はだしのゲンのレビュー
6点 bugbugさん
漫画というものはどのような主張でも
自由に表現が許される媒体ですので、作者のイデオロギーに共感できないからと言って
0点をつけるのはいかがなものかと
原爆の持つ悲惨さを圧倒的な迫力で描写しますが
ストリー的なケジメがあまり上手についていなかった
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[投稿:2009-01-30 09:10:01] [修正:2009-02-01 15:44:11] [このレビューのURL]
5点 右から左へ。さん
他のレビュアーが、大体のことをすでに書ききっている感がある。だけども、小中学校で必ずといっていいほど置いてある本であり、私自身かなり読んだ。もっとも今となっては、印象的なシーンのみが残っているわけであるが。ゆえに、思想的な面から考えてみたいと思う。
私はこの本が必ずと言っていいほど小中学校の図書室におかれている背後に、日教組の関与があるのではないかと思っている。なぜ左翼的な本ばかりが図書室に置かれているのだろうか。もし、左翼的な本を図書室に置くのであれば、右翼的な本も置かれてしかるべきであるはずだ。決して中山元国交相のように日教組のすべてが悪だと断言するつもりはない。しかし、幼少の頃にこの漫画を何度も読むことは、いい面もあると思うが、負の側面も大きいと思われる。
本題に戻る。
この本の感想を端的に述べると、左翼的思想の中でも暴論的なものの助長の一翼を担っているのではないかと思われた。もちろん、米国による原爆投下を受け、まさに生き地獄を味わった張本人である方々が、平和を切に願い、戦争に反対するのは当然の感情と言える。
だが、その実、この漫画で訴えられている反米的な思想を持った登場人物たちの言動や、廃墟と化した広島の町並み、時に犯罪行為ですら厭わない登場人物。被害者の側にたつ作者が描くこのような現実には、そもそもの戦争の事実認識自体に由来する偏向がみられるのではないか。当然ながら、歴史関連の本で真に中道であることは難しい。また、当時の悲惨な状況の中で、そのような行為に走らざろうえなかったという事実もあるだろう。作者にも、できうる限り現実に即して描こうという気概はあっただろうが、当時の惨状を目にして、被害者側の偏向が加わることは避けられなかったことと思われた。そのことを読者である、小中学生が判断しながら読み進められるかどうか。
被害者側からの(米国から見れば被害者は自分自身だと言いたくもなるだろうが)、一面的なアプローチだということを認識しつつ読めるようになるまで、この本は読むべきではないだろう。そういった戦争への思想の根源に関わる本を、小中学校の図書室に置くことは悪影響も大きいのではないか。そう感じた。また、もしこのような本を図書室に置くのであれば、戦争の相手国からの視点や、右翼的な思想を含んだ書籍も置くべきだ。
作品として点数をつけることもおかしい部類の漫画だとは思うが、楽しく読めるように配慮はされていた。歴史認識の本としては欠陥を抱えている。しかしながら、歴史認識についての議論の喚起を促したという点で、可もなく不可もなく。右翼、左翼を問わずに自己の判断を持って読むという前提の上で、一読はおすすめしたい。原爆の悲惨さだけはまぎれもない事実なのであるから。5点。
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[投稿:2008-10-21 13:39:41] [修正:2008-10-21 19:24:38] [このレビューのURL]
5点 Mikky-Dさん
読むと間違いなくへこみます。ええ、もう間違いなく。
しかし、未読の方は一度へこんでおくことをお薦めします。
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[投稿:2008-10-02 20:25:36] [修正:2008-10-02 20:25:51] [このレビューのURL]
7点 そうすけさん
日本人として読んでおくべき本。
作者自身が原爆を体験しているだけに、その描写の強さには絵という媒体を超えた何かを感じる。
漫画としては賛否両論だろうが。
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[投稿:2008-09-11 11:58:13] [修正:2008-09-11 11:58:13] [このレビューのURL]
10点 サル孤児さん
生々しい描写で描かれた、戦争漫画の傑作
これほどストレートに戦争の悲惨さ、愚かさを訴える書はなかなか
ないだろう
作者の目はアメリカ、日本、そして世界全体を批判的にみており、
特定のイデオロギーを支持するものではないのが見事だ。
最近「反日的」だと何か安っぽい雑誌に批判的な漫画が載っていたが、そういう見方こそ浅いものの考えだと言えるだろう
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[投稿:2008-05-06 21:08:49] [修正:2008-05-06 21:08:49] [このレビューのURL]
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