MOON 昴 ソリチュード スタンディングのレビュー
6点 kikiさん
昴性格悪っ! まぁその強気さ好きなんですけどね。
前作では彼女のエキセントリックさと人を寄せ付けない孤高さで
なんかもう早死にしちゃうの?と心配になった昴でしたが、今作では
素晴らしいパートナーを得たり、昴と同じように追い詰められたような
踊りをする天才ライバルがでてくることによって昴も和馬以外の他人を
意識し、その思いを口にするようになりました。
それによって昴があまり孤独には見えなくなり、フテブテしく感じる
ようになったかも。ただ気になるのはタイトル。”ソリチュード”って
孤独って意味ですよね。孤独に立っている…ひょっとしてせっかく得た
パートナー無くしてしまうのかなと予想しちゃうんですが!
それにしてもよくあんな設定のライバルが作り出せますね。
シュー・ミンミンもいーい性格で面白いです!
どこまで彼女達が上りつめるのか楽しみな作品です。
現在7巻までしか読んでなく、ストーリーもまだこれからという
感じがするので7点は暫定です。
---追記
最終巻まで読みました。
明らかに曽田先生物語に対するテンション落ちてますね。
何この間に合わせ感満々な急ぎ足の終わり方は…。
昴がお母さんを乗り越えるのは出てくるだろうなと予想はついてましたが、
せっかくあの昴が格上だと見ていたプリシラさんとの共演があんなサラリと
した描写で終わりって。今までのテンションの高さはなんだったの?
とガッカリでした。
まぁ前作の『昴』の終わり方よりマシだけど。
途中まで面白かった漫画という位置づけで6点に変更。
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[投稿:2011-08-02 13:58:23] [修正:2012-02-20 21:26:23] [このレビューのURL]
10点 左手さん
「天才の苦悩と成長(前作の昴以上に)」
前作の昴もレビューしました。さらなる主人公の宮本すばるの成長ストーリーが展開されていて、前作では独りよがりな孤高の天才が周囲の人を引っ張り成長する物語でしたが、今回では少し異なり、それまで引っ張ることしかなかった周りの人、特にパートナーと共にぶつかり合いながらさらなる高みへ向かう成長物語となり、天才が独りでなくなり、また、同等のライバルの出現など、この作者は天才すばるをどこまでもっていくつもりなのか、まさに天才を描く天才、曽田正人のやることには畏怖します。
絵の描き方についてなのですが、思ったよりもバレエのコマが少ないと思いました。
これは私自身が思っただけですが、例えば普通のスポーツ漫画ではメインのそのスポーツをより長くかくことが多々ありますが、この昴・MOONでは思ったよりも少ないコマでバレエシーンが描かれており、作者自身がバレエの芸術的な感じやバレエの刹那な時間がより際立つ勢いのあるタッチで描かれていて、読んでいてもその短さを感じさせない、むしろ読者自身がその間のコマや時間を補完して読んでいるような気がします。
他の漫画に比べ、ハチミツとクローバーの羽海野チカやNANAの矢沢あいのような少女漫画のようなラフな線で常に躍動感のある絵になっていてバレエシーンでもすんなりと読め、読んでいる勢いをそのままに保ってくれている。それもまたこの漫画を褒めちぎってしまうところです。
これは私事なのですが、すばるの炎のような激しい生き方にボレロの観客の一言「こんなテンションで生きてえな」に共感せずにいられないッッッ!!!!!ので超オススメです。
(投稿現在、昴全11巻、MOON6巻まで所持)
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-05-12 23:57:00] [修正:2011-05-12 23:58:41] [このレビューのURL]
8点 フクポルさん
<所持歴:全巻。収集中>
相変わらず、唯我独尊ぶりを発揮している主人公。
1巻の時点ではまだその部分が大半で、有無を言わさず惹きつけるという魅力は少なめ。
まだ1巻なので仕方ないけど、その分続きが楽しみ。
**追記(3巻発売時点)**
2巻、3巻と進むにつれ、昴の魅力が発揮されてきた。
読んでて鳥肌の立つ、数少ない作品。
7点→8点に変更。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-03-07 14:28:38] [修正:2010-02-07 21:23:29] [このレビューのURL]