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5.58点(レビュー数:17人)

作者大今良時

巻数7巻 (完結)

連載誌週刊少年マガジン:2013年~ / 講談社

更新時刻 2013-11-15 00:06:19

あらすじ 「俺は彼女が嫌いだった」 。明るく! 楽しく! 大冒険! がモットーの少年、石田将也。耳の聞こえない転校生の少女、西宮硝子。二人の出会いが、教室を、学校を、そして将也の人生を変えていく‥‥。

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聲の形のレビュー

点数別:
16件~ 17件を表示/全17 件

0点 漫画図書館長さん

自分は聴覚障害者のでこの本を読まさせて頂きましてハッキリ言います。イジメはまさに通りですけど聴覚障害者は聾学校に転校出来るまでに普通学校を転校させるには不可解な点があります。転校するまえに校長と教師でバックアップ出来るとか心のケアは出来るには簡単言えません。担当教師はやる気無しとは心外です、クラスが馴染めない時はやむえず保健室登校あります。補聴器の弁償は保護者に支払うとは聞いていません。責任重大は校長と担当教師で支払う必要です、役所で申請出来ますが教育委員会で調査をする事なっております。このストーリーをみてただイジメにやってから自分もイジメに受ける事になったにはまあ、例にはあります。作者は1から聴覚障害者の生活を見て考えるべきです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-01-05 01:20:21] [修正:2014-01-05 01:20:21] [このレビューのURL]

7点 鋼鉄くらげさん

とりあえず1巻のみの感想です。

聴覚障害を持った女子生徒が男子生徒から「いじめ」に遭うという基本設定のこの作品は、そもそも週刊少年マガジンで読切作品として掲載されるよりも更に前、「別冊少年マガジン」で読切連載された時に、かなりのインパクトを受けた作品だったのですが、その作品がまさかこうして週刊少年マガジン本誌で週刊連載されるようになり、更にはこうして単行本化されるとは、その当時はかけらも思っていませんでした。

さて、本題。

本来、「いじめ」という現象は日本独自のものでなく、世界中のどこの国でも見られる現象ではあるのですが、日本のように、集団の中から異質の存在を見つけて、追い込み、排除するという異質排除のいじめ行為は、いかにも島国であり、単一民族国家である日本特有のいじめ現象のように思えます。

他に違う人種や民族のいない日本人にとって、自分たちと違う存在がいることは不気味であり、恐怖です。「周りと違う」それだけで敵意の対象になります。村社会。同族意識。結の精神。日本人が作り上げた民族歴史の中には、そうした集団関係を強く意識した言葉が、数多く隠れ潜んでいます。

そうした中で、今回のこの作品のように、ごく普通の小学生ばかりが通う小学校のクラスの中に、耳が聞こえない女子生徒が転入してきたらどうなるのか。答はもはや語るまでもありません。彼女はクラスメイトからいじめられ、彼女をいじめていた男子生徒も彼女が転校した途端、いじめの矛先を向けられるようになりました。

本来、こうした話をすることは何一つ意味が無いことを充分承知で話をするなら、この一連の話の中で「誰が一番悪かったのか」と考えるなら、自分は「先生が悪い」と答えます。

とにかくこの先生。読切の頃からろくでもない対応ばかりで「お前、本当に教師か?」と軽く問い詰めたくなるくらいに何一つ教師らしいことをしていません。自分が一番嫌いな事なかれ主義の先生です。本来なら、担任の先生が先陣を切って聴覚障害の生徒がきちんと授業を受けられるよう対応し、また生徒たちにも理解を得るよう指導していく立場であるはずなのに、完全に傍観者を決め込んでいます。そしてしまいには加害者の男子生徒に対して「お前のせいだろ、責任とれ」と責任転嫁する始末です。本当に呆れてしまいます。

出会った不幸。環境の不幸。理解されなかった不幸。
とにかく1巻は、ひたすら不幸で終わったこの作品。
この作品が今後、どういう展開を辿っていくのか。とても楽しみです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-11-29 23:30:56] [修正:2013-11-29 23:35:40] [このレビューのURL]


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