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6.46点(レビュー数:13人)

作者古谷実

巻数4巻 (完結)

連載誌週刊ヤングマガジン:2006年~ / 講談社

更新時刻 2010-08-26 14:36:14

あらすじ 32歳 警備員 友達なし……没な人生にお別れを。可笑しく哀しい未完の小器。深夜、巨大スーパーマーケットに棲息する一人の警備員男。ずっと、うつむいたままで生きてきた。気がつけば、独身、恋人はもちろん友達もいない。孤独は罪だと反省し、一人、星に願いをかける……。友達をください……友達。

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わにとかげぎすのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全11 件

7点 勾玉さん

色々なトラブルに巻き込まれ波乱の展開を乗り越えつつも、
最後は急にフワッとした感じで終わりを迎える、
著者の漫画の中でならシガテラに近い印象、言うなれば中年版シガテラといったところか。
ギャグとシリアスの配分もよく相変わらずの面白さなのだが、結末が恋人ありきの為、
欲を言えば2人の出会いの部分をもっと深掘りしてほしかった。
付き合う切っ掛けが女性からの一目惚れという都合のいい理由じゃなければ、
ラストももう少し映えたのだが…。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-08-24 00:59:06] [修正:2020-08-24 08:55:29] [このレビューのURL]

5点 デビルチョコさん

2巻までは面白かった。
傷つく事を恐れて自分を卑下したり、
物事から逃げようとしたりする主人公には共感出来る部分がある。

しかし「シガテラ」や「ヒミズ」を先に読んでいたせいか、
物語にあまりインパクトがなかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-03-08 23:29:55] [修正:2015-03-25 12:17:44] [このレビューのURL]

9点 ルカさん

この作者は空気のつくりかたが天才。
特に緊張感のあるシーンとかだと、
読んでいるときに空気がゆっくりと凍りついていくような感覚がする。
また、リアリティある絵、巧みな構成の為、
「痛み」や「呼吸」がダイレクトに伝わってくる。

この作者の作品には引力がある。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-29 22:46:08] [修正:2012-02-29 22:46:08] [このレビューのURL]

5点 スケフサさん

前作「シガテラ」の様な作品。「シガテラ」が大好きか、古谷作品が大好きだったら読んでもいいと思う。「シガテラ」知らなかったら結構おもしろく読めるかも。

ストーリーとして好きな側の話なので読めるが、もうちょっと前作との差別化を図って欲しかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-27 19:54:32] [修正:2010-10-27 19:55:56] [このレビューのURL]

7点 オカシューさん

美人の彼女にイカレた知人達と恐怖体験、次々に繰り出される古谷節。
あだち作品にも通ずる、「お約束だけど面白い」そんな漫画。

そんな中で冴えない男に美女カップルを中心に据えて物語は展開していく。
ココは中々大事。
「何でこんな奴もてるんだ?」と思わせておいて、この主人公赤の他人の借金300万円肩代わりしたりする。

読者はみょーに納得してしまう。ああこんないい奴だったら美女とくっついてもオッケーかな。

赤の他人の借金引き受けるなんてゼッタイ出来ない。(俺だけ?)
でもだからこそ憧れる。
そんな仏さまみたいな人に一度はなってみたいと。

そんなこんなで夢がある。なんかうれしい気分になる。
「ありえねえだろ」と言われればそれまでだが手の届かないものだからこそ夢がある。

少年マンガ、少女マンガはファンタジーだから美男、美女でいいだろう。
でも青年マンガは美女と野獣が心地よい。

きっついエピソードも詰まっている漫画だが主人公富岡のキャラのおかげでかなり救われた気分になる。
弱さは同じでもシガテラより危険に立ち向かう主人公は際立っている。

「バファリン」と「わにとかげぎす」の半分はやさしさでできています。

私は好きだ、こーゆー漫画。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-09 02:36:17] [修正:2009-12-09 02:42:41] [このレビューのURL]

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