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7.34点(レビュー数:23人)

作者ハロルド作石

巻数12巻 (完結)

連載誌週刊ヤングマガジン:1996年~ / 講談社

更新時刻 2011-01-12 13:01:36

あらすじ 160km/hの剛速球を持つ左腕、毒島大広はプロ野球を目指すも、素行不良から野球部にすら入れてもらえず、高校も退学になる。
しかし風来坊スカウトの木暮に見出され、パ・リーグのお荷物球団、京浜アスレチックスに入団。シーズン60セーブとリーグ制覇をぶち上げるが…。

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ストッパー毒島のレビュー

点数別:
11件~ 15件を表示/全23 件

8点 Mikky-Dさん

 素晴らしきパ・リーグ讃歌。

 チック君のキャラクターが非常に良い。現在大人気のドラゴンズのマスコット、ドアラの無気力芸はチック君の影響か?と思えてきます。あとがきの、「ロッテのマー君の中の人をやることになったので(3年契約)連載を終了する」という趣旨の言葉がこの作品の全てを端的に表しているといえるのでは。

 脱線しますが、プロ野球のマスコット界で個人的にダントツで好きなのは、トラッキー→ブラックホッシー→カラスコと渡り歩いた「中の人」。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-10-02 15:19:28] [修正:2008-10-02 15:19:28] [このレビューのURL]

7点 電光石火さん

 さすがハロルド、面白い。
面白いけれど、あえて苦言を呈させてもらうと少しだけ展開の分かりにくさを感じた。いわゆるフラグのようなものがどちらに転がるのか、悪い意味で掴みにくかった。

 うまくまとまったのかもしれないが、オチにもう一ひねり欲しかった。全体を評価してこの点数。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-15 19:31:25] [修正:2008-04-15 20:05:10] [このレビューのURL]

9点 cardiacさん

BECKでもそうだけど、この作家は自分の好きな世界に対するリスペクトを持ちつつ、さらにフィクションである漫画に夢とドラマを持たせて描く力に長けた作家だと思う。シリアスさとコミカルな部分の描き分けのバランスもいい。

この作品には80〜90年代の古き良きパリーグに対する愛情を感じさせるエッセンスが満載で、周囲の人々と楽しみを共有できなかったパリーグファンなら、思わずにやりとしてしまうだろう。もし読者がスタンドに閑古鳥の鳴く80-90年代パリーグの悲哀を知っていれば、この作品は猛烈に感情移入のできるカルト的作品となりえるだろう。

ラストが作者の諸事情によって無理やり終わらせてしまったところが残念ではあるが、それを差し引いても、バカバカしいほどに熱くてなおかつ、少々ルーズで武骨な漢たちを描いた本作の魅力は失われていない。続編が読みたい作品の一つ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-12-13 02:47:02] [修正:2007-12-13 02:47:02] [このレビューのURL]

8点 souldriverさん

数多くのパロディーやオマージュが込められており、作者の野球に対する愛がひしひしと感じられるとともに、少しマニアックな内容になってしまっている印象は否めない。
まあマニアックなのはハロルド先生のお家芸なので…。

ストーリー自体はある弱小球団の快(怪)進撃といった単純明快なエンターテイメントで、野球に詳しくなくても十分楽しめる。
スポーツものに伝統的に見られる超常現象じみた展開は極力抑えられており、挫折と苦労と努力の末に主人公たちが成長していく様子には現実感が感じられ、とても親近感が持てた。
躍動感のある絵柄や効果音にもこだわりが感じられ、作者ならではの味がよく出ている。
また見せ場の作り方がとても上手く、苦労してきた選手が開花するような場面は、線の強い絵の迫力も相まって爽快感に溢れている。特に最終日のあの人の活躍は鳥肌もの!

個人的に今までで最高の野球漫画。プロ野球好き、特にパ・リーグ好きなら間違いなく楽しめる。
噂では松坂大輔も愛読してたとか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-21 07:41:15] [修正:2007-06-21 07:41:15] [このレビューのURL]

6点 ひろっさんさん

野球マンガとしてはかなりリアリティのある話ではないでしょうか。
スポーツ物にありがちの、主人公が「無茶苦茶凄いヤツで敵なし」みたいな設定で無いので好感が持てます。

個人的にスポーツ物は苦手ですが、この作品は最後まで楽しく読めました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-02-28 16:36:11] [修正:2007-02-28 16:36:11] [このレビューのURL]

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