「MAGES」さんのページ

総レビュー数: 32レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年04月07日

本当に湘南純愛組やGTOと同じ方の作品??以前の作品には存在した、読ませる熱さやら勢いが大きく欠如した・・・というのが正直な感想です。

でも、よくよく考えてみるとこの先生の今までの代表作は、通常は割りとおちゃらけた雰囲気の世界観であるけれども、時折起こる暴力的だったりドロドロしたりする問題に対して、普段冴えないキャラクター達が一転してそれらに立ち向かう、というそのギャップにこそ魅力があったんじゃないだろうかと思うわけです。
だからこそ、作者さんのギャグや喧嘩シーンを描くセンスのバランスが上手くとれ、結果的にそれが人気に繋がったのではないかと。


それで肝心のこの作品はというと、作者さんの持ち味があまり発揮されていないんじゃないでしょうか。
要するに、作者さんの描きたいものと得意なフィールドの不一致を強く感じるわけです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-12-05 09:34:00] [修正:2008-12-05 09:34:00] [このレビューのURL]

1点 涼風

漫画の面白さと言うのは突き詰めると、その世界観にどれだけ読者を引き込むことができるか。言ってしまえば、どれだけキャラクターや設定に好感や興味を持てるかが大きな肝だと思うのです。


で、この作品には好感が持てるところがありません。
 
優柔不断で欲望が強いものの、才能があって誰からも好かれる主人公。美人だけど性格最悪なヒロイン。どこに魅力があるというのでしょう。
 

絵はお上手だと思うので1点を付けますけど、それ以外に評価できるところはありませんでした。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-09-27 06:35:37] [修正:2008-09-27 06:35:37] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ワンパターンという言葉がこれほど当てはまる作品も珍しいかも・・・。
内容は完全に

1.主人公、またはその周囲の人間が悪人に目をつけられる

2.主人公は怯えながらも、仲間達の協力を受けたりして悪人を倒す

3.主人公、決めゴマ(何故か毎回ほとんど同じ構図)にて悪人に説教。一件落着。


この1〜3を延々と繰り返すだけで、個々のストーリーも今ひとつ。何よりひ弱ないじめられっ子であるはずの主人公があまりにも強く、『不良達のトップとの一時的な人生交換』という物語の大前提である設定にほとんど意義を感じられませんでした。この設定だけみると面白そうだったのですが・・・。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-26 19:01:44] [修正:2008-04-26 19:01:44] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

一見スポーツ剣道漫画ですが、実のところは剣道風バトル漫画です。竹刀が消えたり伸びたり回ったりの必殺技のオンパレードです。

普通の剣道っぽい描写はほぼ有りませんが、そのはっちゃけっぷりが逆に清々しすぎます。あくまで剣道『風』バトル漫画です。なので一般的なスポーツ漫画によくある努力、友情
みたいな要素もほとんど無いです。主人公はただひたすら奇抜な必殺技と天性の運動神経で、努力を積み重ねたライバルたちを打ち倒していきます。

唐突なストーリー展開に加え、特に感銘を受けるような場面も無しなので自ずと作品としての評価は低くなってしまいますが、画力自体はそれなりなのでバトル部分はなかなか見応えがあると思います。私は笑いっぱなしでしたけど。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-04-10 19:01:55] [修正:2008-04-10 19:01:55] [このレビューのURL]

1点 MAR

[ネタバレあり]

異世界ファンタジーバトル漫画。

この作品の戦いは、様々な特殊効果を持った『ARM』と呼ばれるアイテムをメインに展開されるのですが、闘っている二人が自分の持つARMを交互に出し合っているだけなので、面白みも迫力も薄いです。バトル内容が『この敵キャラはこういうARM、もしくは能力を持っているんだぞ』ということが淡々と記されているだけのように見えます。台詞回しもそんな感じで、とりあえず必要最低限の台詞だけをキャラクターに喋らせているだけなのでとにかく浅く感じます。
加えて、一つの戦いは大体二話、幹部クラスの敵が相手だと三話でほぼ決着がつき、しかもその決着の仕方もワンパターンなのでやはりイマイチです・・・。物語が進むに連れて、その傾向は強くなっていきます。


全体を通して見ると、『淡白』の一言に尽きる作品です。
設定が、バトルが、キャラクター同士の掛け合いが、話の展開が、そして主人公達の台詞や行動がただただ淡白です。主人公の、一見良いことを言っている風に聞こえる台詞に対しても『何故このキャラがこれだけの台詞を言えるように成長したか』の過程がほとんど描かれていないので感動も何もないのです。

作品初期の頃のように、舞台が異世界であるという設定を活かして、ファンタジー世界を冒険するという事をメインに話を進めればまた違った評価であったかもしれませんが、同じ場所に留まって前半〜終盤まで一対一の戦いを延々と繰り返しているだけでは『異世界である』という設定にすら意味があったのかなと疑問を抱いてしまいます。

上記に加え、絵は綺麗だと思いますが画力という点では、少なくともこの作品(特に後半)を見る限りにおいては今ひとつという印象なのでこの点数にしました。というよりウォーゲーム5thバトル前後くらいからは明らかに手抜きしすぎでしょうコレ・・・。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-09 17:56:58] [修正:2008-04-09 17:56:58] [このレビューのURL]