「MAGES」さんのページ

総レビュー数: 32レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年04月07日

格好良いというよりキザでわざとらしい。感動するというより狙いすぎてあざとい。台詞の中でやたら多用される大袈裟な太字や、王道通り越してべったべたな展開の連続のせいでそんな印象が常に付きまとう漫画。

序盤はベタだろうと絵の美麗さでまぁまぁ読めるんですけどね。ただ、長期連載の中で結局最後まで作品の魅力が画力だけなんだからこの評価も仕方ないかと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-28 19:52:00] [修正:2009-07-28 19:52:00] [このレビューのURL]

アニメの冒頭とかでたまに「俺は高校生探偵工藤新一!ある日謎の男達に薬を飲まされ体が縮んで云々」みたいなナレーションが入りますが、この語りに数話分プラスした程度しか10数年に渡る連載においてストーリーの本筋が進んでいないから泣ける。実際売れてるし人気もありますが、果たしてそれは面白いからなんでしょうかね。少なくとも作品初期の頃の読者と現在のファンが感じている面白さは全く異質なものだと思うのですが。

一部の強烈なファンを除いた読者はコナンが動いているから面白いわけじゃないんですよ。コナンが謎に直面して、徐々に明らかになっていく伏線だったり、容疑者を相手とっての頭脳戦だったり、あるいは犯人に命を狙われての直接対決だったり。そういうのがあるからこそ作品として面白いんじゃないの?そういった魅力的な要素が少なくなってきて段々クオリティの下がっていくエピソードをコナン君が淡々と片付けていくだけでは、読み手は何を楽しめば良いのかがさっぱりわからない。

一応さ、黒の組織を追い詰めて元の姿に戻るっていう最終目標がいっちばん初期の段階から設定されてるんだし、幾らなんでももう少しペースを上げても良いんじゃないかな。
あぁ、そんな話だったね。でももうとっくに興味無いからどうでもいいよ。ってなる前に。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-07-24 13:27:41] [修正:2009-07-24 13:27:41] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

例えばこの作品は、というよりこれを描いている先生は、キャラクターに強烈なインパクトを持たせ『何かよくわからないけどとにかくスゴイ』と読者に思わせるのが非常にお上手。
キャラ魅せというか雰囲気造りというか、とにかくそういったものが突き抜けているため、次々と新しいキャラクターが登場しても その何れにも魅力を感じてしまいます。



が、そうやって登場してきたキャラ達の魅力が何故か長続きしないのが残念・・・。強敵達との決着があまりにもあっさりとしすぎていて肩透かしを連続で喰らっています。
いつか作者本人が仰っていた『漫画はジェットコースターのようなもの。目的地へは到着しないが乗っている(読んでいる)最中は純粋に楽しい』との言葉通り、確かに読んでいる最中はとても面白いのですけど、その面白さも持続しないというか・・・。




後、評価には関係ないのですが、オーガが凄いのは前々作から読んで十分わかっているのですけど、幾らなんでも最近の彼に関する描写は過剰すぎて若干引き気味・・・。というより、第一巻の見出しが『オーガとの対決の時、来る』だったのに未だその気配がないのは何故・・・w

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-05-09 23:15:02] [修正:2008-05-09 23:15:02] [このレビューのURL]

4点 結界師

[ネタバレあり]

この作品で扱う『結界』は中々に汎用性に富んだ代物で、発想次第で如何様な使い方もできます。それを用いてのバトルですから、やはり作者さんの発想力が不可欠であると思うのですが、なかなかバリエーション豊富な戦闘を展開してくれるので楽しめます。絵も見やすくて○。 



難点を挙げると、もっとストーリーを煮詰めてほしいといったところ。具体的には、せっかく長い話数をかけて盛り上がって来たのに、その佳境であまりにもあっさりと決着がついてしまい、肩透かしを喰う場面が何度も見受けられました。内容がいかにも王道的少年漫画といった趣なので、盛り上げるべきところは盛り上げてくれないと、読み手には少々消化不良の感じが否めません。そういう意味で少々減点です。 


全体で見ると、特別面白いというわけでもないものの、特別つまらないとも感じない、ある意味安定している作品といった印象でした。まだ未完の作品なので、この先の展開によっては評価の変動もありえますけどね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-04-15 17:56:52] [修正:2008-04-15 23:40:50] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

この漫画を読んでいて一番違和感を感じたのは、第一部終盤辺りから起こる絵柄の変化です。キャラクター達が丸々としてきた他、変化する以前までにあった(主に戦闘シーンでの)迫力だとか躍動感みたいなものを全く感じなくなってしまいました。
お話の方も、後付けでの設定が多いために厚みや驚きを感じることも少なく、文章力のほうもちょっと・・・。

全体的に見ると、派手な必殺技や奇抜な敵役達との戦い、暗い過去を持った主人公やライバルなど、王道的な要素を多く含んではいるものの、どこか魅力に欠ける・・・と言った印象かな。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-07 20:31:50] [修正:2008-04-07 20:31:50] [このレビューのURL]