「カレー」さんのページ
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慶應大学法学部政治学科2年。
法学部なのに法律に興味がなく、哲学や文学が好きです。
今まで漫画は200作品以上、計数千冊。
大学生になってひたすら漫画読んでいたら、数をこなし良い作品と出会えたことで、良いものと悪いものがわかるようになりました。
好き勝手書きたいと思います。

4点 金色のガッシュ!!
熱い少年漫画。
子供向けであり、長すぎる印象も受ける。
「感動させてやる」という雰囲気を前面に押し出しているが、いかんせん子供向けなので再読するまでの価値はない。
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[投稿:2010-01-17 13:03:25] [修正:2010-01-17 13:03:25] [このレビューのURL]
7点 うえきの法則
近年珍しい面白い王道少年漫画。
能力の応用でバトルをしていく様が良い。
後半はインフレにもなるのだが、それでも少年漫画らしく熱く盛り上げ綺麗に終焉を迎えた。
「才能」を主眼としたバトルだが結局は努力に限るのだろう。
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[投稿:2010-01-17 12:57:36] [修正:2010-01-17 12:57:36] [このレビューのURL]
7点 エルフェンリート
絵が非常に残念だが、読者の想像を上回る展開をスピード感をもってみせてくれる。
以下アニメ公式サイトの監督のコメントを引用。
●「誰しも救いは、求めている。」……神戸守(監督)
コウタはどうして、ルーシーの角をカッコイイといったのだろう?
あまりにも平凡な自分と違って、他人と違う部分を持っていることに羨ましくなったのだろうか?
それともコウタも苛められていて、同じように苛められているルーシーに直感的に共感を覚えたのだろうか?
ルーシーは苛めの原因の角を褒められて、怒りと安堵も得たのではないだろうか?
そしてコウタとの思い出が唯一の救い、癒しになっているのではないだろうか?
一人の人間の中でこれらのことは複雑に絡みあっている。
平凡であることへの劣等感。
他人との違いによる劣等感。
同じ境遇の者への親近感。
そして、救い。
この作品は表面的にはお色気、ラブコメ、バイオレンスだが、本質は差別と救いであろう。
社会問題にもなっている苛め、つまり差別はこの作品の中に詰まっている。
誰しも救いは求めている。
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[投稿:2010-01-17 12:45:23] [修正:2010-01-17 12:45:23] [このレビューのURL]
7点 最終兵器彼女
セカイ系の代表作。
その世界観をほとんど読者は知ることが出来ません。
そうすることで一般人である無力な主人公に読者を近づけているため、非常に巧みな表現方法の一つです。
「セカイ系」そのものへの批判はポップス好きでメタルを理解できない人が、メタルそのものを馬鹿にするようなものなので、気にしないでください。
戦争というスケールの大きな極限状態の中、それでも必死に恋愛をして生きる10代のひたむきさ。
僕の中ではこの一言です。
たった一回のSEXがこんなにも大切に描かれている。
性と向き合うということは、自我の確立や大人への成長の中で必須条件だと思います。
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[投稿:2010-01-17 12:22:31] [修正:2010-01-17 12:22:31] [このレビューのURL]
8点 タッチ
歴史をかえた野球漫画です。
スポ根至上主義のスポーツ漫画界に一風を巻き起こし、後続に多大な影響を与えた歴史に残る作品。
その人間ドラマは有名すぎるくらいでしょう。
本格スポーツ漫画好きには肌に合わない作品だと思いますが、素晴らしい名作です。
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[投稿:2010-01-16 18:06:34] [修正:2010-01-16 18:06:34] [このレビューのURL]
8点 ドラゴンボール
高い画力でスピード感ある展開に魅せられっぱなしでした。
インフレもありましたが、この作品についてはさほど問題でもない気がします。
高い壁が現れるたびに努力し自分を磨いて、壁を乗り越える。
そこに限界などないのです。
「サタン」という悪魔の名をもつキャラクターが神すら弱い世界で、ギャグ担当のような役割を果たし、それでも世界を救う様には深く考えさせられました。
フリーザ編の素晴らしさも知っていますが、勧善懲悪ではない側面を見せたブゥ編の意義も忘れてはいけないと思います。
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[投稿:2010-01-16 18:01:05] [修正:2010-01-16 18:01:05] [このレビューのURL]
8点 ピンポン
間違いない名作です。
心に響く作品でした。
才能や努力、愛について考えさせられました。
挫折を知り、現実と向き合ったあと自分になにが出来るだろうか。
本当の「強さ」ってこういうことだと思います。
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[投稿:2010-01-16 17:42:43] [修正:2010-01-16 17:42:43] [このレビューのURL]
10点 HELLSING
20世紀末のヨーロッパを舞台にした吸血鬼ガンアクション。
狂気という言葉がふさわしいような作品。
世界史好きやブラムストーカーの「ドラキュラ」を読んでいるとなお楽しめるであろう。
以下ネタばれ含む。
まず吸血鬼を人間が利用するという図がたまらない。
「吸血鬼=悪、人間に害をなすもの」
→「正義たる主人公が人類のために勧善懲悪する」
というイメージが完璧に崩壊している。
そう恐ろしいのは人間の欲である。
劇中では「人間」、「狗」、「化物」という言葉が対比的要素として用いられる。
「狗」とは自分で考えることをせず、他者に従い行動するものであろう。「化物」は人間であることに耐えられなかった弱い者。
つまり「人間」とは自らの弱さを受け入れながら、自律し自分の意志で行動する者のことを指すのではないだろうか。
それゆえの「化物を倒すのはいつだって人間だ」なのであろう。
また吸血に関する考察が印象的であった。
「他者との命の共合 生命の融合 精神の統合 吸血鬼の本質」
(9巻、少佐の台詞より)
この漫画の世界では吸血鬼の繁殖は処女と童貞が血液を吸われた時に起こるらしいが、私は初読時なぜ処女と童貞に限定されるのか理解できなかった。
しかし吸血の本質が他者との融合であるという説明で納得することができた。
吸血にはエロスがある。
それも他者との融合に関わるのだろう。
英国教会とローマカトリック、ナチスのみつどもえの戦争。
ナチスが第一次大戦を彷彿させるように飛行船でイギリスに攻撃を仕掛けるシーン。
ドラキュラ伝説の串刺し公を連想させるようなシーン。
非常に満足。
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[投稿:2010-01-16 17:28:42] [修正:2010-01-16 17:28:42] [このレビューのURL]
8点 ベルセルク
王道といわれる「剣と魔法」のファンタジーのジャンルの傑作。
広大な世界観と高い画力で細部まで描きこまれた絵に圧倒されます。
とりあえず読んでほしい作品の一つです。
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[投稿:2010-01-16 17:25:01] [修正:2010-01-16 17:25:01] [このレビューのURL]
8点 よつばと!
独特のコマの使い方が秀逸で表現力が卓越しています。
一巻のキャッチコピーに
「いつでも今日が、いちばん楽しい日。」
とありますが、まさしく日常の何げない風景を切っとってその素晴らしさを教えてくれる作品です。
とーちゃんの台詞の
「あいつはなんでも楽しめるからな。よつばは無敵だ。」
この一言がこの漫画をよく表していると思います。
よく同系列として捉えられるARIAとの比較をここでしてみます。
ARIAはヴェネツィアであったり、日本の田舎風景であったりの美しさを切り取ったりする回も多くのんびりした雰囲気からスローライフ的価値観の素晴らしさを伝えています。
ARIAのこの美しさは幻想的美しさであり、涙するほどに美しいけれども私たちが生活する21世紀の日本とは大きく異なっています。
対してよつばとは、よつばこそ非現実的存在ですが他の登場人物や舞台は身近です。
どこかありそうな世界で、あくまで登場人物たちの触れ合いを描いていく。
丁寧に細かく書き込まれていて、その人間の温かみを十二分に楽しむことができる傑作です。
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[投稿:2010-01-16 17:13:40] [修正:2010-01-16 17:13:40] [このレビューのURL]