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7.98点(レビュー数:68人)

作者岩明均

巻数10巻 (連載中)

連載誌月刊アフタヌーン:2003年~ / 講談社

更新時刻 2012-09-16 19:35:35

あらすじ 寄生獣で有名になった岩明均が本来得意とした歴史漫画で壮大な物語を描く!アレクサンドリア大王の秘書官エウメネスの半生をつづっていく。

備考 作者がデビュー前から構想を温めていた作品。

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ヒストリエのレビュー

点数別:
66件~ 68件を表示/全68 件

9点 船長さん

諸作品で魅せた構成力、表現力などの純粋に高い漫画力に更に磨きがかかり、
さらに個人的に興味深い設定な事もあって始まりの数コマで感情移入出来ました。

作者の絶望的なファッションセンスは・・・同じ歴史物のヘウレーカしかり、
当時の衣装や髪型にダサいも古いもイモいもないので、その辺りはある意味弱点が
打ち消されていると言えるかも。

淡々としながらもテンポは良く、練り込まれた起伏に富んだ展開や繊細な人物描写、
丁寧な時代検証に加え今や御家芸の残酷描写も作品の性質上頻繁に顔を覘かせたり。

個人的に何よりもスバラシイと思ったのは、主人公エウメネスの精神的タフさ・思慮深さと
好奇心旺盛さが、ともすれば絶望的に暗い淵に落ち込みかねない物語から読者を救っている
という点でしょうか。

スローペースなのが残念ですが是非とも完成を見届けたい作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-08 14:22:15] [修正:2006-11-08 14:22:15] [このレビューのURL]

7点 Aさん

どうしたもこうしたも、単行本4巻がなかなか出ないもんだから、危うくアフタヌーンを立ち読みしてしまうところでしたよ。
それぐらい刊行ペースがゆっくりで、さらに内容も決してスピーディとは言えません。
しかしそれは時間稼ぎやページの無駄遣いのせいではない。
じっくりと、世界観を壊さないよう気を配り、文化や文明についての絶妙な描写を着実に丁寧に綴っているから。
話が進むごとに作者の思い描く物語がなんとなく掴めてきます。
いつか拝むことができるのでしょうか。
「歴史」に刻まれる出来事を。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-10-27 00:17:07] [修正:2006-10-27 00:17:07] [このレビューのURL]

7点 noriさん

[ネタバレあり]

寄生獣以後、佳作はあれど傑作ななかったこの作者。
だがこの作品は始まり方からして物語の壮大さを感じさせる。
作者の得意な歴史漫画であり、アイデアをかなり昔から暖めていたということからも期待できる。

物語はまだプロローグの途中という感じではあるがそれでも十分に楽しめる。
2巻のスキタイ人のトラクスが町中の市民をつぎつぎとあざやかに斬り殺していく場面は圧巻!
寄生獣の頃より絵の見せ方が確実に上手くなってる。

得点は7点としていくが、物語が進むにつれて点数はあがっていくだろう。
アレクサンダー大王も登場していなく、まだまだ物語は序盤という感じでこれからこの作者が
この壮大な物語をどう書ききるか今から楽しみでならない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-03-30 01:09:42] [修正:2005-03-30 01:09:42] [このレビューのURL]


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