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7点(レビュー数:3人)

作者山田玲司

原作宮藤官九郎

巻数5巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスピリッツ:2004年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:31:47

あらすじ 漫画と映画のコラボレーション! そして、最強ドリームタッグの実現! 世界中から必要とされなかった男が、いま新たなヒーローに生まれ変わる……!!
一度壊れた家族とやり直すこと、憧れの女性と生きること、そしてヒーローとして闘うこと。新市は謎のシマウマが与えた選択肢の答えを見つけだし、すべてに白黒つけられるか…!? 

備考 哀川翔の主演映画100作目を記念して製作され、その映画の並行企画として漫画版が連載された。
2004年と2010年に映画化。

基本設定は映画版と共用されているものの、ストーリーその他はほぼ山田オリジナルというべきものになっている。

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ゼブラーマンのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

7点 とろっちさん

哀愁。 それが、ゼブラーマン。

能力が強化されるわけでもなく、コスプレしただけの生身の身体で怪人と戦う42歳のおっさん。
誰にも認められないままに、彼は戦う。
自分を疎む、虐げる、しかし守るべき、愛すべき家族のために。

「宮藤官九郎という枠組がある中で、自分の色を自由に出せた」と作者が語るように、
自らを「一度終わったマンガ家」と言える山田玲司だからこそ描けた作品だと思います。

「アンタみたいな大人には、なりたくない」
「だって、何も変えようとしなかったじゃん」
「間違う事は、そんなに悪いことじゃないと思うの」

何も見ず、何もしようとしなかった男が、立ち上がる。
熱い心と、深い愛情を抱いて。 だって彼はヒーローなのだから。

最後の方は、駆け足は仕方がないとして、ご都合主義が目立つのが気になりました。
ちょっと暴走気味。でもそれが山田玲司。きっちりまとまった良作です。

そして彼は戦う。 この世界に白黒つけるために。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-27 00:13:56] [修正:2010-07-27 00:13:56] [このレビューのURL]


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