「roi」さんのページ

総レビュー数: 34レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年05月17日

スマートなちゃんばら漫画が多い昨今、非常にスマートでないある意味時代錯誤なちゃんばら漫画。
出てくる武器は普通の日本刀から槍に弓矢、仕込み刀に鎖鎌に、果ては毒に鉄拳噛み付き頭突きに更には不死身と、もはやバーリトゥード状態。
登場人物は全員どうしようもないしがらみに縛られて雁字搦め状態の本当にどうしようもない連中ばかり。そんなどうしようもない連中がどうしようもない理由で殺し合うんだから、本当にどうしようもうない漫画なんですが、出てくる連中みんな暑苦し過ぎるほどエネルギッシュであまり悲痛さを感じさせません。
そんな暑苦しい連中とは正反対に絵柄は超美麗で、また登場人物の動きや何気ない仕草が妙に生々しかったり、台詞回しも独特であったりと、読み手を飽きさせることがありません。
不満があるとすれば槇絵さんの出番が少ないことくらいか!?

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[投稿:2005-05-20 18:48:25] [修正:2005-05-20 18:48:25] [このレビューのURL]

自分がこの漫画に魅かれたのはキャラクターの魅力やストーリーの軽快さもありますが、一番の理由は作者の作画レベルがどんどん上がっているところ。最近ではただページを眺めているだけでも幸せになれます。
不満は大事な場面での台詞が妙にしょぼかったり、あとスラムダンク世代の自分にとっては試合のペースに着いていけなくなるところでしょうか。
とは言え、現在週刊ジャンプで連載中の中では一番面白い漫画です。

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[投稿:2005-05-20 18:48:21] [修正:2005-05-20 18:48:21] [このレビューのURL]

原爆を題材とした漫画の中では唯一無比の傑作漫画にして、おそらく横山三国志と並んで学校図書館での普及率が最も高い漫画。
前半は子供が読んだらトラウマ必至のグロシーンがこれでもかこれでもかと続き、後半は主人公ゲンが様々な出来事と出会いと別れを繰り返してたくましく成長していく姿が感動的に描かれています。
作者自身が被爆者なので、入魂振りも凄まじいものがあり、おそらくこれを上回る原爆漫画(?)は決して出てくることはないでしょう。
色々な意味でアレな漫画ですが、半世紀過ぎた今でも原爆と戦争の恐ろしさを肌で感じられる反戦作品であり、苦悩と涙と笑いに溢れた若者たちの青春群像を描いた一級エンタテインメントでもあり、これからも世代を越えて読み続けられるであろう作品です。

追記:この漫画を読むに際して留意してほしいのは、作者が被爆者であるという点です。現代に生きる私たちには想像もできなような世界を生き抜いてきた人間が語る戦中・戦後という視点でみれば、問題とされる点も決してマイナス評価にはならないと思います。

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[投稿:2005-05-17 21:12:09] [修正:2005-05-17 21:12:09] [このレビューのURL]

8点 BLAME!

エンカウント率がやたらと低いRPGのような漫画。内容の殆どが“移動”です。
ちょっと敷居が高めで、読み始めは話しの進行の遅さがちょっと苦痛かも知れませんが、いつの間にかこの世界にどっぷりとはまってしまいます。
マトリックスやブレイドなど、スタイリッシュアクション映画が好きな人にはお勧め!

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[投稿:2005-05-17 20:49:14] [修正:2005-05-17 20:49:14] [このレビューのURL]

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