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6.1点(レビュー数:20人)

作者藤田和日郎

巻数1巻 (完結)

連載誌モーニング:2007年~ / 講談社

更新時刻 2012-01-19 13:38:51

あらすじ 1837年、大英帝国の首都ロンドンに、女性ばかりを狙って悪戯をする犯罪者が現れた。脚に「バネ足」を仕込み高く跳び上がり、目と口を光らせ、奇怪な声で笑う怪人物は、イギリス国民から「バネ足ジャック」と呼ばれ恐れられた。しかし、1838年春、犯人 は逮捕されることなくその姿を消した。それから3年後の1841年、再び姿を現した「バネ足ジャック」は、悪戯ばかりでなく女性を殺害する殺人鬼となっていたのだが……。

備考 短期集中連載
続編『黒博物館スプリンガルド異聞マザア・グウス』も収録

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この漫画のレビュー

7点 chunya0816さん

私はこの作品を藤田和日郎《ワクチン》と位置付けている。

藤田和日郎という作者は、《エゴイスト》だ。
読者にガツンと言いたい事をストレートに訴える。
そのエゴが読者には響いたり、時には息苦しい時もある。

もちろんファンである私としても名作と謳われる“うしおととら”“からくりサーカス”を勧めたい。

しかし両作とも長編であるため、前述したエゴを受け入れる抗体が必要なのである。

そこで当作品スプリンガルド。
本作は短編であり、まるで1本の映画を見ているような感覚に陥る。

そこにはもちろん藤田節があるが、短くテンポもいいので息苦しく感じる間もなく読み終わる。


藤田ウイルスを受け入れる体が完成するのだ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-26 17:18:01] [修正:2011-04-26 17:18:01]

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