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7.41点(レビュー数:12人)

作者松本大洋

原作永福一成

巻数8巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスピリッツ:2006年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:41:04

あらすじ 正月の寒い朝。まだ家族も眠っている中、少年・勘吉が厠に行くため戸を開けると、若い侍が立っていた。侍の名は瀬能宗一郎。このたび江戸の長屋にやってきた宗一郎は、勘吉に対し必要以上に丁寧な挨拶をすると、同じように長屋の住人たちにも挨拶回りをしていく。売り物の蛸をひたすら眺めたり、甘い団子を頬張ったりする宗一郎の行動に興味を持った勘吉は、彼のことをつけ回すが…

備考 2007年文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞

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この漫画のレビュー

7点 Mサトゥーさん

2巻まで読んだ感想です。

カタギ長屋に住む勘吉は、正月の寒い朝にある男と出会う。たいそう腕がたつが腰のものは竹光。「物の怪に憑かれている」と評されるかと思えば、回りの者に故郷の自然を幻視させる・・・男の名は瀬能宗一郎。江戸に出てきたばかりの浪人である。瀬能は江戸で何に触れ、何を為すのか。

この作者の作品には初めてふれます。

どこが面白いか分かりません。ただ、とても魅力的な漫画です。
上手く言えませんが、冷静でいて熱くて飄々としていて、常識的だがどこかズレている・・・どうにも捉えどころのない主人公がとてもイイのです。

絵柄は筆ペン風にわざと荒くしている感じです。すごく力量が高いと思います。
剣戟シーンの描写は、瞬間瞬間を切り取って並べたような独特な雰囲気です。それでスピード感が表現できているから不思議です。とにかく格好いいの一言。

2巻では瀬能の過去が徐々に分かり始めて、これから益々気になります。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-16 01:04:46] [修正:2009-05-16 01:04:46]

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