「yone9085」さんのページ

総レビュー数: 63レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年05月26日

10点 羊のうた

[ネタバレあり]

文句無しで傑作でしょう。
一砂と千砂の出会いから、病状の悪化、エスカレートする二人の関係、
二人を取り巻く周りの人々、そして最終回。
全てが完璧でした。他に類を見ないほどの完成度です。

何より、この漫画には「悪人」と呼べるようなキャラが一人もいません。
登場人物全員が優しく、全員が他人の為に全力を尽くします。
しかし、それでも二人の病状は快方に向かわず、
全員が苦悩し、二人を(orお互いに)救おうとします。

この作品の雰囲気は暗く、ひっそりとしているのですが、
それだけに優しさに溢れている作品だと感じました。

何よりも最終回が素晴らしいので、
冬目先生の他の作品でも気長に期待しています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-03-08 22:02:33] [修正:2006-03-08 22:02:33] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

傑作という言葉だけで語ることはできない漫画。
読者の予想を裏切る頭脳戦がこれでもかというほど何度も繰り広げられ、作者の演出力にも脱帽です。

1〜2部の「波紋」だけでも充分おもしろかったのに
3部以降に「スタンド」が出てくると他の漫画の追随を許さないほどおもしろいです。

「ゴゴゴ」「ドドド」などの『荒木流』と呼ばれる擬音も魅力のひとつで、
セリフひとつひとつも恐ろしいほどの影響力を持ち、
作中に出てくる独特のポーズにいたっては「ジョジョ立ち」と呼ばれ、もはや社会現象とまでなりつつあります。

しかし最初にこの漫画を目にした人はその独特の濃い絵に敬遠してしまう人が多いでしょう。実際自分もその一人でしたし。
しかし読んでいくにつれその絵に慣れるどころか愛着すらわいてきてしまうほどの「引力」があります。

読まないと損をするとまでは言わないけど
読んで絶対に損はないのでぜひ読んでほしい漫画です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-19 10:10:34] [修正:2006-01-28 23:07:27] [このレビューのURL]

10点 ピンポン

捜し回ってやっと読めた作品なのですが…………
非の打ち所が見つかりません。

細かい心理描写、独自の絵柄、魅力的なキャラクターとその絶妙なかけあい、試合の臨場感、
迫力ある構図、異質なセリフ回し、妙なリアリティ、完成度の高いスト−リ−構成
と、いくら誉めても誉めたりません。

本当に「漫画というメディアを超え魂を揺るがし、人生に影響する作品」だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-09-11 00:17:51] [修正:2005-09-11 00:17:51] [このレビューのURL]

このマンガを全巻読んで嫌いという人はいないはず。出てくるキャラクターは全て魅力的で絵もストーリーも素晴らしく、中だるみも全くありません。
全てのスポーツ漫画の中でも最高峰だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-11 09:07:12] [修正:2005-06-11 09:07:12] [このレビューのURL]