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6.93点(レビュー数:93人)

作者冨樫義博

巻数19巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1991年~ / 集英社

更新時刻 2012-08-21 12:47:31

あらすじ 教師も手を焼く皿屋敷中の極悪不良・浦飯幽助。ある日、子どもを事故から助けたが、自分は死んで幽霊になってしまった。予定外の幽助の死に、霊界のえんま大王は幽助に生き返ることと引き替えに試練を与えるが……!?

備考 完全版、全15巻

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この漫画のレビュー

7点 zeebra2001さん

この作品と初めて出会ったのは小学5年生かな。週刊少年ジャンプの連載陣の中で、
鳥山明とは違う絵の上手さを見て、確信した。この作者は凄い才能を持っている、と。
15巻から、特にその才能を感じた。絵にもの凄い描き込みがあると思えば、心理描写と
しての余白や薄い鉛筆で書いた様な表現。最初はもう疲れたのかな、と思ったけれど
BSマンガ夜話をテレビで観て、意見が変わった。この作者は覚醒して、自分の画風を
模索しながら、辿り着いた境地があの絵だと。今までは某有名漫画家や同人作家の絵を
自分なりにアレンジしたが、やがて本当に描きたい絵(アニメっぽい絵じゃなくて絵画
のような人物表現)が下地に出てきてしまったらしい。絵に関してこだわりが強く、また
ストーリーも魔界編に突入後はジャンプお決まりのバトル中心に話が進むが、そこでも
飛影と蔵馬による二人が育った家庭環境を抜群の心理描写で表現し、さらに仙水編では
「テリトリー」と呼ばれる頭脳戦で、他の漫画家とは違う路線を通した。特にご都合主義や
パワーVSパワーの様に単純な力比べで読者を掴んでいったジャンプの漫画には無い、幽白
独自のtaste(味)は感服する。最後に言えるのは、この漫画を描ける人間は天才だと言える事。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-25 15:16:01] [修正:2010-03-25 15:16:01]

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