なるたる―骸なる星珠たる子のレビュー
8点 ガチャピンさん
全体から「死の匂い」がする作品。
作品には作者の考えが強烈に表現されており、
難しくて誰もが語るのを避けそうな問題を、登場人物のセリフや巻末のコメントで作者なりの意見を述べている。
それをどう解釈するかは読者次第なのだが、とかく重い意味を持つものが多い。
特に「命は代わりが利く」というメッセージが強烈
非常に残酷であるのだが、この言葉には、恐ろしい破壊力と同時に真実を持ち合わせている。
軽い気持ちで読まないほうがいい。
個人的には本編から外れた話が面白かった。
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[投稿:2007-06-06 21:40:15] [修正:2007-06-06 21:40:15] [このレビューのURL]
9点 milmilky25さん
久しぶりに読み返しました。
単純にグロいとか暗いとか、それだけでは語れない。
私はこの漫画に多くのことを教えてもらった気がする。
高校生の時にアフタヌーンで読んでましたが、容赦なく悲惨な展開にビビりつつも、目が離せませんでした。
今でもよく登場人物のセリフを思い出します。
「楽しいよね、命を弄ぶのは」
「花で救われたいと思っているのは残された人達だよ」
セリフ以外にも、巻末に書かれている作者の一言も重いです。
鬼頭莫宏氏の作品は、説明的場面が殆ど無い所が良いと思います。淡々と過ぎていく。
読み手も推測しながら、考えながら読む。押し付けがましくないところが好きです。
しかし気軽に人には薦められませんよね。
面白いけど、「読んで〜」とか言って貸したりできない。
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[投稿:2007-06-05 02:13:17] [修正:2007-06-05 02:13:17] [このレビューのURL]
10点 chihiroさん
とにかく読んでください。
好き嫌いはっきり分かれるでしょうけど、
読み終わったあとの感じはなんともいえません。
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[投稿:2007-04-14 22:31:25] [修正:2007-04-14 22:31:25] [このレビューのURL]
10点 尤さん
鬱になる、鬱になると言われて読んでみたが、個人的に鬱漫画というよりは素直に感動できる作品だった。
ぶっちゃけ登場人物のほとんどが中二病なんだけど、各キャラの台詞にはついつい考えさせられてしまう。
そこらへんの少年漫画みたいに何でも都合よくいくわけじゃねーんだぞ、と言わんばかりに、起こりうる最悪の事態ばかりが選ばれていく(結局それは選んだ奴の責任なわけなのだが)。
普通ならここであのキャラが助けに来てくれる!ギリギリで間に合う!とか、そんなのは一切ナシ。取り返しの付かないことが起こるべくして起こる。ファンタジーの世界なのに冷徹なまでのリアリティ。
人によっては「やりすぎだ」と思うかもしれない。まぁ実際やりすぎだしね。
ラストについては賛否がはっきり分かれるだろうけど、最後の浜辺でキスしてるコマみたら、何かどうでもよくなってしまった。
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[投稿:2007-01-01 02:12:06] [修正:2007-01-01 02:15:23] [このレビューのURL]
8点 tamoriさん
作者特有の非常にスタイルが良い少年少女たちや、登場人物たちと“死”の絡め方、グロテスクな描写などがが特徴的。
読むと鬱になる作品としても一部で有名ですので気をつけてください。
私は8点としましたが、人によっては評価に大きく差が出る作品だと思います。
また、最終話についても賛否両論あり、人によって感じ方は両極端に分かれるでしょう。
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[投稿:2005-05-29 17:18:54] [修正:2005-05-29 17:18:54] [このレビューのURL]
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