寄生獣のレビュー
9点 えあさん
「共存共栄」の意識を強く持たされた作品。
加害者側の視線を展開し、読者に考える余地を与えてくれている。善悪の無い本能での殺戮を肯定する反面、理性の重要性を説いている高次元の作品。
もちろん、人間たるもの「愛」と「思考」。
まさか漫画から学ぶなんて。
完全版で入手したので重宝。手放せないですね。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2007-05-26 15:16:59] [修正:2007-05-26 15:16:59] [このレビューのURL]
10点 Dr.Strangeloveさん
他の人も書いていますが
これはただのグロ漫画ではありません。
環境問題や存在について深く考えさせられる内容です。
勿論、ホラー漫画としても一級の出来で、
最後まで緊張感があり一気に読めました。
終わり方も秀逸で素晴らしかったです。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2007-01-07 13:23:18] [修正:2007-01-07 13:23:18] [このレビューのURL]
9点 為亀さん
この作品で一番面白いのは人間の持つ一切の倫理観を持ち合わせていない寄生獣と主人公との意見の食い違い。それによって初めて意識された問題での主人公の葛藤だろうと思います。人間とは、私達のなんとなく感じている善や倫理観とは、一体なんなのかと考えさせられる作品です。
生物として合理的、効率的な思考ができる事はとても好ましいことです。しかし人間がそれに徹した行動をとるときに、私達は彼をなんと言ってとめたらいいのでしょうか。。。
そんなことを考えながら読むと、いっそう深みのでるマンガだと思います。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2006-10-26 16:59:00] [修正:2006-10-26 16:59:00] [このレビューのURL]
10点 luy78さん
「敵」であるパラサイトの思考や主人公の成長を通して、人間とは何かを深く感じさせる作品。緩い展開の回もあるが、深刻な回との対照となるものであり、それがあること自体がマイナスに働くものではない。戦闘はあるがそれが主体ではなく、主人公が向こう側に行って、真に人間性を取り戻してくる、その揺らぎが主軸になっている。これを読むと、SFは立派な文学ジャンルだと思う。
余談の余談であるが、非実在高校生の性交が描かれている。何処かの条例がきちんと働くと規制されるのかと思う。それにより、天下の悪法だと多くの人に認知されればよいなあと夢想する。さらに規制されなければ、言ってることとやってることが違うだろうとなる。誰かの都合により、法が勝手に運用されるのはダメである。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2014-08-07 12:56:46] [修正:2014-08-07 12:56:46] [このレビューのURL]
7点 taniさん
いろいろと命について考えさせられる漫画です。
人間も自然っていう大きい括りで考えたらちっぽけな存在なんだなーって。
とにかく読みやすい、グロいところもあるけどストーリーがどう進むかの方がずっと気になります。
あとミギーがかわいい、ミギーとのおかしな友情も涙を誘います。
全10巻っていう巻数もちょうどいいんではないかと。
終わり方もきっちり手を抜かずに終わってくれた感じでよかったです!
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2014-05-30 19:59:50] [修正:2014-05-30 19:59:50] [このレビューのURL]
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