレもわかる人情に厚い
熱血漢です。
突っ走る主人公をフォローする理知的な仲間が常にいるので
話が締まってるのもいいですね。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-09-28 20:45:00] [修正:2010-12-20 00:54:50] [このレビューのURL]
9点 いーらびさん
恐ろしく志の高い漫画。
世界観に引きずり込まれる冒頭からずっと、ダレない展開が素晴らしい。
キャラの構築にも群を抜く魅力を感じる。
一人一人個性的で味があり、敵と言えど憎めない。
皆カッコイイ。台詞も常にカッコイイ。
戦がまた面白い。
敵味方双方の実情や背景が丁寧に描かれているので、
参戦する者全員の本気が常に伝わってくる。
兵法や地形、現在地の説明も細かく成されるため、
状況が良く伝わって来てこの上ない臨場感がある。
得難い物を得ようとする道程の厳しさや歩む際のもどかしさ、
一歩夢に近づいたという爽やかな充足感が、上手い具合に絡み合っている。
ここまで期待を裏切らない面白さは珍しい。
今後の展開が楽しみな作品。
素晴らしい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-07-12 14:57:32] [修正:2010-07-12 14:57:32] [このレビューのURL]
3点 bugbugさん
結構有名な作品なのに
辛口のレビューが見当たらないので、私が泥をかぶります
(単に自分がこの漫画好きじゃないだけですが)
まず何よりも
キャラクターが好きになれません
絵柄もそうなんですが、性格面もデフォルメが効きすぎていてくどい
そして、人物の一面しか描写しないので浅い感じがします
歴史漫画でありながらバトル漫画のようなノリにも正直ついていけません
リアル(歴史)とファンタジーの融合に失敗している
画力は低いと言って差し支えないレベルだと思います
究極的には好みの問題であることは間違いないんですが、
好きじゃない漫画であると最後に言っておきましょう
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-16 01:16:44] [修正:2010-01-16 01:20:59] [このレビューのURL]
9点 ぐれいずさん
春秋戦国時代、中華統一を目指す、後の始皇帝と彼を支えた武将のお話。
三国志の漫画は多くあれど春秋時代はやはり珍しいです。ですが史実を知らなくても脚注・解説は充実しており、十分楽しめます。
一番の魅力と言っていいのが、戦と武将の描写です。戦国時代ですから戦が物語の中心に据えられるのは当然ですが、何といってもそのスピード感、パワフルなタッチ、そして兵士たちの一体感が胸を熱くさせてくれます。
加えて主人公をはじめ周りの武将たちにはそれぞれキャラを立たせ、垣間見える「漢」が織成す新しい展開に、読んでるこっちはワクワクしっぱなし。
今一番面白い中国歴史漫画という煽りも過言ではありません。
暇つぶしとは言わず是非買って読んでみてはいかがでしょう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-08-09 18:23:34] [修正:2009-12-23 13:26:47] [このレビューのURL]
6点 DEIMOSさん
スケールダウンしたベルセルクってことでOKか。
戦争における描画の細かさとパワーや単騎突貫型の主人公はベルセルクと同じ。
しかし、主人公の活躍の描写においては、読者の予想を超えた表現がなく、爽快感は限定的(それでもかなりある方だが)。
面白いのは、戦争における個と群の距離感。いわゆるセカイ系のように個の内面に執着するわけでもなく、横山光輝版三国志のように歴史ダイジェストになるわけでもなく、個人の活躍が徐々に集団に影響を与えていくプロセスをきちんと描いている点が特長。
描写にかけている精神的「枷」を取り去れば、今後大化けする可能性アリ。
(常識的にあんな細腕の子供が大の大人を真っ二つにできるのはおかしいよね、って思わせない描画力(=説得力)があればもっと面白いはず。)
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-10-18 03:51:40] [修正:2009-10-18 03:59:47] [このレビューのURL]
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