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7.52点(レビュー数:17人)

作者日渡早紀

巻数21巻 (完結)

連載誌花とゆめ:1987年~ / 白泉社

更新時刻 2012-01-19 13:31:26

あらすじ 植物と親しくする少し変わった女子高生・ありすは、隣に住む生意気な小学生・輪にからかわれ、学校では親しい友達ができずにいた。
そんなある日、クラスメートが不思議な体験をしている事を知り……。

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ぼくの地球を守ってのレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全17 件

9点 takamさん

[ネタバレあり]

 夏休みの午前中、幻想的な音楽と共にTVでみたOVAから興味を持ち、大学時代に勧められて読み切った後は、ありし日に見た音楽と同じで、とても気持ちがよい読了感と、切なさが胸をいっぱいにする作品。

 少女マンガでありながらSF。また、超能力バトルになる下りは男にも十分に萌える展開。僕にとって少女マンガへの意識を変えた作品です。

 転生というキーワードと、記憶。蘇る記憶とともに明らかになっていく真実。真実は切なさと共に明らかになっていく作品の流れは、一つの推理小説を読んでいくような気持ちも味わえます。

 絵は最初、読みづらいかもしれないけれど、少し我慢して読み進めていきましょう。

 ラスト、自分的には、今までの行為をすべて許せるものとはできず、少し引っかかる部分はあります。主人公が幸せであればいいよねと、なんだか、片思いの女性が自分ではない誰かと付き合うような感覚になったのを覚えています。だからなんだか切ない気持ちになるのかもしれませんね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-03-22 20:28:36] [修正:2014-03-22 20:28:36] [このレビューのURL]

10点 なぶさん

[ネタバレあり]

作品の見方そのものを変えられてしまった作品

人生に脇役なんてない、みんながみんな何かを抱えて生きてんだな、て改めて考えさせられたりした
この作品以降、脇役の設定が甘かったりおざなりだったりすると、もうその作品自体の興味が失せるという無意識下の枷を強いられてしまった

日渡早紀の他作品も読んだりしたがぼく球は別格、何か憑いてたんじゃないか?とさえ思えるほど深い心理描写は迫力が違う、この人はこれ以上のものは描けないと勝手ながら思う

深夜の東京タワーを背景に宙を舞う輪が「あれ、僕にくれない?」なんて科白を吐く、見てはいけない触れてはいけないものを見ているような不思議な余韻を演出する様に背筋がざわつく

次々明らかになっていく前世、どんでん返しといっていいストーリー、凄絶な愛憎劇、一度読んだだけでは理解しきれず読み返すのだが、その度に新たな伏線に気付いたり…不満な点もなくはないがそれらを超越するだけのポテンシャルをもっている

ジャンルを問わず多種多様な漫画を読んできたが未だこの漫画を超える衝撃は受けたことはない、好きな作品は?と問われ真っ先に浮かぶのはいつもぼく球になってしまうくらいに

ちなみに続編といわれる「ボクを包む月の光」は蛇足、読むに値しない
とはいえハマった人は絶対に気になるはずなので止めても無駄だろうが

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-12-25 10:48:09] [修正:2013-12-25 14:37:55] [このレビューのURL]

7点 いーらびさん

描かれている独特の世界観には惹き込まれる物があるが、
精神世界に酔い過ぎた様な無駄を所々に感じた。

何よりも、登場人物が沢山いる割に惚れ込めるキャラが殆どいない。
というより、キャラの描き方が苦手。
BLには虫唾が走る。
ゆえのつまらなさと物足りなさが終始気になった。

ただ、輪という少年の描き方は素晴らしい。


萩尾望都の『11人いる!』から設定を多少拝借していると思えてならない。


 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-04-01 14:45:05] [修正:2013-04-01 14:45:05] [このレビューのURL]

8点 kuroneko3298さん

何かに導かれるように集いだした
同じ前世(異世界)の記憶を持つ高校生たち。

一体ソコで何があったというのか?
この記憶は 何を伝えようとしているのか?
彼らとともにその謎に挑むことになるのですが----
次第に前世の人格に囚われてしまう彼らに--ドキドキ。

繋ぎ合わせた記憶の中に浮かび上がるキーワード。
17歳の彼らの中でなぜ輪だけが9歳なのか???
ソコに眠る驚愕の真実に--
誰もがビックリ涙するに違いありません!!
(・とはいえ年の差は5年位にしてほしかったけどね。)

登場人物の美しさも前世の世界観も魅力的。
生まれ変わりだけど別人格を持つ彼らを見事に描き分け
苦しみや葛藤までをも見事に描き切った作者に拍手。
目線を変えると同じ状況がこんなにも違う--など。
うならせる展開にも脱帽だ。

後悔も悲しみも----
すべては未来に生かすためのもの。
それに囚われ道を見失う事無く生きることの大切さを教えてくれる-
ファンタジーながら壮大な愛の物語。
未来へ思いを繋げる---。
それこそが「地球を守る」ことなのかもしれませんね♪


ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-18 13:01:15] [修正:2013-02-20 15:07:30] [このレビューのURL]


期待以上

読み終わったあといー気持ちになる

絵も内容も良いが…少女漫画だ!




ぼくの地球を守って!!!!!!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-14 02:18:15] [修正:2013-02-14 02:18:15] [このレビューのURL]

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