ホーム > 少年漫画 > 週刊少年サンデー > 漂流教室

7.53点(レビュー数:41人)

作者楳図かずお

巻数11巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:1972年~ / 小学館

更新時刻 2012-10-30 16:58:38

あらすじ あるショックにより大和小学校が、小学校ごと異世界にたどりつき、多くの小学生と少数の大人がその世界でさまざまな困難を乗り越えていく物語。

備考 第20回小学館漫画賞受賞。
1987年実写映画化、2002年実写ドラマ化が行われているが、それぞれ設定やストーリーなど大幅な改変がされている。

シェア
Check

漂流教室のレビュー

点数別:
26件~ 30件を表示/全41 件

9点 明日香さん

極限状態に立たされたときの人間の本性が見えてくる作品。

大人は、やはり常識の範囲内からくる支配欲ですが、
子供は、生きるという本能にかられ、食人でさえやってしまう。

また、そういった極限状態を乗り越えてお互いを信頼しあうことの難しさや、生きることへの執着心を魅せてくれます。

ここからくる、人間ドラマが私としては好きですし、
ささいなことなどが、子供の頃には気付かなかった感動を与えてくれます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-06 19:24:16] [修正:2009-05-06 19:24:16] [このレビューのURL]

6点 kouさん

トラウマになるとかグロいとか色々評判は聞いていましたが、
それでも名作だというので読みました。
なめてました。
想像以上に怖いです。
よくパロディに使用されている、
あの子供たちの恐怖の顔。真っ黒な口。
本物(本作)がこんなに恐ろしいとは。

怖い怖いと言いつつ、最後まで一気に読んでしまいました。
これだけ引き込まれるのは、
もちろん面白いからなんですが。
何というか、読むのにパワーが要ります。
疲れました。
登場人物と同じように息つく間が与えられていません。
濃いです。
読むなら万全の体調で臨んだほうがいいです。

嫌いじゃないけど本棚には並べたくないです。
そんな漫画。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-03-18 23:32:37] [修正:2009-03-19 21:47:35] [このレビューのURL]

4点 bugbugさん

スプラッタで恐怖感の演出に成功していると思うが
SFとして見た場合のリアリティ・説得力を感じなかった
読後に何かを残したりということはなかった
ドラマを先に見たので、変な先入観が私の中にあったのかもしれません

リアルタイムで読んでいれば、また違った印象になったのかも

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-01 18:18:47] [修正:2009-02-01 18:19:23] [このレビューのURL]

5点 papico84さん

[ネタバレあり]

好みの作品ではないから5点だけど、大変すばらしい作品だと思う。
重い内容で、絵もドロドロしてて最後まで読みきるのがしんどい。
あの時代にこんなことを考え付くうめずさんは神です。

ゆうちゃん?だっけか。。
あの子だけでも帰れてよかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-29 00:16:32] [修正:2008-07-29 00:16:32] [このレビューのURL]

9点 クラさんさん

[ネタバレあり]

「楳図かずお」(敬称略)の代表作である事は、間違いないだろう。「14歳」「私は慎吾」「神の左手悪魔の右手」も、読みたいと思っているが、まだ読んでいない。

 今から9年前の小学館文庫になってから、全6巻一気読みした。一巻目から読み始めると、最後まで読みたくなっててしまう漫画。まるでスナック菓子(=食べ始めたら止まらない。)のようだった。

 楳図かずおは、翔と母親のケンカをしたまま学校に行く場面を最初(一巻冒頭)に入れたのはなぜか。巻を読むにつれ、翔の母親(=高松恵美子)の常軌を逸した行動や、息子(=翔)に対する異常な愛情はなんなんだろうと思う。「母親だから。」という理由だけでは、ない気がする。

 一巻目から度肝を抜く展開。主人公の少年・高松翔の通う小学校が、校舎ごと荒廃した未来世界に飛ばされる。過去ではなく未来。それも、超高層ビルが立ち並び、空飛ぶ車が走るような夢のような輝かしい未来ではない。(楳図かずおは、近未来の地球を案じている気さえして寒気がするほどだ。) 

 大地は荒れ果て食料も水も何も無い。それどころか未知の人間、異様な生物との戦い。飢餓、流行病など、これでもかと無理難題が襲ってくる。子供達は、それにどう立ち向かっていくのか、生き残るための戦争が始まる。生きるために殺しあうのか、助け合うのか、憎みあうのか、協力しあうのか、いろんなことが、この漫画から感じる事が出来る。

 初期の段階で教師達は狂って皆死んでしまう。「大人達」より「子供達」(小学校6年生)を、主眼(あるいは主観)として物語を作り出していったのは、それこそ今の子供達に読んで欲しい、「生きろ!」という楳図かずおのメッセージかもしれない。

 「たとえだれもが信じなくても、、、翔は未来でりっぱに生きている!ここにいなくても、未来にちゃんといる!」という母親の言葉に、単にハッピーエンド(=子供達が、未来から現代に戻り、両親と再会する事。)にせず、希望を持たせた(最終巻の)終わり方もいい。

 当時よく少年誌で連載できたと思う。今、少年、少女誌で連載するのは、どぎつ過ぎて無理だろう。

 何も起きない平和な日本、衣食住に満ち足りた何不自由ない日本。ストリートチルドレンさえ街にいるわけでもない。「生きるか、死ぬか」という極限状態におかれた時、人間は、どういう行動にでるのだろうか。この作品の子供達を自分に置き換えてみて、自分だけ助かろうとするのか、人を殺してまで生きようとするのか。

 この漫画を読んで、ふと頭をよぎった

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-06-03 16:40:36] [修正:2008-06-03 16:40:36] [このレビューのURL]

PR


漂流教室と同じ作者の漫画

  • わたしは真悟

    総合点:7.93点

    レビュー数:16人

  • 洗礼

    総合点:7点

    レビュー数:9人

  • 14歳

    総合点:6.5点

    レビュー数:4人

楳図かずおの情報をもっと見る

同年代の漫画

週刊少年サンデーの情報をもっと見る