「カレー」さんのページ

総レビュー数: 24レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月16日

問いかけから物語が始まり、いっきに話に引き込まれてしまいました。

3巻までの「勝の幕」から、「からくり編」と「サーカス編」に物語が分かれます。

まったく雰囲気の違う二つのストーリーが絡み合い、また一つへとなっていく。

その構成のダイナミズムに圧倒されっぱなしでした。

これでもかと広げた伏線を見事に何度も回収して見せる。

さらにキャラクターも非常に魅力的で、藤田氏の描く人間の温かみに涙が止まりませんでした。

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[投稿:2010-01-16 17:03:18] [修正:2010-01-16 17:03:18] [このレビューのURL]

キャラクターの個性や心理描写。
確立された世界観。
テンポの良さ。
駆け引きや能力の応用がカギを握るバトル。
メッセージ性。

傑作。

 多くの少年漫画が絶対的悪に対して正義である主人公たちが戦闘で征伐するという勧善懲悪の体裁をとっているのに対して、戦闘が本質的要素でないところも素晴らしいと思う。

ハンターという職や念をとおして現代を生きる我々に必要な多くのことを教えてくれる作品。



小学生の頃の私は「燃え」ることが難しいヨークシン編をつまらないと感じたが、今読み返すとハンター×ハンターを名作たらしめるものこそヨークシン編だと思う。

登場するキャラクター達の様々な立場から緊迫した街の様子を見ていく表現はこれまでのゴン中心のものと大きく異なる。

少年漫画として「燃え」を重視するならば、幻影旅団を非常な悪の集団として描ききれば良いのだがそうはしない。

ゴンが憤りを感じるように、読者も考えさせられる展開が待っている。

クラピカと旅団の大激突をほのめかす「予言」を見せたうえで、緊張感ある展開に持っていく。


そして緊張がとかれたと思った矢先のパクノダの劇的な死の衝撃は計り知れない。


蟻編に関して私は以下の2つに注目して読んでいる。
1、ゴンの心情
2、王の思考

1のゴンに関して言えば、ヨークシンでのクラピカと近い立場であると言えるように思う。クラピカは一族の仇である旅団の人間的部分に触れ、揺れる(センリツの台詞より)。ゴンもまたネフェルピトーという絶対に許せない存在への憎しみを糧に成長し、現在ピトーがコムギを命懸けで治療する様を見ている。キルアとの今後の関係を含め目が離せない。

 2として王は旅団と同じく完全悪でない。むしろ成長した今は様々な利害関係のあるハンター側より正しいようにすら思える。人類は歴史上戦争で多くの血を流し、そのうえで戦争の代わりとして話し合いでの解決を求めるようになる。しかし、話し合いでの解決を目指すのが王で、戦いを望むのがネテロである。この二人の戦闘の結末も非常に興味深い。


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[投稿:2010-01-16 16:41:47] [修正:2010-01-16 17:00:37] [このレビューのURL]

8点 レベルE

冨樫の最高傑作。


野球部失踪事件は本領発揮だと思います。

普通に読んでても面白いですが、注意深く読んでいくと事件の「犯人」がわかるように書いてあります。

衣服の汚れ、肌の色、背番号、上下関係。

さりげなくヒントを絵やセリフの中に溶け込ませています。

これこそ漫画だと思いました。


何度も読者の想像の上をいく超展開(いい意味で)。


きっと読者を満足させてくれる作品だと思います。

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[投稿:2010-01-16 16:31:02] [修正:2010-01-16 16:31:02] [このレビューのURL]

9点 SLAM DUNK

最高のスポーツ漫画だと思っています。

涙が止まりませんでした。

バスケットを通して人間として成長をしていくキャラクター達。

彼らの言葉には出さない信頼関係を見せつけられ羨ましくもあります。



「漫画喫茶でバスケット観戦」をするとタイムマシーンで高校時代に戻って、入部届けを出したくなること間違いありません。

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[投稿:2010-01-16 16:21:26] [修正:2010-01-16 16:21:26] [このレビューのURL]

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