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5.85点(レビュー数:105人)

作者浦沢直樹

巻数22巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスピリッツ:1999年~ / 小学館

更新時刻 2012-11-05 16:40:46

あらすじ ケンヂ、オッチョ、ヨシツネ、マルオ、モンちゃん、ドンキー、ケロヨン、が少年時代に遊びで作った世紀末預言書「よげんのしょ」の内容が、成長した彼らに現実となって襲いかかる。ケンジは地球を救うため立ち上がり、数々の謎を解明していく。そして、謎のカリスマ”ともだち”の正体とは?

備考 『21世紀少年』に続く。

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20世紀少年のレビュー

点数別:
46件~ 50件を表示/全105 件

7点 mangaさん

21世紀少年も含めての感想です。
絵は相変わらずうまいし、登場人物も魅力的。
なにより次へ次へとノンストップで読みたくなる
ストーリーは素晴らしいと思います。
最後まで純粋に楽しめました。
ただ、ともだちの正体がどうしても納得できません。
どう考えても辻褄が合わない。
なぜこういう結末にしたのか。
どこかに詳しく書いてある書物、サイトはありませんかね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-21 07:34:56] [修正:2010-03-08 16:54:45] [このレビューのURL]

6点 とろっちさん

この作者の最近の作品は、最初は圧倒的に面白いのですが、どうも途中から翳りが見えてきて、
最後は他作品と並行しながらの連載でグダグダなまま終わる、という感じがします。

この作品も、最初の頃は文句なしに満点です。その勢いを保てれば良かったんですが。

とは言え、読んだことのない方には、是非通読してみることをお勧めします。
読み始めたら止まらなくなりますよ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-09 23:57:11] [修正:2009-10-09 23:57:11] [このレビューのURL]

7点 鋼鉄くらげさん

一応、21世紀少年が一連の物語としてのゴールなんですが、こちらに書く方が分かりやすいので、こちらに全体のレビューを書こうかと思います。

1 「ともだち」について

あんまり書くとネタバレになってしまうので、突っ込んだ表現はできませんが、この物語のオチについて、一言で言ってしまうと、「いじわる問題」。解答者に与えられる情報と、解答者が導き出す答の間に大きな不均衡が生じているため、解答者が不利な立場を強いられる問題が、この物語の結末にはあると思います。

では今回のこの作品で、読者は何が不利だったのかと言えば、それは“彼”の正体を知ってから改めて彼の足跡を辿った時に、あまりにも読者の想像に委ねられる部分が多い事にあると私は考えます。最初の“彼”の時にはまだ伏線という足跡があった。しかし次の“彼”の時には伏線というには、あまりにも霞のような朧気な記憶しか、その手がかりがない。

正直私は、次の“彼”は、あまりにも無理矢理な印象を受けました。「読者に予想させない人物」を考えすぎた結果、あまりにも突拍子も無い人物を選んでしまった。そう思えてならないのです。もし“彼”が “ともだち”として選ばれたのなら読者に説明しなければならない過程が山ほどある。しかし、それを置き去りにして「はい。“ともだち”は“彼”でした。」だけではやはり不完全だと言われても仕方ないと思います。

2 ストーリーについて

回りくどくて、まどろっこしくて、思わせぶりな事この上ないストーリー。引き付ける演出と言ってしまえばそれまでですが、正直自分の好みではなかったです。
終盤、読みながら思っていたのが「この話、元々はどの位の長さだったのだろう?」という事でした。

結論から言えば、“ともだち暦3年”は、当初の構想には無かった話なのではないか?という事です。本来なら、その3年前に“ともだち”の正体が暴かれ、ケンジやかつての仲間達は無事に再会を果たし、物語は大団円を迎えた。そういう話だったのではないか。そんな事を考えていました。


何と言うか、子供の遊びに振り回されたような読後感でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-09-02 20:35:24] [修正:2010-05-27 20:32:34] [このレビューのURL]

5点 メカざわさん

ミステリー漫画。絵は良好。

続きが気になる漫画!でベスト5に入るのではないかと思われるほど難解な漫画。ずばり、もったいぶる。なんかこうギリギリ!ギリギリ!って攻めてくるのでじれったい進行。結末か!?と思いきや場面が突然かわる・・・なんかライオン仮面現象が起きているのかと不安に陥る瞬間が多すぎる。

とにかくイッキ読みするしかない。これを雑誌で連載中に読んでいた皆様は不運としか言いようがない。絶対に読んでいる途中で前の話を忘れてしまったはずだ。これを中途半端に読んで次の日を迎えたら、仮病で会社を休むという現象が発生するに違いない。まさかの漫画休暇。ありえない。

テーマはユニークで描写も秀逸。全体的にはレベルが高く完成度も良い。だが、正直こんなにだらだらやる必要があったのだろうか?もう少しコンパクトにまとめることもできたと思うが、あえて長編として描くのであれば、もう少し一つ一つに個性とインパクトが欲しかった。決して駄作などとは呼べず、名作には間違いないのだが、あと一味欲しい惜しい作品といえよう。

なお、中途半端な覚悟でよみはじめたらヤケドするぜ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-19 00:13:38] [修正:2009-08-19 00:13:38] [このレビューのURL]

5点 bavaroiさん

浦沢さんの癖として、本筋をストップさせている間に新たな主人公なりテーマを投入して読者の興味を持続させることに一旦は成功するが、結果終盤に入ってそれらの寄り道が肝心の本筋の解決を阻害してしまい、話が回収しきれずに終わってしまうというのがあると思う。
序盤は、浦沢さんのこの作品に入れ込むパワーが伝わってきた。徐々に「ともだち」の勢力が広がっていくあたり、今の社会ともリンクするところがあってぞっとするリアリティもあった。が、中盤以降はさすがに一般市民はそこまでバカじゃないだろうというくらいお話が荒唐無稽な方向に広がりすぎてしまった。無駄なく展開させて話をリアリティのあるサイズで終わらせるなら、10巻くらいが限界だった気がする。
キャラクターのなかでは個人的にオッチョが好きだったのだけど、数々の修羅場をくぐりぬけてきた一見強いけれど優しいオッチョをわりと簡単に泣かせてしまったりとか非常にもったいない。オッチョが泣くならそれなりのクライマックスを用意してほしかった。
ケンヂも、登場を引っ張りに引っ張った末に、歌で何もかも解決はさすがにひどいだろう。私には彼が救世主のようにはどうしても見えなかった。オッチョやカンナ、ヨシツネらのほうがよほど頑張っていたではないか。
せっかくこんな風にキャラクターの魅力に入れ込めるところまで中盤持ってきてくれたのに、本当に残念だ。

浦沢さん、次は話の幹から絶対に逃げずに、最後まで描ききってください。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-18 14:33:35] [修正:2009-08-18 14:33:35] [このレビューのURL]

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