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7.26点(レビュー数:23人)

作者黒田硫黄

巻数3巻 (完結)

連載誌月刊アフタヌーン:2000年~ / 講談社

更新時刻 2011-01-12 13:03:08

あらすじ 主役は「ナス」!? 老若男女、国籍を問わず繰り返される人のいとなみ。家族、恋愛、友情、勉強、仕事……。なにげない日常のなかの人間関係を、ナスのある風景を交えて描いたヒューマンドラマ。――ある夏の夜、ナスの化身から「タマネギよりもメジャーにしろ!」という使命をうけた作者が描いたナス漫画の金字塔!!

備考 本作品に収録されている「アンダルシアの夏」は2003年『茄子 アンダルシアの夏』としてアニメ映画化された。日本アニメ界随一のサイクリストとして知られる高坂希太郎が監督

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茄子のレビュー

点数別:
11件~ 15件を表示/全23 件

6点 とろっちさん

読み返した時の方が楽しめました。変な作品です(もちろんいい意味で)。
凄く面白い話もあり、つまらない話もあり。
残念ながら手放しで絶賛するほどの感慨は受けませんでしたが、
作品からさりげなく漂ってくる、素朴で人間臭い雰囲気が魅力的です。

口当たりはあっさりしているのに、噛み締めると濃厚な味わいが広がるような作品です。

とりあえず、読んだあと無性に茄子が食べたくなりました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-24 21:46:15] [修正:2010-01-24 21:46:15] [このレビューのURL]

9点 dollboxさん

みんな個性的で魅力的だ。
黒田硫黄の描く人物が相変わらず素晴らしい。
描こうと思って描けるものじゃないんでしょうねえ。
心にすーっと染み込んでくる楽しみ。
こんな人間を描ける黒田硫黄を僕は尊敬しちゃいます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-07-28 23:41:55] [修正:2009-12-27 14:59:44] [このレビューのURL]

8点 Mサトゥーさん

新装版を通読した感想です。

一応「茄子」をテーマにした作品集。

計算され尽くした「テキトーな雰囲気」が物凄く心地いいです。
SF風味な作品から日常を切り取ったような作品まで盛り沢山な2冊ですが、自分は田舎に引っ込んで農家を始めた”先生”のシリーズが好きでした。先生と自称宝探しの男の会話が印象深いです。
全体的に乾いた淡々とした雰囲気の作品集です。しかし決して薄味な訳ではなく、非常に読み応えのある作品になっています。

・・・書いてて思ったんですが、この人の作品の魅力をいくら文章で説明しようとしても無駄な努力ですね。

何年かしたらまた読み直してみたい作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-25 19:33:36] [修正:2009-05-25 19:33:36] [このレビューのURL]

10点 くっしいさん

 この人の漫画も浅野いにおの漫画も全体を覆っているものは「空虚」です。この空虚さは虚無感とも無常感とも違う今の時代を映した空気なんだろうと思います。ただ浅野いにおと「茄子」には勿論違いがあります。

 その違いとは、「茄子」は何処までも乾いている点でしょう。登場人物はとても空虚ですが何かを強く求める訳でもなく、淡々としています。浅野いにおの漫画では空虚であってももがき、何課を希求する心理が根底にあります。

 「茄子」の最大の魅力はこのサラッとした淡白な空虚なのではないでしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-15 21:24:34] [修正:2009-04-15 21:24:34] [このレビューのURL]

10点 unsosinoさん

『自分にとって案外どうでもいいことかもしれないな
 わからなくなるんだもの』

「いい加減」とか「適当」とかいった言葉って
本来は「ちょうどいい」って意味なのに、普段は割とネガティブな文脈で使われてるじゃないですか。

ぼけーと読んでいたら唐突な展開に置いていかれたり、セリフの深さを測りかねたり。
茄子をテーマにしたりしなかったりする、茄子みたいな漫画です。
何度読んでも飽きません。なぜか、10点。

ストーリーは時代ものから近未来バイオハザードまで多種多様ですが、
個人的に「ランチボックス」から始まる若隠居シリーズが好きです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-13 23:55:50] [修正:2009-04-13 23:55:50] [このレビューのURL]

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