僕はビートルズのレビュー
7点 gundam22vさん
盗作設定がどうにも気になったので敬遠していましたが面白かったです。タイムスリップと主人公にコピーバンドを用いてビートルズの凄さを別角度から丁寧に伝えているので、設定と違ってリスペクトに溢れた作品でした。かなり良く似た平行世界というオチだったので、読み進めるにつれて魅力を感じるコピーバンドだけにラストはもっと冒険してもとは思いましたが、読後感は悪くなかったです。
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[投稿:2018-03-04 03:45:24] [修正:2018-03-04 03:45:24] [このレビューのURL]
6点 森エンテスさん
作品全体を通して面白い作品であると思います。
タイムスリップものの定番としては歴史を「正しい方向に」変えるとかありますけど、この作品では変更対象がビートルズのみで、しかもそれにしても、「最終的には何も変わりませんでした」というのはなんとも・・・・。
仮に本家が本家として活躍をしたのなら、それこそファブ4の存在は最終回のようにはならないと思うんですけどね・・・。
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[投稿:2015-10-02 19:58:16] [修正:2015-10-02 19:58:16] [このレビューのURL]
5点 kikiさん
えっまたタイムスリップ物!?
前作「ジパング」を途中で脱落したので心配しましたが…
なかなか面白いです。
もし本能寺の変がなかったら…
もし坂本龍馬が暗殺されなかったら…
歴史上の「もし…」のタイムスリップものはよく作品に扱われるけど、
そのもしにThe Beatlesを当てはめたってちょっと斬新で良いですねぇ。
最初は「えー?人のモノ盗んでそれで楽しいのか?」
と首をひねってしまいましたが、物語が進んでいくにつれ
予想外の展開が広がってきて結構読ませられました。
また当時の日本やイギリスの様子も興味深いです。
ただこれThe Beatlesをそれなりに知ってる人じゃないと面白くないかも。
まだ物語途中なので暫定で6点。
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完結したので追記。《ネタばれあり》
まずレイがメンバーに加わった理由が納得できなかった。
あれだけ盗んだらダメってスタンスで、そこでどう対抗していくのか
未知数な所が面白かったのに。
そこは目をつぶるとして、あとはマキさんが彼らの正体を掴む所までは
まぁハラハラしてそこそこ楽しめました。
以降が・・・
あの、結局彼らの思い出作りだったんでしょうか?
念願の214曲目の曲を聴けて大感動して終わり?
いや、アンタらはそれでいいんかもしれへんけど…。
完璧なコピーでも、オリジナルの力にはかなわないものがあるってのは
いいのですが、意味不明ではないけど、なんとも脱力感漂うラストで
ションボリしたので5点に変更。
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[投稿:2011-10-03 12:16:31] [修正:2012-07-03 18:59:14] [このレビューのURL]
3点 そのばしのぎさん
1巻時点での評価。
バック・トゥ・ザ・フューチャーでマイケル・J・フォックスがチャック・ベリーを演奏するシーンのような内容。
まず、ビートルズのコピーバンドが現代の世界で第二のビートルズになろうと語っている点がすでに意味不明。そういう野心のある人はアーティスト目指すよね。コピーとカヴァーの違い。
コピーバンドの目的はオリジナルに対する愛か、金銭的に雇われたかだろうし。
あ、いや、P-Modelなどはコピーバンドから引き抜きとかしてたっけ。
一時期「平成のビートルズ」と言われた「たま」にしても表面的には何らビートルズを真似た部分はない。
話の展開上なのだろうけど、もう少しマシな理由はなかったのだろうか。
1巻ではタイムスリップしてプロダクションとコネができた所ま。
この後に実在のアーティストとの絡みなどはあるのだろうか?
ビートルズの歴史自体が映画やドラマ化もされているし、フォレスト・ガンプのような例もある。そういった物と比べるとチープな感じがしないでもなく、読んでると彼らはその後東京ビートルズになりました、などというオチがきそうな雰囲気。
(いや、決して東京ビートルズがチープというのではなくて、目指す方向性の話)
ザ・ドリフターズとの競演でもあればそれはそれで面白そうだが。
ビートルズがのし上がれたのは曲や演奏テクだけじゃないと思うんですよね。
ブライアン・エプスタインの戦略やジョージ・マーティンのプロデュースがあってこそだし、当時のファッションとも深い結びつきはあるし。
パクリといえば、アビー・ロードに収められている「カム・トゥゲザー」はチャック・ベリーの「ユー・キャント・キャッチ・ミー」の盗作だとして裁判になった曲。和解の条件のひとつとして「ユー・キャント・キャッチ・ミー」をカバーして収録するという事になった。これがジョン・レノンの「ロックン・ロール」というアルバムに収録されている。
チャックベリー版とカムトゥゲザーを聴き比べると、確かに歌詞は丸々同じ部分はあるし、メロディも似ている部分はある、・・・がやはり別物。
面白いのはこれがレノンバージョンではカム・トゥゲザーに似せたアレンジとなっていて、やっぱりレノンだなぁと思えてしまう。
このアルバム自体、リバイバルヒットした「スタンド・バイ・ミー」を始めオリジナルの作詞作曲は入っておらず、それでいながら時には一番ジョン・レノンらしいアルバムとも言われている。
完コピを目指していてはこの域へは到底到達できまい。
今後の展開で面白くなるかもしれないが、現時点では3点で保留。
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[投稿:2010-09-08 21:50:18] [修正:2010-09-10 07:21:44] [このレビューのURL]