かってに改蔵のレビュー
7点 p-mcgoohanさん
読み返しても内容は面白く、楽しめる。
最終回は賛否両論のようですが、仮に平凡な終わり方をさせていても
「つまらん」
という評価を受けただけでしょうし、どっちでも良かったと思う。
絵は決して上手くないけど味がある。
内容(というかネタ)は面白かった。
それで充分です。
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[投稿:2017-11-23 20:56:50] [修正:2017-11-23 20:56:50] [このレビューのURL]
6点 朔太さん
毎号ひとつのテーマを捉えて、シニカルに世相なり人の
至らなさを笑い飛ばす久米田康治流のスタイルが、
後続の「さよなら絶望先生」と合わせて確立されました。
ギャグマンガとは言い難いほど、世の中を斜めから
眺める姿勢は、久米田以前にもあったように思いますが、
毎号徹底したパターン化は初めてではないでしょうか。
大いなるマンネリズムが、長期連載の中で、多くの
読者に支持されてきたことは立派でした。
レビューの中に「毎号しっかりとネタを作って
練りこんでくることに感心する。」と多くの声が
ありますが、本当にそう思います。
画が可愛いので、残虐性や偏屈さも薄められて許容される
有利さがあります。表紙絵は次第に簡素化されてきまし
たが、力作も多くファンも多いでしょう。
一方、26巻まで読み進めた私ですが、最後の最終話では
相当がっかりしました。ネタバレになるので詳細は控え
ますが、改蔵の大胆な行動力、発想、羽美の残虐性、
破壊癖(極端に孤独を嫌う割に協調の方法が分からない
癖のせいなのだが。可愛いから読者には悉く許容されて
きたはずだった・・)、地丹の卑屈な人間性、性癖は、
全て一つの個性として解釈し、全ての言動や行動は
読者に笑い飛ばされ許されてきたのに・・・。
あの最終話は、そんな改蔵、羽美、地丹を最後の最後で
否定してしまったように感じたのは私だけでしょうか?
まともだと思っている世の中も、ひょっとして狂気と
裏返しであったり、紙一重というギャグなのかもしれ
ませんが、笑えませんでした。
文字通り、画竜点睛を欠く、でしたね。
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[投稿:2016-09-01 19:02:17] [修正:2016-09-01 19:02:17] [このレビューのURL]
8点 Leonさん
久米田先生のカラーがこの作品で変わったと思う。
初期は下ネタが多かったけど、話が進むにつれて社会風刺やパロディ、
具体例の羅列といった作風に変化していったのが特徴。
それに伴い羽美の壊れっぷりや地丹の下っ端ぶりも加速していて面白い。
最終回も南国や絶望とはまた違った感じで好き。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-11-02 23:20:38] [修正:2024-05-31 09:17:29] [このレビューのURL]
6点 十歩神拳さん
特に中盤以降は漫画界のあるあるネタやパロディが基本的な構成要素なのですが、作者の毒も手伝って、この手のネタの漫画の中ではかなり面白いと思います。
ただ、個人的にはオチがあまり好きじゃありませんでした。
なんかあの最後を見たときは、それまでの面白さに水を差されてしまったような気がして、その後は本作を読み直すことはなくなりました。
本誌掲載時にはカラー等はほとんど与えられることはなかったのに、サンデーコミックスの缶バッジキャンペーンではケースのそこに地丹が描かれていたり、コナンや犬夜叉に続いてファンブックが発売されたりと、妙に愛されていた作品だったような気がします。
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[投稿:2011-04-13 11:11:46] [修正:2011-04-13 11:33:37] [このレビューのURL]
6点 s-fateさん
前半と中盤と終盤で作風がちょっと変わりますので、特に前半で挫折すると中盤以降面白くなってくるところを読み逃してしまうのでご注意。結構時事ネタが混じっていますので、あまり風化しないうちに早めに読んでおいたほうがいいと思います。
毎週小ネタの山を築く手法は、マンガ家的に負担の大きなバンザイアタック的なものではなかろうか?と心配していましたがマガジンに移籍して同じ手法で変わらずやってるので、少なくとも久米田さんにとっては何とかやっていける手法だったようです。
個人的には当時読んでいたときは7点くらいかと思いますが、風化した部分もありますので、6点くらいにしておきます。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-01-02 16:43:39] [修正:2011-01-02 16:43:39] [このレビューのURL]
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