DEATH NOTEのレビュー
7点 souldriverさん
かつてないほど邪悪な主人公と緻密な構成、そして何よりデスノートの発想が印象的。
散々言われている通り、Lとの一騎討ち的な頭脳戦対決は非常に面白い構図で、「まず行動ありき」な少年漫画の王道パターンを覆す斬新さがあった。Lのキャラクターは何度見ても秀逸。
第二部の出来はとりたてて悪くはないが、やはり第一部のインパクトが大きすぎてどうしても比較して見てしまう。より「行動」を重視させたスピーディーな展開はこれはこれでおもしろいのだが、もはや麻痺してしまった感覚からすれば確かに物足りなさはあった。
わざわざ第一部第二部と分けて描いてなければ、これほど比較されることはなかったかもしれない。結果的に第一部の完成度の高さが作品全体の印象を悪くしてしまったのではないかと思う。良くも悪くも第一部の存在感が全て。
とはいえ、終始ぐいぐいと先を読ませられる説得力とサスペンス感は抜群。戦闘ものでもないのにこのテンションの高さは特筆もの。ドライで繊細な絵柄も雰囲気がよく出てる。
話題性が大きいので評価が難しいが、きちんと内容は伴っている。十分賞賛に値する良作。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-07-07 02:04:21] [修正:2007-07-07 02:04:21] [このレビューのURL]
5点 creさん
頭をつかってどうこうする漫画で後付けをされると激しく萎えてしまう。
週刊連載なのである程度は仕方ないと思うが、一時期を過ぎたあたりから酷すぎる。話が詰まると後付け設定で逃げる。そんなことを繰り返されてしまうとさすがに読む気もなくなってしまう。それでも、(小畑先生の絵のお陰もあるが)1部はまあまあの出来だったと思う。
だが、2部はもう少しどうにかできなかったのだろうか。ストーリーがすごく軽く感じる。よく考えてあるのだろうという重みが全くなくなった。1部終了後にもう何週間か何ヶ月か、納得するまで期間を空けて、ストーリーを練ってから2部につなげた方がよかったのではないかと思う。
そんなことが簡単に許される雑誌ではないと思うが。
すごく惜しいという印象の残る漫画だった。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-07-06 01:24:37] [修正:2007-07-06 01:24:37] [このレビューのURL]
5点 wowwow66さん
テーマ性のかけらも無く心理戦・頭脳戦によるエンターテイメントなので一回読めば十分という感じ。
それでも一部はかなり熱中して読むことが出来た。一部だけなら八点はあげられる。しかし二部は本当に酷い。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-06-20 02:42:44] [修正:2007-06-20 02:42:44] [このレビューのURL]
4点 佐々木裕健さん
大場つぐみ=ガモウ説に一票。
絵柄や雰囲気こそ違えど、ストーリー展開やトリック(そして登場人物の名前のセンス)のレベルは『ラッキーマン』とたいして変わらないように思える。(逆に言えば、『ラッキーマン』が過小評価とも)後付ルールでストーリーを引っ張った感もある。
「友情・努力・勝利」の「努力」以外を真逆にした主人公の造詣は衝撃的だった。
連載中、真っ先に読み続けはしたが、二度読むほどの価値は無い。
主人公の頭脳戦のみに主眼を置き、「正義とは何か?」とか「実の息子が犯罪者だった時の親の行動は?」といった難しいテーマを全て切り捨てたのは潔しとも取れるが、それがゆえに一過性の価値以上のものは、この作品には無い。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2007-06-17 00:11:04] [修正:2007-06-17 00:11:04] [このレビューのURL]
3点 riozousanさん
やっぱりLの出ていたころのほうがよかった感は否めない。
でもニアメロもキライじゃないけど。。
でも展開がどんどんついていけなくなった。
特にミサの存在とかレムとか、連載を続けるためにライトに圧倒的有利になるようにするための存在でしかないと思う。
世間がいうほどおもしろいとも思わないし、緊迫したとも思わない。ライトの知恵で切り抜けたというより、ミサとレムのお陰だし・・・
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-05-20 22:29:54] [修正:2007-05-20 22:29:54] [このレビューのURL]
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