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7.33点(レビュー数:3人)

作者倉田よしみ

原作あべ善太

巻数33巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスペリオール:1986年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:42:39

あらすじ 伊橋は、新宿の料亭「藤村」に入ったばかりの新米料理人。料理学校を首席で卒業した自信から、洗い物やゴミ捨てなど雑用ばかりやらされる“追い回し(アヒル)”に飽き飽きしていた。伊橋の不満を聞いた立板の横川は、その腕前がどの程度のものなのか、追い回し歴3年の谷沢と「桂剥き」をやらせてみるが…

備考 「ビッグコミックオリジナル増刊号」にて連載開始され、1987年に「ビッグコミックスペリオール」の創刊とともに移籍。
1995年にはテレビ朝日系列でテレビドラマ化され、1999年には第44回小学館漫画賞青年一般向け部門を受賞した。
しかし、1999年3月14日に原作者のあべ善太が急逝したため単行本33巻途中にて終了。
その後、シナリオ協力として福田幸江を得て「新・味いちもんめ」として連載が再開された。

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味いちもんめのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

6点 polojoさん

あらすじは、伊橋悟が一人前の板前を目指す料理マンガ、というより板前道マンガ。料理のうんちくや知識が所々はいってくるが、伊橋の成長というマンガの軸を邪魔はしないのであまりうざさはない。

はっきりいって、絵は下手。ギャグセンスもほとんどないマンガ。

ずっと淡泊なまま物語が続く。しかしその物語の中にあるささやかな読者へのメッセージが胸を打つのだ。さらりと大切なことを教えてくれるので、説教臭さもほとんど感じない。
そしてこのマンガは本当に一歩ずつ登場人物が成長する。一つのエピソードで爆発的に成長することはないが、長い目でみると、着実に大きくなっていくのである。この部分もまた。愛着の持てるゆえんだと思う。

「面白い!!」となる作品ではないかもしれないが、爽やかな気分になれる作品だと思うので、是非多くの人が読んでほしいと思う。(ブックオフで安売りされているしね(笑))

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-05-12 00:10:32] [修正:2013-05-12 00:10:32] [このレビューのURL]

7点 rさん

最初の頃は変に劇画調だったり噴飯物の料理関連ネタが
飛び交うアレな展開ながらもすぐに普通の漫画的になっていくのでどうか1巻で挫折しないで頂きたい。
料理を中心とした人情話でやや説教臭いところもあるが、キャラクターが皆親しみやすくすんなりと読める。
短所はご都合主義的展開が少し見られる点。ごくまれに主張がぶれる。
絵柄は好みではないが悪くはないと思う。
原作者の急逝により連載終了となったが、基本は一話完結なので特に問題はない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-05 17:00:45] [修正:2010-09-05 17:00:45] [このレビューのURL]

9点 taneさん

あまりこうゆうノホホンとした漫画は好きではないのですが、この味いちもんめは別です。

季節とか食べ物の大切さとか、あたりまえでよく言われてること。そうゆうことを、押し付けでなく自然に教えてくれるし、なによりノホホンとした中に面白さがあります。

たまにあるギャグも平成世代の僕でも面白いと思うくらい、不朽な感じです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-17 01:53:03] [修正:2008-07-17 01:53:03] [このレビューのURL]


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