PLUTOのレビュー
7点 ててむさん
この作品を鉄腕アトムとして見てはいけない。原作は鉄腕アトムだったかもしれないが、この作品は既に浦沢作品のPLUTOだ。原作をリスペクトし、しかしそのまま描くのではなく非常に大胆なアレンジを加えた結果、「地上最大のロボット」は「PLUTO」として生まれ変わった。謎めいた話の展開を緊張感を維持したまま進めていけるのは作者の技量あってこそだと思う。
ただ、イラク戦争を間接的に批判したような描写があるが(あるキャラの顔がフセイン)これはやりすぎかなと個人的に思った。
しかし、良作に変わりはないだろう。
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[投稿:2007-08-31 07:04:42] [修正:2007-08-31 07:06:45] [このレビューのURL]
9点 トッティさん
謎に始まり、それがまだ解決されない間にまた謎が増えるように進むストーリーに、常にドキドキさせられる点、そして一話一話に感動、興奮させられる点はさすがに浦沢作品だと思う。
絵にしてもストーリーにしても、本当に上手に自分流にアレンジしていると思う。
原作がついているだけに、「20世紀少年」のように、伏線を回収できずに終了、ということは無いだろうし、ある意味安心して読める。
まぁ、それだけに、最終的な展開が読めるというのはあるのだけれど。
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[投稿:2007-08-11 16:50:55] [修正:2007-08-11 16:50:55] [このレビューのURL]
8点 creさん
浦沢直樹風、手塚治虫。
原作を読むと違いがよくわかるのだが、序盤から伏線や謎のオンパレード。(原作は1巻だけだから違うのは当然だが)相変わらず続けて読みたくなってくる作風だ。浦沢先生は序盤の物語の作り方が本当に上手いと思う。あんな風に描かれてしまうと、途中で止まれなくなる。
まだ物語は続きそうなので、20世紀少年のようにダラダラと続くのだけは避けてほしい。原作ものなのでその辺は大丈夫だと信じたいが。
また、ロボットと人間の境界に関する描写がすごく興味深い。原作だとロボットはロボット、人間は人間でハッキリと描き分けてあるが、この作品だとより人間に近いロボットが数体出てくる。それに伴うロボット側の苦悩や、生まれようとしている感情の表現は、考えさせるものがある。
ありがちではあるものの、ノース2号の話は胸にくるものがある。
何はともあれ今後に期待したい。
連載中なので今後点数は変動させます。
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[投稿:2007-07-27 01:08:17] [修正:2007-07-27 01:08:17] [このレビューのURL]
7点 ガチャピンさん
謎が謎を呼ぶ展開にドキドキさせられながら読まされる。
謎が多すぎて、ところどころに散らばる数々の伏線たちを巧く回収しきれるか心配。
またこの漫画で特筆すべき点は、ロボットと人間、またはロボットとロボットのふれあいが実に興味深く、丁寧に描かれている。彼ら(ロボット)は人間に近づくにつれ、それぞれに心を持ち始めたのだろう。
浦沢漫画らしく感動のシーンもしばしば。狙ってる感があるのだけどロボットに感情移入してしまう。
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[投稿:2007-06-05 23:19:03] [修正:2007-06-05 23:19:03] [このレビューのURL]
6点 クラムボンさん
まあいまさら言う必要もないと思いますが、『鉄腕アトム』の人気エピソードを浦沢直樹がリメイクしています。
単に絵柄や演出を現代風にするんじゃなくて、原作はあくまで骨格に浦沢さんオリジナルの展開や設定がいろいろ肉付けされています。
特に原作ではまんま機械だったゲジヒトとアトムの新デザインは本当に素晴らしい。キャラの精神部分が浦沢さん流の解釈でずばり表現されていると思います。
最近は相変わらずサスペンスな展開が続いてますね。ただおもしろいのは間違ないんですけど雑誌でこのペースを追うのはちょっと厳しいんですよね・・・プルートウにいたってはいまだにちゃんと出てきてないですし(笑)
個人的には1巻で描かれている「人間とロボット」についてもっと読みたいなぁ。
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[投稿:2007-02-14 16:27:50] [修正:2007-02-14 16:27:50] [このレビューのURL]
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