きのう何食べた?のレビュー
6点 booさん
この漫画を夜中に読んでいると、どうにもこうにもお腹がすいてきて困る。それくらい美味しそうってこと。
筧史朗は43歳、弁護士。生真面目で若々しい男性。
矢吹賢二は41歳、美容師。人当たりのいい少しなよっとした優しい男性。
2人は恋人…そう、彼らは共に暮らすゲイカップルなのだ!
「きのう何食べた?」は彼らが過ごす日々を、食生活を中心に描く漫画。
何といっても筧さんの料理がいい感じ。倹約家で、でも料理好きの筧さんは出来るだけお金をかけずに美味しい料理を作ろうとする。野菜やお肉などの底値を把握している所まで来るとつくづく徹底している。
でもただ生真面目じゃなくて可愛い所もあるのが憎めない。似たもの同士の佳代子さんと知り合った経緯とか笑。
で、何でこんなに美味しそうなのかなと考えた時に、やっぱり想像できるというのが大きいと思う。多くのグルメ漫画では派手で凄そうな料理が多く登場する一方で、奇抜すぎてどうにも味を想像できなかったりする。
この漫画で登場する料理は極めて一般的な料理に過ぎない。でも調理過程、筧さんの細かい工夫を詳しく描写することですっごく美味しそうに見えるのだ。知っている料理だけに食べたくなってとてもお腹がすいてくる。たまらない。
普段料理する人にとっては役に立つだろうなぁ。作りやすいだけに。
とはいえただの料理漫画ではない。調理シーンがメインとはいえ、あくまで食事は彼らの生活の一部である。彼らにも彼らの生活、悩みがあってそれらがうまく料理と関わってくる。
両親との対話や筧さんと賢二の将来についてなどゲイ関連の話から、2人の仕事や佳代子さんとの交流などの日常のエピソードまで色んな話が語られていく。あくまで理解してくれない両親や、一人の人間の前にゲイとして見られてしまう話など、現実を見据えているからストーリーが興味深い。
「きのう何食べた?」はどういう結末を迎えるのだろうか。正直さっぱり予想がつかない。
でもよしながふみはそれまでの細かい背景をつなげて最後に盛り上げるのは十八番。楽しみにしてます。
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[投稿:2011-10-13 19:28:21] [修正:2011-10-13 19:28:21] [このレビューのURL]
7点 blackbirdさん
日常の中で当たり前に作る食事。
余り物や計画だてて無駄なく、栄養のバランスのとれた食事を作る事がどんなに面倒で難しいことか。
筧氏のように、誘惑に負けずに、安い素材で美味しいものが作れるって羨ましい!
そして、家に帰ってきた絶妙なタイミングで夕飯ができているなんて、パートナーも幸せですね。
クールな弁護士、筧氏が、たまたまスイカを分けたい!!と同じ事で悩んでいたおばさんと「食べ物シェア」仲間になっちゃうところが面白い。
ところどころにゲイの話がちょこっと挟まれるが気にならない。へえ?そう思うんだ、と思う程度。
お腹がすいている時には読めません・・・
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[投稿:2011-04-06 00:20:35] [修正:2011-04-06 01:04:22] [このレビューのURL]
6点 ビゼンさん
コミックスでは買ってないが、モーニングで力を入れずに楽しめる作品。
たまにしかやっていないところも良い。
喫茶店とかで読みたい作品。
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[投稿:2010-07-19 20:43:53] [修正:2010-07-19 20:43:53] [このレビューのURL]
7点 auto_arrayさん
料理そのものが美味しそうで、マネして作っちゃいます
「うなぎ」のやつはおすすめ
でも、それだけじゃなくて
ジェンダーの問題を微妙な世代感とともにあつかっているところが
素晴らしいと思います。
たまにしかでないのも、リアルタイムで楽しめると割りきってます。
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[投稿:2010-06-25 23:52:47] [修正:2010-06-25 23:52:47] [このレビューのURL]
7点 rigさん
「確かにこの食材使い切れない!」とか「それ私もやる!」と共感できるところの多い料理漫画です。
派手で凝った料理を作るのではなく、一人や二人暮らしで困ってしまう食材のおいしい料理法や工夫も仕方など非常に勉強になります。
ゲイカップルの日常を描いてますが、生々しいセックス描写などはないので安心して読めます。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-10-23 03:02:13] [修正:2009-10-23 03:02:13] [このレビューのURL]
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