なるたる―骸なる星珠たる子のレビュー
5点 勾玉さん
結局何が言いたかったんだろうか、作中の節々に説教臭さは感じるのに
話の筋に贅肉が付きすぎてて、いまいち何を描きたかったのかが伝わってこない。
娯楽作として捉えるなら、あのラストはいただけないし
終末ものとして見るには、ノイズが多すぎる気がする。
なかなか明かされないいくつかの謎が原動力となって
読み進めるのは苦ではなかったものの
もったいつけた謎が明かされたからといって
あの結末ではカタルシスも得られない。
最後まで有耶無耶にされている部分も多く
単に不条理なだけという作品に落ち着いてしまった。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2014-05-09 02:00:27] [修正:2014-05-09 02:00:27] [このレビューのURL]
10点 4%さん
自分は同氏の[ぼくらの]から入ったのですが、個人的にはこちらの方が気に入っています
残酷な描写に容赦の無いところだとか、圧倒的な雰囲気、どうしようもない無力さに
かすれた描線が追い打ちを掛けてくる
上手く文章に纏めづらいのですが、見事でした
読み返す程、キャラの心情を察することが出来ます
鬼頭莫宏のマスターピース
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-05-03 17:22:11] [修正:2012-05-03 17:22:35] [このレビューのURL]
8点 cheBさん
「キャッチコピーは「未来に贈るメルヘン」、アニメ化に際しては「夢はでっかく地球サイズ」というものである」
ってウィキを見たら書いてあってひっくり返りました。
ひぃーーーやーめーてーー
これをメルヘンとして未来に贈るのはやめてください!
1巻の表紙を見てその雰囲気に惹かれて前知識なく読み始めた人にとって大変辛そうな作品です。
とても考えさせられるお話でよくできているし、私としてはエヴァより
断然好きですが、これは大人になってから読んだ方がいいんじゃないかな。
残酷部分がかなり激しいですし、考え方も悲観的ですから、ある程度
自分というものが確立した人間が読まないと、
変な方向に影響を受けてしまいそうですよね。この作品の主役である
少年少女層よりもだいぶ年齢が上の人が読んでいろいろと人間について考えたり現実に平和に暮らせることの幸せを感じる事がおススメではないかと。
ほしまるが可愛いのでそれに惹かれて読んでいたら6巻くらいでワナワナ
震えました。
中2病か・・・過ぎてみれば、中2病にかかれるくらい平和だったってことはとっても幸せな事なんですよね。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-24 18:51:35] [修正:2011-11-24 18:51:35] [このレビューのURL]
10点 長男さん
話が斬新で残酷。
読み終わった後にすぐ最初から読み返したくなった。
全体的に多少強引な部分もあったけど、話に引き込まれるものがある。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-08-27 02:47:46] [修正:2011-09-04 03:21:15] [このレビューのURL]
9点 エピオンさん
これだけ鬱だ鬱だと言われているのだからけっこうな心構えをして読んだのにもかかわらず、ぼろっぼろにされました。
それでもあり得ない話を通して、いじめなどの現実的な問題にも目を向け、人間の残酷さ、冷たさが読み取れていろんな意味で重く心に響いた作品でした。
読み終わった日と次の日までは何もする気が起きなかったが、それでも読む価値のあるマンガだったと思う。
すべての人間におすすめが出来るわけではない。また、しっかりとメッセージを受け取ろうとしないと、ただグロくてラストがテキトーなマンガとしかうつらないと思う。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-01-11 22:32:17] [修正:2011-01-11 22:32:17] [このレビューのURL]
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