あらすじ 東西新聞社は、100周年記念と銘打って、古今東西和洋を問わずに美食の粋を極めたメニュー、 『究極のメニュー』を作る話がもちあがる。 だが、そこは100周年記念。生半可な仕事ではない。 社主自らが試験を行い、それに合格したものを担当に選んだ。が、そこで選ばれたのは、グータラ社員・山岡士郎と、新人・栗田ゆうこだったのだ・・・。 (ちなみに、「究極のメニュー」は連載して20年を超えているというのにまだ完成していない) ときおり、士郎とその強烈すぎる父、海原雄山との確執も交える料理漫画である。
備考 1987年第32回小学館漫画賞青年一般部門受賞。 1988年TVアニメ化。 また1994、2007年にそれぞれ唐沢寿明、松岡昌宏主演による実写ドラマ化、1996年には佐藤浩市主演により実写映画化されている。
美味しんぼのレビュー
6点 右から左へ。さん
最近の回は読んでいない。また、読んだことのある回も最初から10巻程度と、ランダムに後の7,8巻を読んだ程度。とても深くは語れないが、読んだ感想をば。以上のことをご了承のほどを。
社会に与えた影響は大きい漫画であろう。学校にすら配置されていたことに加えて、自分の先生世代ですら知っている。生半可な蘊蓄や情報に踊らされてグルメ通を気取っていた人は、この漫画を読んでギクリとしたのではないだろうか。
しっかりとした取材に裏付く料理や食材に関する情報と蘊蓄、おいしそうに料理を見せる画力には感心した。また、ただの料理漫画にとどまらない人間関係の描写。お手本のような料理漫画でありながら、魅せる努力がなされている。
だが、100巻以上も続ける必要のある漫画であったかどうか。こち亀と一緒で毎回それぞれオチをつけて、まとまりのある内容とはなっている。しかしながら、当然ながらマンネリ化、それに伴う陳腐なドラマ演出が見ていてつらい。もう少しコンパクトにまとまった漫画であったならば、さらなる読者を獲得できたであろうし、もっと評価されてもおかしくない漫画である。
他のレビュアーも述べているように、現在では功労賞的な評価が主流となっているようだ。だが、初期のころは漫画としても、しっかりと確立された漫画となっている。それこそ食わず嫌いになっている人には読んでもらいたい漫画。
特に、ジャンクフード、ファストフードがこれほど跋扈している現代でこそ、この漫画の提起するスローフードがもっと見直されてもよいのではないだろうか。ぜひ一読していただきたい。後半の失速を考慮して、良質な漫画、6点の評価とした。序盤だけなら8点を献上したいところであった。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2008-10-21 18:04:57] [修正:2008-10-21 18:04:57] [このレビューのURL]
9点 ビーチマンさん
これほど長く連載を続ければ、いろいろアラが出るのはしょうがないと思う。
この作品の凄い所は当然料理の知識などの部分だけで無く
山岡、栗田の恋愛をメインとした人間ドラマのバリエーションの
圧倒的な量かと。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-06-14 19:05:15] [修正:2008-06-14 19:05:15] [このレビューのURL]
3点 まれらさん
いつの時点からか、さっぱり面白くなくなった。取材内容をすべて吐き出さねば気が済まないのか、ストーリー置き去りで受け売りのネタがだらだらと綴られていく展開が多く、辟易する。撮りっぱなしの素人ビデオを見せられている気分。
その間に挿入される浅薄に社会派ぶった展開が、これまた嫌味で、相乗効果でつまらなさを増幅させている。
昔はもっと面白かったし、何よりも料理が旨そうだった。得るところのない蘊蓄漫画・不味そうな料理漫画は存在意義がないのではないだろうか。
10年前に終わっていれば名作だった。10年前までの面白さで、3点献上。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-11-21 00:32:17] [修正:2007-11-21 00:32:17] [このレビューのURL]
6点 Dr.Strangeloveさん
まあぶっちゃけ全然面白くないんだが
20年以上連載を続けるのはそれだけで並大抵のことではない。
功労賞で6点。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-10-28 17:08:01] [修正:2007-10-28 17:08:01] [このレビューのURL]
1点 ビタミンCさん
どの辺が面白いのかと古本屋で無作為に選んで10冊程読んだけど、それで読むのをやめた。何が面白いのかわからなかった。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-10-27 21:33:36] [修正:2007-10-27 21:37:26] [このレビューのURL]
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