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6.26点(レビュー数:52人)

作者篠原健太

巻数32巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:2007年~ / 集英社

更新時刻 2012-08-24 18:22:18

あらすじ 学校内でのトラブルや生徒の悩み事は何でも解決!それが俺達、学園生活支援部、通称「スケット団」っス!

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SKET DANCEのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全52 件

3点 p-mcgoohanさん

トータルで見て、つまらない回の方が多かった。
劣化銀魂と呼ばれている(自虐すらしていた)のも頷ける。

それを証明しているのが銀魂とのコラボ漫画。
銀魂における空知さんが描いたコラボでは、銀魂ワールド全開のストーリーで、銀魂世界に飛んだボッスンやヒメコが見事に巻き込まれていた。

では篠原さんが描くコラボではどうなったか?
銀魂世界からやってきた銀さんや神楽がものの見事にボッスンやヒメコを振り回していた。

世界観やキャラの強さや個性は、スケット団よりも銀魂のほうが圧倒的に上だったと認めてしまっているようなもの。
現に、銀魂より短命のまま終わった。

銀魂と比べるなという声もあるが、設定も似ていた上にコラボすらしているのだからそんな言い訳は効かない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-05-13 18:32:00] [修正:2017-05-23 19:05:44] [このレビューのURL]

8点 鋼鉄くらげさん

おそらくこの作品は
「今私たちは青春時代を楽しんでいる」現在進行形の物語ではなく、
「かつて私たちは青春時代を楽しんでいた」過去完了形の物語。

つまりこの作品は、終わってしまった青春時代に対して、大人になった作者が後ろを振り返った時に、あの頃は楽しかったなとか、あの頃に戻りたいなとか、そういった郷愁や追想の念を込めて作られた物語であり、一種の回顧録のようなものだったと私は考えます。

その時は気付かない「今が楽しい」という事実。
その時は気付かない「今の時間」が持っている輝かしさ。

そんな、ともすると青春時代の美化とも揶揄されないこの作品は、作者の、「大人」としての立場から送られたメッセージが随所に盛り込まれています。しかし多くの子供たちはそれらの「作者が贈ったメッセージ」には気付かないでしょう。かつて私たちが、大人たちから言われた多くの言葉を忘れてしまったように。卒業式に述べられた式辞。卒業文集に書かれた言葉。先人たちが残した言葉の多くは、自分たちがその立場になった時に初めて気付かされます。

夏休みに課された自由研究。
退屈で仕方が無かった古典の授業。

大人たちが子供たちに伝えたかった言葉や思いは、いつの時代も十年越しです。

この「SKET DANCE」という作品に込められた作者の言葉や思いが、十年後の大人たちに無事に届いた時に初めて、この作品は完結を迎えるのではないかと考えます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-08-09 20:20:26] [修正:2013-08-09 20:33:19] [このレビューのURL]

7点 なびくるさん

少年ジャンプにたまに巻頭カラーになることを考えると、かなりの人気作品。
さあどうだとばかりに一気読みしました。

結果・・良作です。

銀魂と良く比べられるから似ているのかなと思っていましたが、また違う読み味でした。
銀魂は勢いで押してくる感じですが、こちらは、学園モノというだけあって、いくぶんか落ち着いてますね。作中でも基本は部室でしゃべり続けることだといってますしね。
下ネタとかも露骨になかったので、幅広い世代に受け入れられる作品だと感じました。

ストーリーでは、ギャグ系のマンガにあるように、確かに当たり外れの回がありますが、基本は面白いと思います。青春ど真ん中系の話も個人的には好きです。
ただ、作中に何度かある、主要キャラの過去話。これは、このみが別れると思います。キャラに思い入れがある人は正直面食らうようなところがあります。
あと、薬ネタは、うーん?どうなんだろ。


まあ、普段の話自体は受け入れやすいですね。


キャラも個性的で良かったです。多すぎて、「あれ?こいつ誰だっけ」とかもありましたが。初期のキャラは特にいいですね。

絵もうまいです。万人受けしそう。

総括してみますと、名作とはいかないでも、学園コメディの分類だったらかなり上位に入る作品だと感じました。
もし読んでみようか悩んでいるのなら、読んで、しまったと思うことはない作品です。 おススメです。


ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-01-09 22:26:35] [修正:2012-01-09 22:26:35] [このレビューのURL]

6点 s-fateさん

 銀魂との合作企画で「劣化版銀魂」と自虐的な書き方していたので、どんなもんだか手に取ってみましたが、少年誌としてはこっちが規格にはまった正しい少年向けマンガという気がします。反面刺激の強さを求める人にはイマイチかもしれません。こちらは栄養ドリンクだとすると銀魂はすでに覚せい剤クラスのシロモノだと思いますので、健全な少年をジャンプにつなぎ止めておくには、必要な良作だと思います。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-06-11 17:36:01] [修正:2011-06-18 00:54:03] [このレビューのURL]

7点 オカシューさん

ある日息子が言ってきた。
「今度このマンガがテレビではじまる(アニメ化するらしい)んだけど知ってる?」

うおおっん!ついにうちのせがれも他人に漫画を薦めるようになったのかっ!
成長したなぁ、息子よ!(これで良いのか・・?)

どれどれスケットダンス?むっ、私は全スルーしていた漫画だな。しかし息子に薦められて読まぬ親がどこにいようか。
よかろう、全巻読破しようではないか!

えっ、持っていないのを買って欲しい?
はうっ!お前そういう事か!!(やりおるわ)



学園モノと聞いて胸躍る事は私は今もう無い。
学園ギャグ、コメディは少年マンガの定番でありかなりの作品と出合っている為にさすがによっぽどじゃあないと、である。

そのド真ん中、ド定番と言って差し支えない作品がこの「スケットダンス」だ。
基本一話完結だから当たり外れはやはりある。たまにシリアス展開。やはりド定番。

しかししかしさすがにジャンプ連載で生き残っているだけの事はある。
(笑いの)会心の一撃も多くシリアスパートも泣けるレベルの回がありやられた。

ちびっ子は普通に楽しめるし、元ネタが特定できるようなマニアック層も取り込んでいる。
ジャンプの広い読者層に上手く対応している実にソツない漫画といえるか。

ただ笑いの核はほとんどがパロディでありオリジナリティ溢れるギャグは少ない。
関西ノリ、ボケツッコミ等はテレビ界に渦巻くお笑いと同種のものであり「あとのせサクサク」「おれ以外の人間すべて死ねっ」など某有名お笑い芸人のトークネタの影響も強く感じられ「生み出す才能」より「チョイスする才能」を活かした作家さんではなかろうか。

それから単行本で大失敗しているのが「ライナーノーツ」。
これはあとがきとか作品解説とかの類なのだがこれが凄まじくつまらない。(漫画家志望の人が読んだらためになるような内容で一般読者をおいてけぼりにしているのでは?)

しかもそれを一話ごと書いてありテンポ良く連作として読めるギャグ漫画の邪魔をしてしまっている。(話の異なる短編集とかなら良いのだが・・・)
内容も「心に残るお話が出来ました。」とか自画自賛し過ぎ。

自分の描きたいテーマや内容はマンガの中で表現するべきだろう。あとのせサクサクは不要。

とまあ多少ケチもつけたが最初に言ったように総合レベルはそうとう高くファミコン的エピソードの回など大爆笑してしまった。

安心して読める良作。ジャンプ本誌で読んでもいけるはず。

あっ!

ここで気付いたゾ。スケットは亀有のポジションをターゲットオンしているな!
劣化しつつある「記録に残る」漫画に対しボッスン達は「記憶に残る」漫画として立ちはだかる事ができるのか!?

あぶなーい!両さん、うしろ、うしろーっ!!(ドリフのノリで)

もちろん掲載順のことね。






ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-05 02:45:35] [修正:2010-12-05 03:27:02] [このレビューのURL]

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