バクマン。のレビュー
5点 ジブリ好き!さん
小畑&大場のペアだけあって、流石にレベルの高い作品だと思います。
G戦場ヘヴンズドア同様、漫画家自体を題材にした漫画ですが、こっちの方が漫画家という職業に対して希望的な、目指してほしいといった描き方をしています。
また、リアルっぽさを追求した漫画の完成形でもあります。この漫画を読んで、「これがジャンプの編集法なのか」と本気にさせられた読者も多いはず。
「このマンガが凄い2009」をみるとわかりますが、あくまでほんとうっぽく見せてるだけのようです。凄い!
ただ、同時に人間関係も特殊ながらもリアルっぽく見せようとしていますが、正直共感できるものではない…
テンポは速いのですが、扱っているテーマの関係上のろのろした感じが拭えません。読んでてだれたり飽きたりしてくる恐れもあり。
途中出てくる「漫画の最高の参考書は漫画」という考えについて、作画は間違いなくそうでしょうが、原作については漫画より小説を読むべきだと斎藤隆夫先生が(昔、他の本で)述べていました。
なんでも弟子に対して、「漫画家のくせに漫画ばっか読んでたらだめだ。小説100冊読んでこい」と言ったとか。
画力も内容も安定した面白さがありますが、巻を重ねるごとに歯切れの悪さや停滞感が目立ってきます。なので漫画の漫画は他に傑作が多い分、最近では少しずつ評価が落ちてきてしまっている感が…
デスノートの二の舞にならぬよう、両先生の今後に期待!
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[投稿:2009-12-31 00:51:48] [修正:2010-09-24 23:58:51] [このレビューのURL]
6点 jonnyさん
今のところ大場つぐみのネームの絵が一番面白かった
もうちょっと展開してくれないとわかりません。
いつかどん底に落ちる時が来て欲しい、とか思っちゃ駄目でしょうか。
彼等の活動が確実に前に進んでる!って感じになってくると面白くない気が・・・
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-03-19 20:46:11] [修正:2010-09-13 22:16:26] [このレビューのURL]
5点 はささん
絵が得意な主人公と、話を作るのが得意な親友がそれぞれ自分の長所を生かして力を合わせて漫画を作っていく漫画。
面白い漫画や売れる漫画を描くために主人公たちが試行錯誤したり、いいライバルと出会って彼らと互いに影響しながら切磋琢磨していく様子はとても少年漫画らしくて好ましいと思いました。
しかし中学生や高校生なのに軽々しく(でもないかもしれないけど)結婚の約束などをしているのを見ると共感できなくて、なかなか感情移入できませんでした。
あとどうしても話を考える工程がメインになっていて、絵を描く主人公の絵の試行錯誤などがあまりなくて少し偏っていると思いました。
どんなものが売れるのかなんて誰にもわからないと思いますが、この漫画の中で大ヒットしている、もしくはそこそこヒットしているとされる漫画がすぐ打ち切られそうな漫画に見えてこれまた色々考えてしまい感情移入できませんでした。
しかし漫画を作っていく際の編集とのやりとりなどはあまり知ることが出来ない部分なので興味深かったです。
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[投稿:2010-09-07 09:05:13] [修正:2010-09-07 09:05:13] [このレビューのURL]
0点 そのばしのぎさん
そもそもいい年こいて現在の少年ジャンプの漫画レビューなんておかしいし、そもそも読む事自体間違ってるかもしれない。
でも、まぁ「ヒカルの碁」なんて年齢に関係なく読める名作だと思うし、漫画喫茶なんぞでこの「バクマン。」をつい手に取って読んでみたり、登場人物の薦める「いちご100%」や「To LOVEる -とらぶる-」を手にした事を誰が責められりょうか。
・・・で、結論として作者の訴える面白さのベクトル、価値観が全く理解できない。これがただ単につまらない漫画であれば文句のひとつも言いたくなる所だけど、世の中いろいろな価値観の人間がいるわけで、俺以外の価値観認めねぇなんて言われた日には、あの人誰と戦っているんだろ?いやいや腫れ物には触れないでおこうという事になる。
すみません、あえてレビューを書いてみたのは気の迷いです。
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[投稿:2010-09-07 01:15:08] [修正:2010-09-07 01:16:37] [このレビューのURL]
4点 白い犬さん
正直申し上げますとこの漫画に魅力をまったく感じていません。
まさかと思いますが、これを漫画家、ジャンプ編集部をリアルに描いていると思っている方はいるのでしょうか。
だとしたら実によい読者です。
社会に出て数年、年をとったなりに人と出会い、漫画家さん、漫画家の卵さん、出版社の編集者と知り合う機会がありました。
その程度ですが、総合して「バクマン。」を読みますと「うわ、表面のきれいなところだけ抽出したフィクションだ…」という印象です。暴露・・・しているようでしていませんよ。
ではフィクションとして割り切って読むとしましょう。それでも魅力は感じません。
でもこれから夢あふれる若い子供たちには魅力あふれているんだろうな、とは思います。
思春期の根拠の無い「将来自分は有名になる」と信じて疑わない時期にはこの物語は感情移入をすっぽりできるわけですよ。
「亜城木夢斗は苦難の末アンケート一位や売り上げ一位といった「てっぺん」をとる」ことに。
夢に向かってまっしぐら、すごくいいことです。
しかし、この漫画に潜む「売り上げこそすべて」「結果出したもん勝ち」「一番を目指す」、それ以外は負けという描き方、どうなのよ?と思うわけです。(それ以前に大場つぐみのキャラは基本「天才」「愚者」「無害」という非常にうすっぺらい構成なんですが)
売り上げがどうのとか一番がどうのとか、実際そのとおりだろ、と反論する君。若い!そして狭い!
この世界のほとんどの人が「てっぺん」を獲れない人になるわけです。それらが負けとか劣っているとか才能が無いかというとそういうものでもない。(非常に微妙な言い回しですが)
売り上げこそが、一番こそが勝ち。そのガチガチの価値観で「負け」てしまった人たちにはこの漫画はあまりにも冷たいなあと思うんです。
逆に「負け」てしまった人たちだから、「勝者」の物語にフィクションとして感情移入できるのだろうか?
メディアミックスなどで御殿築いた漫画家も数年後は過去の人なんてよくあるわけで(ジャンプ作品もそういうの多いですよ)、「バクマン。」はてっぺんとった後の漫画家としての下り坂の人生をちゃんと描くのかなあ。描いたらもうちょっと点をプラスします。
描かないだろうな・・・それこそジャンプだから。
それにしても最近のジャンプって「友情・努力・勝利・才能(もしくはDNA)」で、夢があるようでない気がする。
ナイスレビュー: 6 票
[投稿:2010-08-03 18:17:15] [修正:2010-08-04 11:00:04] [このレビューのURL]
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