「二軍Tシャツ」さんのページ

総レビュー数: 174レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年01月31日

生まれて初めて衝動買いをしたのがこの作品。
当時中学校2年か3年でしたかね。

当時は熱血ハチマキとでも言うのでしょうか、初期のハチマキに感情移入して読んでいましたが、高校、そしていま大学に入ってから改めて読むことで、新たな発見が逐一あり、また読み方も変わってきますね。

三巻収録、タナベの父が、ははっ!と言って頭をペンと叩くシーン。タナベの父のしわしわの顔が、一瞬若返る場面が大好きです、特に理由はなく。
いわゆる哲学的な作品なんですが、正直あんまり考えなくてもすらすら面白く読めてしまいますが、それはあまりにも勿体無い。
人間の内宇宙と外宇宙、そういったことがテーマなんでしょうかね。

いつも手の届くところに置いておき、年をとる毎に読み直したいですね。
願わくばハチマキやゴローの様な大人になりたいです。

追記:小説版も出ているので、機会があれば是非どうぞ。

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[投稿:2009-02-03 07:07:13] [修正:2015-12-31 19:04:23] [このレビューのURL]

私は本来、例えば「いつもありがとう」系の邦楽などには全く興味が無い、おろか反吐が出るタイプの人間です。

パッと見や触れ込みで判断してしまえばこの漫画もそういった類のものとして受け取られてしまいがちですが、この作品には能動的な感動の押し付けや作者の自己陶酔に近い感情は見受けられず、素直に読むことが出来ました。

エッセイ漫画ということ、且つ母親の死がテーマということで、さてどんな美談が唄われているのやらとも考えがちですが、むしろこの作品から学ぶことのほうが多く、いずれ来るであろうその時にそなえ、今自分が何をすべきか、その時をどう受け取るべきかを考える良いきっかけになったと思います。

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[投稿:2015-12-31 18:57:08] [修正:2015-12-31 18:57:08] [このレビューのURL]

物語への引き込み方が最高でした。
そこからはもう一気。
不気味とコミカル、ミステリーやバトルが気持ち良く混ざりあった超良作。

時間をテーマにした作品は読者側からするとどうもパラドックス的な問題であったり、その何でもあり感に多少の不満を抱いてしまいがちですが、この作品に限ってそんなことはありませんでした。
特殊な空間で「何が可能なのか」「その結論に至る理由は何か」という項目まで緻密に計算されております。

物語半ばから能力バトル化してしまったこと、及び最後の最後で肩透かし食らったような感じが少し残念ではありますが。

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[投稿:2015-12-10 20:51:26] [修正:2015-12-31 18:43:56] [このレビューのURL]

文句なしの名作。

ぐだぐだ説明しても、僕の表現力じゃ良さが伝わらないので、とにかく手にとって読んで下さい。そしてキッチリ最後まで読んで下さい。この作品は最後の一コマまで読んで初めて評価できる作品だと思いますので。読んだあかつきには、こう思うことでしょう「あれ?珠子どこいった?」。

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[投稿:2009-02-23 01:18:34] [修正:2015-12-10 21:04:40] [このレビューのURL]

ずいぶんと弐瓶さんの作品は分かりやすくなったなぁ・・・
嬉しいような、ちょっぴり寂しいような。
個人的にはBLAME!が一番好きなので、やっぱちょっと残念か。

しかし!
全然期待してますよ!
だって普通に面白いんだもの、先が楽しみだもの。

なんかアニメ化とか出来そうだなとか思ったり・・・

追記
完結しました。
アニメ化もしましたね。
完結後の感想としては「あっれぇー???」という感じ。随分と小さく、また御都合主義的にまとめてしまったなぁ。

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[投稿:2009-10-13 23:47:34] [修正:2015-12-10 21:01:21] [このレビューのURL]

面白いです。
正統派バトル漫画なんですが、この作者の作品の登場人物には全て愛嬌があるというか、みんな根は良いやつだし応援したくなるんですよね。
大学生みたいな奴等もいましたけど、例外的に。

画力が画力なので好みは分かれると思いますが、逆にシンプルで見やすいしその分迫力も増してるような。

気のせいと言われればそれまで。

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[投稿:2015-12-10 20:55:53] [修正:2015-12-10 20:55:53] [このレビューのURL]

このマンガがすごい受賞おめでとうございます。
なるべくしてなったという感じ。

短編集などでこれまで遺憾無く発揮されてきた「ファンタジー」や「食べる」「生活」といった要素を最高の形で組み合わせてきた作品。
テーマとして面白いというか、九井さんでしか描けないテーマだと思います。
作品中ちょこちょこ伏線を張ってるようなので、そちらにも期待したいですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-12-10 20:47:37] [修正:2015-12-10 20:47:37] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

完結後のレビューです。
ドラゴンヘッド、座敷女などで有名な望月ミネタロウさんの作品。
今作自体は「万祝」や前作「東京怪童」などの流れを汲んだ人間模様を描くある意味で「単調」な作品となっており、私個人としては大好物な作品でした。

原作は未読なのでどの程度原作に沿った展開、設定であるのかは分かりませんが、作者なりに現代版にアレンジし、各キャラクターの個性をこれでもかという程に描き切っている様は見事としか言い様がありません。
キャラクター独特の言葉遣いもそうですが、恐らく原作には無いであろう「所持品」「ファッション」の中にまでキャラの個性が見て取れるこだわりっぷり、妙にリアリティがある世界観が大変良いです。

この手の作品というのは暗黙の了解的に「絶対的に悪い人間が登場しない」のが常でありまして、各キャラクター間での微妙な意識や好意のズレから生じる人間関係における問題を如何にして描き、如何にして収束させるのかが作品の善し悪しを決するように思えますが、この点に至ってこの作品は素晴らしいの一言でした。

以下軽くネタバレですが気になったところ。

四巻の表紙にもあるように、最終的に結ばれる茂次とりつですが、案外急展開で結ばれます。個人的にはもう少しこの世界観に浸っていたかったという感じ(東京怪童のときもそうだったなぁ)。また二人が結ばれるきっかけとして「キク君」という中学男子の言動が関係してくるのですが、「いやらしい目で見られていると思ったら母親を求めていた」というオチにちょっとした強引さを感じずにはいられませんでした。
「いやいや流石にあれは中学男子に見られるエロ目線のアレだろ?」と。
そんなこんなでもう一度読み返としてみたのですが、二巻、大工の一人「クロ」が「りつ」に軽く言い寄り、その後キク君に靴を隠されるあのシーン。
最初読んだときは単純に「自分の好きなりつに言い寄るクロへの制裁」が主な理由かと思いましたが、恐らくこれはミスリーディングであり(?)、その前のシーンで「(りつから貰った服に対して)ダッセえTシャツ着てんな」と言われていることなどからも、確かに単純に「母親としてのりつ」を意識した結果の行動とも見て取ることが出来ます。流石でした。

ただ、ちょっと「りつ」をいやらしい目線で描いたコマが多すぎるかな。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-05-09 22:08:37] [修正:2015-05-09 22:24:57] [このレビューのURL]

古い作品でしょ。
だから集めるの大変でしょ。
かといって定本は高価でしょ。

なんてアナタにグーパンチ。

日本の全男子に捧げたいこの一冊。
社会に出て心が荒んでしまう前に読みましょう。
荒んでしまった後でも、読みましょう。

賛否両論あるでしょうが、9点「物事の考え方が変わったりするほどの力を持った作品」とはこういうことでしょう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-12-25 16:21:09] [修正:2015-05-09 22:20:39] [このレビューのURL]

3点 BLEACH

最初の頃は嫌いじゃない。
アクション、ビジュアル主体になってからは酷いです。

全然痛そうじゃない。我慢してるとかじゃなくて、血の出る様子とか、傷の描き方。主人公など特に。
血が「ババババババババ〜」って、音と量だけの問題かと。
要は傷や血も全てが「カッコつけ」の材料にしか見えない。

背景の無さ、コマの無駄なデカさ。
背景白いなぁ。
アクション漫画に大ゴマは大事だと思う。ただ使い過ぎてインパクトもクソも無くなっている。言うなれば絵本。

内容について。

無限能力隠してましたループ。
キャラがいちいちカッコつけた言葉を吐きたがるのですが、言ってることとやってることが矛盾している。

この作品のために、信念を持った有望な若い芽が潰されているのがちょっと信じられない。

作者がこれ以上自己陶酔する前にどっかやってしまうべき。

ナイスレビュー: 6

[投稿:2009-01-31 07:05:49] [修正:2015-05-09 22:18:53] [このレビューのURL]

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