あらすじ
伊藤開司は、日々ブラブラとした生活を続けてきた。
しかし、ある日彼の家に一人の男、遠藤が訪れる。
カイジは、昔バイトで一緒になった古畑の借金の保証人になっていた。だが古畑は失踪。遠藤はその借金を取り立てに来たのである。
当時30万だった借金は、莫大な金利のため、1年あまりの期間で385万にまで膨れ上がっていた。月6万円の返済で11年の借金である。とうてい返せる訳が無い。
だが遠藤はカイジに一つの話を持ちかける。
10年はかかる借金が一晩で返せる話である。
カイジは「ギャンブル船・エスポワール」への
乗船を決意したのだが・・・。
備考
第22回講談社漫画賞受賞。続編に「賭博破戒録カイジ」と「賭博堕天録カイジ」がある。
2007年TVアニメ化。また2009年藤原竜也主演により実写映画化された。
賭博黙示録カイジのレビュー
8点 デスぺラードさん
あのEカードラスト2戦だけでも5点分の価値はある。
非情になりきれない人間らしい駄目主人公に好印象。
ステータス異常になることのできる漫画。傑作。
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[投稿:2008-04-17 17:56:57] [修正:2008-04-17 17:56:57] [このレビューのURL]
10点 ネル・サンスさん
間違いなく私の人生観を変えた漫画。えらく昔にコンビニでカイジのワイドコミックスが売っていて、手に取ってみると「人間競馬、これが人生の縮図だ!」などと書いてあり、興味津々で電流鉄骨とともに購入。「金は命より重い」などと問題発言が多々見受けられるが、そこが福本さんらしくていい。多くの人が限定じゃんけん編が好きというが、入る順序が狂ったせいか、私は鉄骨渡りが好きだ。
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[投稿:2008-04-07 21:54:16] [修正:2008-04-07 21:54:16] [このレビューのURL]
9点 ウッドボールさん
じゃんけん編は文句なく10点です。
その後は少しだれた感じですが、全体的には面白かったです。
この漫画の良いところは、設定はありえないんだけど、登場人物のそれぞれが立っていて、社会の縮図をリアルに描いているところだと思う。人間の弱い部分や、醜い部分をきちんと描いていたり、一見すると悪役なんだけど、言ってることは間違ってなかったり、いろいろと考えさせられます。
それから、ギャンブル漫画なんだけど、運が良かったという展開があまりないのが良かった。どちらかと言えば運には見方してもらえないような展開の中で、カイジが相手の心理を読んだり、発想力で状況を打開していく展開が見ものです。心理戦や頭脳戦が好きな方にお勧めします。
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[投稿:2008-04-03 16:44:49] [修正:2008-04-03 16:44:49] [このレビューのURL]
10点 菅波栄純さん
これを読んで洞察力というか、気付くってことがいかに大事か教えられる。
今まで見過ごしてきたどうでもいいような事も、どんどん掘り下げていくと、とんでもない化け物が眠っているなんて事もきっとあるはず。なんて事を思ってしまう。
気付かず、操られる人生よりも、
カイジのように気付いて、噛みつく人生の方が面白そうだ。
純粋に漫画としてもとても面白いけど、プラス人生の指南書みたいな感じ。
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[投稿:2007-09-10 12:45:43] [修正:2007-09-10 12:45:43] [このレビューのURL]
9点 natyuさん
絵以外で減点する事ができない作品(まあこの人の作品全般に言えますが)ギャンブルの駆け引きの面白さも格別なんですが、読んでいて人生を教わる事もできる傑作。ただやっぱり絵は減点で、タッチとかそういうのは関係ないテーマだとは思うのですが、演出があまりにワンパターンで漫画表現の特徴を生かしきれていない気がする所は仕方ない。大体ざわざわしてるか心の声で、要所で画面がぐにゃぐにゃになるくらいの演出、絵だけのインパクトで感動する事はまずないですね。でもギャンブルという頭を使う題材なのであえてシンプルな表現にして分かりやすくしているのかなという気もします。
まあとにかく間違いなく面白い作品!!
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[投稿:2007-09-04 20:29:45] [修正:2007-09-04 20:29:45] [このレビューのURL]
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