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6.5点(レビュー数:14人)

作者古谷実

巻数4巻 (完結)

連載誌週刊ヤングマガジン:2006年~ / 講談社

更新時刻 2010-08-26 14:36:14

あらすじ 32歳 警備員 友達なし……没な人生にお別れを。可笑しく哀しい未完の小器。深夜、巨大スーパーマーケットに棲息する一人の警備員男。ずっと、うつむいたままで生きてきた。気がつけば、独身、恋人はもちろん友達もいない。孤独は罪だと反省し、一人、星に願いをかける……。友達をください……友達。

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わにとかげぎすのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全14 件

7点 勾玉さん

色々なトラブルに巻き込まれ波乱の展開を乗り越えつつも、
最後は急にフワッとした感じで終わりを迎える、
著者の漫画の中でならシガテラに近い印象、言うなれば中年版シガテラといったところか。
ギャグとシリアスの配分もよく相変わらずの面白さなのだが、結末が恋人ありきの為、
欲を言えば2人の出会いの部分をもっと深掘りしてほしかった。
付き合う切っ掛けが女性からの一目惚れという都合のいい理由じゃなければ、
ラストももう少し映えたのだが…。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-08-24 00:59:06] [修正:2020-08-24 08:55:29] [このレビューのURL]

8点 朔太さん

[ネタバレあり]

「わにとかげぎす」とは、深海に生息する
「ワニトカゲギス目ワニトカゲギス属」という魚類のこと。
寝てばかりの人生を送ってきた、友人も恋人もいない
ままに38歳になってしまった男を深海魚に例えたということのようです。

レジェンド稲中卓球部から一転、僕といっしょをはさんで、
グリーンヒル以降社会的無力者を一貫して主人公にして描いてきました。
本作でもシガテラと構図は一緒です。
しかし、当初から羽田さんの存在があることで、
極限の絶望には至ることがない点で比較的楽に読むことができました。
お約束の展開ではありますが、単なる変人、偏執狂、オタク
だけではなく、狂気をはらんだヤクザや殺人狂まで
登場しますので、サスペンスまがいのあれこれにも遭遇します。

それでも深海に沈む深海魚である主人公を救いだしたい
羽田さんは天使のようです。
ちょっと非現実的な気もしますが、羽田さん自身も
やや病んだ面をコンプレックスに感じているようなので、
それもありかなと理解しました。

古谷氏の一連の作品は、一見して社会的に価値のなさそうな
主人公を立てて、「孤独、無力、弱者の絶望」をテーマに
しつつ連載が始まりますが、最終話を読み終えると、
こんな自分でも生きてて良いのだと思わせてくれる不思議さ、
未来への希望を感じさせてくれます。

好きな漫画家さんの一人です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-12-27 23:06:36] [修正:2018-12-27 23:06:36] [このレビューのURL]

主人公が思春期の若者から中年に変わっただけで、内容は前作とほぼ同じです。
主人公の卑屈、根暗加減も前作と同じですが悲観的部分はなく、感情移入しやすい作りになっています。

孤独だった主人公が幸福に不信感を覚えながらも幸福を得るという作りも前作との差異がありました。

古谷作品でも一番恵まれてなかった主人公がラストは一番救われるというのは興味深かったです。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-02 15:36:07] [修正:2016-05-03 15:54:08] [このレビューのURL]

5点 デビルチョコさん

2巻までは面白かった。
傷つく事を恐れて自分を卑下したり、
物事から逃げようとしたりする主人公には共感出来る部分がある。

しかし「シガテラ」や「ヒミズ」を先に読んでいたせいか、
物語にあまりインパクトがなかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-03-08 23:29:55] [修正:2015-03-25 12:17:44] [このレビューのURL]

9点 ルカさん

この作者は空気のつくりかたが天才。
特に緊張感のあるシーンとかだと、
読んでいるときに空気がゆっくりと凍りついていくような感覚がする。
また、リアリティある絵、巧みな構成の為、
「痛み」や「呼吸」がダイレクトに伝わってくる。

この作者の作品には引力がある。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-29 22:46:08] [修正:2012-02-29 22:46:08] [このレビューのURL]

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