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7点(レビュー数:19人)

作者岩明均

巻数4巻 (完結)

連載誌モーニング:1986年~ / 講談社

更新時刻 2010-08-30 12:38:01

あらすじ ---

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風子のいる店のレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全19 件

9点 スケフサさん

主人公女子高生の風子はどもってしまうクセがある内向的な女の子で、喫茶店でアルバイトをしている。

そんな風子の生活を一話完結タイプで描いた作品。

寄生獣とはまったく違うが良作。

この作品に漂う雰囲気がとても穏やかで良かった。

風子の成長も見どころの一つだと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-10-23 19:21:27] [修正:2010-10-23 19:21:27] [このレビューのURL]

8点 あんりさん

日常漫画だが癒されると言うより
しっくりくる という感じ

読者は 喫茶店の客のように主人公を見守りつつ しだいに 共感し自己投影していく

できれば多感だった中学時代に読みたかった(理解できたかは疑問だが)

読後すっきり
主人公の成長とともに 自分も一歩進むことができたかも

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-11-09 17:55:51] [修正:2008-11-09 17:55:51] [このレビューのURL]

9点 佐々木裕健さん

この作品が『寄生獣』の前に書かれた作品であることに驚く人が多いみたいだが、私は逆に、ものすごく納得いった。

可愛い女子高生が喫茶店でウエイトレスのバイトをしており、そこでおこる日常のあれこれ、というあらすじだが、これだけ聞くとものすごくゆるくお軽い、萌え漫画のような気さえしてくる。しかし全然違うことは、実際読んで見れば一発でわかる。

登場人物一人一人が現実で生きているかのように意思を持って動き、その結果何かちょっとした(時には犯罪沙汰の話も出てくるが)出来事をまとめていく、ストーリーの定型パターンにキャラを載せるということは極力しないという誠実さをもって描かれている。

『寄生獣』でも、作品内で起こる出来事のスケールが大きくなっただけで、こういった地に足のついた誠実さという点では共通である。入れ物が変わっただけで、中身が変わったわけではないのである。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-06-12 21:26:22] [修正:2007-06-12 21:26:22] [このレビューのURL]

人間観察日記。

主人公「風子」が喫茶店で多くの人々と関わる事によって、
少しづつではありますが、自分に自信を持てるようになり、
内気な性格からどんどんかわっていく様がみてうかがえます。

ひたむきに生き、目の前にある成長という階段を、おぼつかない足取りで
一歩一歩踏み上がっていく、そんなけなげな風子の姿を
あたたかな眼差しで見つめる店のマスターや常連客の人たち。
彼等と同じ視線でこの作品を見る事によって、より身近に風子の存在が感じられました。
今も尚、どこかで風子が生活し、喫茶店ロドスが営業しているような雰囲気を与えてくれます。

ほんの些細な日常での心の交流をさらりと描ききった、
岩明作品では最近見る事のないやさしい作風です。

◇この作品の個人的価値=全4巻で 800円也

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-09-21 21:42:36] [修正:2005-09-21 21:42:36] [このレビューのURL]

5点 shunさん

大きな展開があるわけでもないのに、不思議と飽きない。
画力が高いわけではないが、表情豊かで趣深い。
一話完結で、最終ページは余韻が残るような書き方をしているが、
伝えたいメーッセージが弱いため、少し効果が薄い。
考えさせられるわけでもなく、ただ静かに終わっている話も多い。
終始落ち着いた作風で、ストーリーは毒にも薬にもならないが、
主人公のゆっくりとした成長をいつまでも見ていたくなる。

とても評価が難しい。物足りないようで、これでちょうど良いとも思える不思議なバランス。
あちらを立ててないのに、こっちは立った。みたいな印象で、
つまらないとは決して言えない。
点数はつけにくいが、漫画的な評価として厳し目に。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-08-08 14:11:11] [修正:2014-08-08 14:11:11] [このレビューのURL]

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