寄生獣のレビュー
9点 ネスネスさん
例えばHUNTER×HUNTERという作品の評価が賛否両論な一つの要因として、作者・富樫義博の「ものづくり」に対する姿勢が論じられている。
いかに作品の質が確かであろうと、
作り手の姿勢がその作品の持つ魅力・説得力をスポイルしてしまう可能性がある。
という事で、私はこの作品のレビューを書くにあたって、
作り手の姿勢を紹介しようと思う。
(これだけ他者のレビューがあれば作品に対する輪郭は掴めるだろうから)
「ものづくり」に対する作者・岩明均氏の価値観・姿勢である。
「漫画家にも作品に対する考え方がそれぞれあります。人気が続き需要があるうちはいつまでもキャラクターたちに活躍してもらうという無期限進行型と、物語が終了した時がやっと完成であるという作品完成型に分かれると思います。私は後者であり、現在の日本漫画界では少数派になるかもしれません。すなわち『寄生獣』は月刊連載という形をとりながらも長い長い一話の物語であったわけです。」
−完全版8巻の巻末インタビューより抜粋。
ナイスレビュー: 8 票
[投稿:2008-11-27 23:35:54] [修正:2008-11-27 23:35:54] [このレビューのURL]
10点 jonnyさん
これは俺ごときがレビューしていい漫画じゃない気がする。
つーかレビューできない
何て言ったらいいかわからない。
やばいもの読んじまったよ
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2005-05-01 13:42:09] [修正:2008-11-09 02:13:06] [このレビューのURL]
9点 塩こんぶさん
絵で敬遠していたが面白かった
現実の問題への認識が深いとか浅いとか云々じゃない
エンターテイメントとしても楽しめる漫画、傑作の部類
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-11-03 12:33:55] [修正:2008-11-03 12:33:55] [このレビューのURL]
10点 Kino.さん
扱われているのは環境問題や人口問題といった作者の個性を出そうと思えばいくらでも出せそうなテーマです。しかしあくまで岩明先生は一歩引いた立場でこの物語を描くことで、読者である私たちに考えさせたという点が非常に好感が持てました。
共生も一つのテーマです。パラサイトでもなく人間でもない新一を主人公に置くことによって、複雑な現実が描かれていると感じました。ただのグロテスクな漫画にならなかったのは、このような複雑な漫画の設定が現実の複雑さとマッチして、よりストーリーに深みが出たからです。エンターテイメントとしても考えさせられる漫画としても傑作の漫画だと思います。何より読者のわれわれにこれだけ深い問いを投げかける漫画というのも、現在ではまれだと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-10-30 13:13:01] [修正:2008-10-30 13:13:01] [このレビューのURL]
9点 ずんどこponさん
これは、漫画好きな人にとっては踏み絵的な存在だと思う。
いかにこのマンガに対する評価が低い人でも、満喫にこの
マンガが無かったり、「自称マンガ好き」がこのマンガを
読んで無かったら違和感を覚えるはず。
内容はこれだけの人のレビューがあるので語らないが、
これ以降の作品に影響を受けない事を不可能にした
金字塔である事だけは間違いない。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2008-10-05 13:05:55] [修正:2008-10-05 13:05:55] [このレビューのURL]
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