「二軍Tシャツ」さんのページ

総レビュー数: 174レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年01月31日

名作過ぎる上に僕自身サラッとしか読んだことがなかったので、レビューは避けてきましたが、最近読み直す機会があったのでとりあえずの感想を述べたいと思います。
先に言っておきますが、僕はまだ4部までしか読み直していませんので、またこれから色々評価は変動するかと思います。

正直1,2部は退屈以外の何物でもありませんでした。この点数はほとんど3,4部のものだと考えてくださって結構です。
この作品に対する「信者」がつくのも頷けるような出来とセンス。

センス・信者と言えば俗に言う「ジョジョ立ち」等のポージングが挙げられますが、しかしこれに関しては、とある検証動画や検証サイトを見た結果、個人的には「オリジナルの構図、ポージングでは無い」という結論に達しました(キーワード:トニー・ヴィラモンテス、アントニオ・ロペス、フランスの漫画)。
どうでもいいことかもしれませんが、そんなわけで僕は「ジョジョっぽい○○」という言い方はあまり好きではありません。

だからといってこの作品を単なる「パクリ漫画」などと一蹴するつもりは毛頭ございません。まぁ「オマージュ」なんていう良い言葉もありますし、ポーズやデザインを差し引いても十分面白い作品だからです。
ただ、(また個人的な話になりますが)荒木先生は上述したような美術作品からのオマージュ(パクリ?)に関しては、随分自信をもっておられるというか、悪く言えば罪悪感が無いというか、単行本の挿絵等から「はい、私はやってますよ」的な印象を強く受けました。
多分それは荒木先生自身に、他者の考えた作品を自分の作品に取り入れることに対する抵抗がほとんど無いからだと思われますね。
まぁ仮に「パクった」と定義しても「盗作」とまではいかないんじゃなかろうか・・・というのが僕の持論です。

長くなりましたが結局何が言いたいのかよく分かんないですね、つまりは
「作者の美的センス(一部のストーリー)はオリジナルのものではないが、それをふまえても十分夢中になれる傑作であるし、作者自身それを隠そうとしているようには思えない。だったら別に良いんじゃない?面白いし。」
ということですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-20 20:26:23] [修正:2011-07-20 20:26:23] [このレビューのURL]

8点 度胸星

なんて魅力的な漫画だろうか。

設定が面白い。
火星ではワケわかんないやつが、非現実的なことばっか起こして、一人火星に取り残された男はそれに孤独な戦いを挑んでいく。
方や地球では火星に行くため、現実的な訓練やテストが行われ、候補生たちはお互いに協力しながらそれに立ち向かっていく。

魅力的な登場人物。
目ん玉見開いてフウフウ言ってるヤクザや、お調子者だけど機転が効いてリーダー性があるやつ。挫折を味わう天才少年、もの静かで我慢強く、それでいてスゴい度胸も持ち合わせてる馬鹿正直者。

こうゆうキャラの濃いやつらを、バランスの良い位置に置き、描ききる作者はスゴい。


それがなんと打ち切りですか、キライですよヤングサンデーさん。もうないけど。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-31 09:00:40] [修正:2011-07-15 02:34:59] [このレビューのURL]

Fellows!連載作品にハズレは無い。
というのが僕の考えだったのですが、この作品はちょっと微妙でした。
数あるFellows!作品の多くに共通する「日常性」や「人間関係」といったテーマを、この作品も同様に含んでいるわけですが、あまり引き込まれるものが無かったというか・・・
この作品独特のものを感じることが出来ず、入り込めなかった。
という感じでした。

しかしこの作者の描く女性はなんというかムチッとしてますね

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-23 23:07:28] [修正:2011-07-15 02:33:26] [このレビューのURL]

読んだら幸せになれる傑作漫画。

非日常的、かつ人間的なロードムービー(この場合ムービーではなく漫画ですね)。
絵は下手・・・に見えて、これはこれで魅せるのが巧い。


・・・良い青空だ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-25 00:57:14] [修正:2011-07-15 02:32:45] [このレビューのURL]

これはもう・・・ホント好きな人はドストライクだろうし、嫌いな人はとてつもなく嫌いでしょうね。

コマからキャラクターの心理を読み取る、その雰囲気に酔いしれる・・・あぁ深い。
なんて思想はノーサンキューな作品です。

一コマ一コマが大きく、単行本一冊すぐ読み終わるので、「500円かけて買ったのにこれしか進まないのかよ!」みたいになりかねません(まぁそれがヨクサル節なんですが)。
これから読もうと思ってる人には105円の中古で買うことをお勧めします、とくに20巻以降は。

マイナス面が目立ってますが、否、僕は大好きです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-09-04 13:30:29] [修正:2011-07-08 21:35:41] [このレビューのURL]