ゼブラーマンのレビュー
7点 dollboxさん
「白黒つけるぜ!」
最初は冴えない駄目中年だった主人公が他者を救っていくうちに目を覚まし、自分自信の腐った現状を打破しようと立ち上がっていく。
その姿に深い感動とエネルギーをもらいました。
カッコイイぜ、ゼブラーマン!
後半ちょっと展開が急な気がするが、全体的にまとまっていてよい。
魂揺さぶる傑作だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-01-22 00:59:31] [修正:2006-01-22 00:59:31] [このレビューのURL]
7点 とろっちさん
哀愁。 それが、ゼブラーマン。
能力が強化されるわけでもなく、コスプレしただけの生身の身体で怪人と戦う42歳のおっさん。
誰にも認められないままに、彼は戦う。
自分を疎む、虐げる、しかし守るべき、愛すべき家族のために。
「宮藤官九郎という枠組がある中で、自分の色を自由に出せた」と作者が語るように、
自らを「一度終わったマンガ家」と言える山田玲司だからこそ描けた作品だと思います。
「アンタみたいな大人には、なりたくない」
「だって、何も変えようとしなかったじゃん」
「間違う事は、そんなに悪いことじゃないと思うの」
何も見ず、何もしようとしなかった男が、立ち上がる。
熱い心と、深い愛情を抱いて。 だって彼はヒーローなのだから。
最後の方は、駆け足は仕方がないとして、ご都合主義が目立つのが気になりました。
ちょっと暴走気味。でもそれが山田玲司。きっちりまとまった良作です。
そして彼は戦う。 この世界に白黒つけるために。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-07-27 00:13:56] [修正:2010-07-27 00:13:56] [このレビューのURL]
7点 yokatopiaさん
戦う父親の作品。自分の好きに生きてきた男が、気付いたら家庭も、仕事も(自分のせいで)崩壊していたことを認識。それでも、主人公は反省する気配なし。しかし身近な事件をきっかけに、猛烈に反省すると共に、武器(特殊技能とでもいいましょうか)を持たずに、体一つで体当たりし(真っ向勝負し)、失ったものを取り戻していく話。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-12-23 01:01:53] [修正:2008-12-23 01:01:53] [このレビューのURL]