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5点(レビュー数:1人)

作者手塚治虫

巻数1巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1971年~ / 集英社

更新時刻 2016-05-08 09:25:33

あらすじ 戦国時代、切腹寸前の身を悪魔の娘スダマに魂を売ることで救われた武士一塁半里は、その契約により美男子の若者に変身して人生のやり直しをする。

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百物語のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

5点 朔太さん

悪魔の娘スダマに魂を売ることで、三つの望みを叶えて新しい人生をやり直す
武士一塁半里のお話。
三つの望み、すなわち富と権力と女が満たされた時、悪魔に魂を差し出すことになるが、
その時一塁は人生の本当の意味を悟ることになるというおとぎ話か
昔ばなしのようなテイストだ。
本編は、21歳の時以来、ゲーテの古典『ファウスト』の二度目のマンガ化ということで、
主人公一塁もファウストをもじったネーミングであることに気づいた。

先のファウストと比べて、より近代的な絵構図やシナリオ構成、結論への導き方に洗練度が
進んでいる。
同じモチーフを選んだことで、手塚治虫の成長を比較できる面白さもある。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-05-13 04:53:26] [修正:2016-05-13 04:53:26] [このレビューのURL]


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