デカスロンのレビュー
7点 punpeeさん
山田芳裕先生の作品の中では、一番好きです。
他に例が無い10種競技を題材にしており、エンタメ性が高く、いい意味でぶっ飛んでいます。
ラストは何故か一夫多妻制の部族の族長になってる辺りも、この作家らしいぶっ飛び具合です。笑
序盤は「よく知らんけど10種競技ってすげーなぁ」から始まり、
中盤から本作者の真骨頂であるテンション・表現力・演出力が発揮されてきます。
主人公の強さは、おそらくかなりご都合主義です。
中盤、確かにトレーニング編はあったけど、ここまでの強さの根拠には乏しい気がします。
(多分、福満しげゆきが認めないパターン。笑)
勢いや凄みで解決させる展開はジョジョを彷彿させますが、
冒頭で言った様に、エンターテイメントとしての面白さは見事。
主人公を本物の馬鹿に設定する辺り、本作者らしいです。
生命を削りながら限界を超えて戦うハングリーなアスリート、
ワンショットワンキルの生き様を貫く孤高の野生アスリート、
勝利の為に喜怒哀楽全てをコントロールして勝ち続ける完璧絶対王者、
それらアスリートの偉大な哲学を崩したのが、
主人公のブレブレな本能と煩悩という点に、ある種の真理を感じました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2017-07-31 20:08:00] [修正:2017-07-31 20:08:25] [このレビューのURL]
8点 スケフサさん
迫力が素晴らしい。思わず息を止めてしまったり、見てるこっちにも力が入ってくる。
いい意味で「荒削り」って言葉が似合うと思います。
個人的にラストがしっくりこなかったのが残念。しかし熱いスポーツ漫画が好きな人には一見の価値アリ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-10-24 10:43:23] [修正:2010-10-24 10:43:23] [このレビューのURL]
8点 藤堂修さん
面白い!
陸上の十種競技というマイナーな競技を題材としており、
僕はこの漫画で十種競技を知りましたし、実在の人物も多数出演したりと、陸上界において大きな影響を与えた作品だと思います!
陸上という自分の限界と戦うストイックさと、主人公のキャラクターの面白さがいいバランスになっています!
個人的には一つの競技で挫折してきた主人公が「十個ならどうだ」と感情をあらわにするところに感動しました!
絶対にもっと世に知れていい作品だと思います!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2021-08-08 00:23:42] [修正:2021-08-08 08:17:10] [このレビューのURL]
9点 コロモーさん
現実の陸上にはありえない点が多々あるが、それも含めて楽しめる物語。
大迫力の絵を見るとそんなこと全く気にならない。
陸上をやっていた高校時代にこの本に出会ってから、「大学生になったら十種競技に挑戦しよう」と思っていた。
大学3年生になって、やっと出場できた。
万吉のベストには4300点ほど及ばないが・・・
今は無きヤングサンデーのことを悪く言うつもりではないが、もっとメジャー誌でこのマンガが連載していれば、「デカスロンブームが起きていたのでは」と思ったりなんかする
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-12-11 22:26:35] [修正:2012-12-11 22:26:35] [このレビューのURL]
7点 朔太さん
天賦の才を感じさせない主人公が、回を重ねてどんどん成長していく。
陸上競技の魅せ方は難しいが、力の入った入魂の一瞬一瞬を上手く表現していて、
読者は途中で放り出せない。
十種競技を制する者こそ、陸の王者、という意味が良く分かる作品。
本当に夢中になって読んでしまいます。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-11-25 17:43:26] [修正:2012-11-25 17:43:26] [このレビューのURL]
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