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7.25点(レビュー数:71人)

作者あずまきよひこ

巻数4巻 (完結)

連載誌月刊コミック電撃大王:1999年~ / メディアワークス

更新時刻 2011-01-12 13:04:48

あらすじ あなたが読みたいと思っていたのもたぶん、こんなマンガです。怖そうに見えるけど実はカワイイもの大好きな榊さん、空回り暴走元気少女のともちゃん、10歳の天才女子高生・ちよちゃん、担任の自覚がないゆかり先生……などなど、フツーの女子高生のなんかどうでもいい毎日。そんなところがいいんです。ちょっとズレた人々のなんかほのぼのしちゃう4コマストーリーマンガ。

備考 2002年『あずまんが大王 THE ANIMATION』としてTVアニメ化。またこれに先駆けて前年に同タイトルで6分間の短編映画が公開された。
2009年に連載開始10周年を記念して、書き下ろし新作である補習編が「ゲッサン」に掲載され、それを収録した新装版の単行本が全3巻で小学館から出版された。

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あずまんが大王のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全71 件

6点 景清さん

 この漫画はそれなりに萌えもしたが、そんなに好きという訳でもない。この何ともまったりとした中庸な雰囲気の作風がどうにも最後まで合わなかったからなのだが、それでもこの漫画のキャラ造形の上手さには素直に凄いと思える部分が多々あった。
 語られつくした感のある美少女達のことではなく、変態国語教師にして我等の憧れ、古典の木村先生(愛称キムリン)の事である。
 この漫画の舞台は共学高だが、男子生徒の存在が物語のメインに絡む事は基本的に無く、まさしく作中において男子は空気であった。これは、下手に男子を物語に絡ませると予期せぬラブコメ展開など下世話な方向に話の流れが歪曲し、この理想郷のようなまったり女の子空間の心地よさが壊れてしまう事を防ぐための配慮であり、それゆえにこの漫画が後に花咲く百合ブームの萌芽であったと言われる所以でもある。(この漫画自体は百合成分は一部のキャラを除き希薄) 長身痩躯、怪しく光る白眼鏡、男性古典教師の木村先生はそんな空間にぽっつりと出現する特異点であり、この漫画の文字通りキーマンであった。彼抜きのあずまんがなど自分には考えられないくらいに。
 木村先生はまず自分の欲望を隠す事無く「女子高生とか好きだからー」と絶叫し、主役陣の女の子グループに堂々とストーキングを仕掛ける変態だが、作品を破綻させるような暴挙をお犯さぬ程度に分はわきまえており、基本的にはメインのおんなのこたちの楽しそうな毎日を横から眺めるスタンスに留まる。一見行き当たりばったりで変態的な行為にも(実際変態だが)きちんと筋は通しておりある意味漢らしい。何より古典教師としてある程度の学識、地位を備え、自分を慕ってくれる天使のような美しい嫁さんと利発そうな娘さんまでいる始末。女の子達への愛情溢れるストーキングぶりもそんな余裕の現れなのだろう。
 このキャラ造形、何かを彷彿とさせはしまいか。この漫画を微笑ましそうに眺める文系男性オタク諸氏の(やや自虐もこめた)理想像の一つではないか?そういう観点から木村先生を眺めていると、この漫画への感情移入が(木村アイを通じて)何倍にも高まって行ったのだ…。まさしくあずマジックと言った所である。
 
 とにもかくにも木村先生がいない事にはこの漫画、読む気もしなかった。これは紛れも無い事実である。
 

ナイスレビュー: 3

[投稿:2006-11-13 23:04:26] [修正:2006-11-13 23:04:26] [このレビューのURL]

9点 はささん

個性的な女子高生たちと教員の生活を描いた四コマ漫画。
こういった学園などの日常を描いた漫画の元祖のような作品かもしれません。
1巻の最初の方は登場人物も少なくオマケ四コマ漫画といった雰囲気ですが、
徐々に登場人物が増えてくるとにぎやかで楽しくなってきます。
夏休みやプールや試験や文化祭などのさまざまな出来事にあたふたしたりはしゃいだりする人物たちを見ていると
「もっとこの世界に浸っていたい」とかそんな気分になります。
最終話を見終えると心にぽっかり穴が開いたような、取り残されてしまったような、そんな気分になります。
それくらい魅力的な漫画です。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-04-26 11:07:49] [修正:2009-05-22 17:38:28] [このレビューのURL]

5点 columbo87さん

キャラ萌え中身なし日常4コマのはしりとして今まで続く流れを作り出した偉大な漫画。
その功罪はともかくギャグ4コマとしてはくっそつまんねー所が大部分です。雰囲気とキャラを楽しむということはそういうことで、今の流れを好ましいことだとは思いません。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-06-04 01:39:55] [修正:2011-06-04 01:39:55] [このレビューのURL]

9点 dai.sさん

基本的に学校生活のあり触れた光景を女性キャラのみで構成してある4コマ漫画である。
ひたすらほのぼのしているので、合う人には合うし、合わない人には合わないかもしれない。

しかし、1999年に開始し、最近新装版が発売されていることを考えると人気の高さが伺えるので、読んで損はない作品だと思う。
自信を持っておすすめできる良作。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-08-20 18:34:04] [修正:2010-03-15 03:09:41] [このレビューのURL]

8点 月5000円さん

4コマ漫画として一つひとつの話でもクスッと笑えたり、和めたりするのは当たり前だが、この作品の場合コミック一冊を通してその一つひとつが繋がって大きな笑いになる よく考えられている

キャラが可愛く いわゆる萌えなんだけどその萌えに固執しないところが良いと思う
多くのキャラクターが登場するのにどのキャラも同じ位の頻度で登場して主人公が定まらない所も魅力的 きっと作者は登場人物を取り巻く状況や風景を描いてるのだと思う

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-07-31 15:48:51] [修正:2009-07-31 15:48:51] [このレビューのURL]

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