ストッパー毒島のレビュー
7点 電光石火さん
さすがハロルド、面白い。
面白いけれど、あえて苦言を呈させてもらうと少しだけ展開の分かりにくさを感じた。いわゆるフラグのようなものがどちらに転がるのか、悪い意味で掴みにくかった。
うまくまとまったのかもしれないが、オチにもう一ひねり欲しかった。全体を評価してこの点数。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-04-15 19:31:25] [修正:2008-04-15 20:05:10] [このレビューのURL]
9点 cardiacさん
BECKでもそうだけど、この作家は自分の好きな世界に対するリスペクトを持ちつつ、さらにフィクションである漫画に夢とドラマを持たせて描く力に長けた作家だと思う。シリアスさとコミカルな部分の描き分けのバランスもいい。
この作品には80〜90年代の古き良きパリーグに対する愛情を感じさせるエッセンスが満載で、周囲の人々と楽しみを共有できなかったパリーグファンなら、思わずにやりとしてしまうだろう。もし読者がスタンドに閑古鳥の鳴く80-90年代パリーグの悲哀を知っていれば、この作品は猛烈に感情移入のできるカルト的作品となりえるだろう。
ラストが作者の諸事情によって無理やり終わらせてしまったところが残念ではあるが、それを差し引いても、バカバカしいほどに熱くてなおかつ、少々ルーズで武骨な漢たちを描いた本作の魅力は失われていない。続編が読みたい作品の一つ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-12-13 02:47:02] [修正:2007-12-13 02:47:02] [このレビューのURL]
8点 souldriverさん
数多くのパロディーやオマージュが込められており、作者の野球に対する愛がひしひしと感じられるとともに、少しマニアックな内容になってしまっている印象は否めない。
まあマニアックなのはハロルド先生のお家芸なので…。
ストーリー自体はある弱小球団の快(怪)進撃といった単純明快なエンターテイメントで、野球に詳しくなくても十分楽しめる。
スポーツものに伝統的に見られる超常現象じみた展開は極力抑えられており、挫折と苦労と努力の末に主人公たちが成長していく様子には現実感が感じられ、とても親近感が持てた。
躍動感のある絵柄や効果音にもこだわりが感じられ、作者ならではの味がよく出ている。
また見せ場の作り方がとても上手く、苦労してきた選手が開花するような場面は、線の強い絵の迫力も相まって爽快感に溢れている。特に最終日のあの人の活躍は鳥肌もの!
個人的に今までで最高の野球漫画。プロ野球好き、特にパ・リーグ好きなら間違いなく楽しめる。
噂では松坂大輔も愛読してたとか。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-06-21 07:41:15] [修正:2007-06-21 07:41:15] [このレビューのURL]
6点 ひろっさんさん
野球マンガとしてはかなりリアリティのある話ではないでしょうか。
スポーツ物にありがちの、主人公が「無茶苦茶凄いヤツで敵なし」みたいな設定で無いので好感が持てます。
個人的にスポーツ物は苦手ですが、この作品は最後まで楽しく読めました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-02-28 16:36:11] [修正:2007-02-28 16:36:11] [このレビューのURL]
10点 a6a6さん
とても健康的な筋肉質の青年が豪快な野球をするというのが見ていて気持ちが良い。
強くなっていくチームの二年間を、感動ドラマ仕立てにしたりチームメイトを奥深く掘り下げる代わりに、チーム全体やリーグ全体という大きなスケールの時間の流れをきっちりまとめてる所が他の野球漫画との大きな違いかな。
実在選手とオリジナル選手の絡みも楽しいから、連載当時の野球に関する知識がある程度あると更に楽しめると思う。
夢中になって読める作品ではないのと、未回収の伏線が多すぎるのがウィークポイント。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-11-07 13:12:50] [修正:2006-11-07 13:12:50] [このレビューのURL]
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